オールドレンズとリアコンで行くマクロ世界の旅　比較編

前回の記事は途中で寝落ちしてしまい、中途半端に上げてしまったので補完の意味を兼ねてリアコンと数種類のレンズで10円玉を撮り比べてみた。と、今回も途中で寝てしまった、誤字脱字は確認したのだけども間違いあったら申し訳ない。

SMC A 35-70mm F4
SMC M 50mm F1.7
TAMRON SP AF 70-300mm macro A17
SIGMA 18-35mm F1.8

上記4点を撮り比べた。SIGMA 18-35mm F1.8以外は絞りリングが付いているのでF値を5.6+リアコン効果程度に絞っている。

撮影は最短撮影距離からリアコンバーターを装着した状態でMFでピントを合わせてシャッターをきる。

SMC A 35-70mm F4 (F11 70*2mm ISO100)

　2倍で焦点距離が140mmの等倍マクロレンズとなる。140mmはちょっと長いか？と思いきや、かなり寄って撮影するので恐らく植物用になる。ピントの山は見やすい。フォーカスリングが相当軽く回るので、微調整は実施しづらい。リアコン付けなくても、35-70mmと言う焦点距離は非常に使いやすい。最近買ったレンズだが、これは使用頻度が高くなりそうな焦点距離と使いやすさ。同じ焦点距離のTOKINA35-70mmがあるが、こちらは最短撮影距離が40センチとちょっと開くためマクロとして使いにくい。

TAMRON AF 70-300mm F4-5.6 (F11 300*2mm ISO100)

　TAMRONの70-300mmを２倍して600mmにすると手ブレが酷すぎてフレームに被写体を収めるのに苦労する。ファインダー覗いてると酔うと思う（笑）マクロで600mmをつかうのであれば、70mm側からジワリと詰めていこう。しかし、これはマクロで使うというよりも野鳥や飛行機などを撮るための焦点距離だ。MFなので動体は相当苦労しそうだけど…。

SMC M 50mm F1.7 (F11 ISO100)

天下の安標準レンズが倍の焦点距離で100ｍｍとなった。スナップから望遠へ変わり、また違った使い方を楽しむことができる。しかし、被写体に対してMFでは面倒なピント合わせの距離が多いと思うので快適な撮影は難しそうだ。

SIGMA 18-35mm F1.8 (35*2mm F1.8)

絞りリングが無いので、常時開放での使用となる。また、MFでのピント合わせは被写界深度が低いのでシビア。ビシっと決まればリアコン付けていても解像してくれる。が、これお50mmF1.7と同じようにピントの合わせづらい距離での撮影が多いと思う。

４種類で使って感じたことはMFで対応出来るのはマクロから近景まで。遠景は何度か撮影して確認しないと、帰ってみてみたらボケてるなんてこがあると思う。F値がかなり暗くなるので手ブレの対策をするか、照明を準備しないとマクロでも使いにくい。

気軽に等倍マクロを楽しむ分にはリアコンとハーフマクロレンズ（絞りリングのついているレンズが良い）をMFで探せば3000?5000円くらいで等倍マクロのシステムを組むことが出来る。

等倍マクロで望遠F2.8のレンズはやはり便利だ。明るさを利用したシャッタスピードの有利性は安く組むお手軽等倍レンズでは覆らない。お手軽等倍マクロを体験して、よく使う焦点距離や撮影距離ならば改めてマクロレンズの購入を考えよう。また、等倍マクロレンズにおいてリアコンの使用、2倍マクロレンズの世界も楽しむ事が出来る（笑

レンズ沼の深淵は想像以上に奥が深そうだ…。
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お買い得情報

現状で目をつけている第一候補がPENTAX-D FA 100mm macro F2.8 WRだ。なんと言っても防滴機能。現状で18-135mmしか防滴レンズが無いので、雨天・雪の日に撮りに出かけると面白みに欠ける。特に雨上がりに雫が付いた花弁などを撮りたい場合はやはりWR付きのレンズが心強い。新品で4万4千円ほど。クイックシフト・フォーカス・システムでAF後にピントを追い込む事が出来るのは楽しそうだ。下記は楽天市場での最安値販売店だ。中古ではおよそ3万円くらいの相場。

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次に目星を付けているのがTAMRONのSP AF 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 Model272Eだ。知ってる人は知っているマクロの銘玉。そこまで高く無い、DFA100mmより1万くらい安い。クイックシフト・フォーカス・システムや防滴が必要無ければこっちで間違いないだろう。しかしそのWRとクイックシフト・フォーカス・システムが欲しかったりする。1万円の差は大きいな…。