【評価･作例】4Kフォトと空間認識AFが光る『LUMIX DMC-G7』

ミラーレス一眼カメラの元祖Gシリーズの第7世代。

従来の丸みを帯びたフォルムから一転、角ばった無骨なボディへと変化した。質実剛健という言葉がぴったり来るカメラで、飾りっ気は無いが、電子ダイヤルを2基搭載して4KPHOTOモードを本格的に実装。上級機の様な操作性と、4KPHOTOによる豊かなシャッターチャンスを得ることが出来るモデルへと昇華した。

さらにモードダイヤルに加えてドライブダイヤルを独立して搭載。この他にもFnボタンが物理ボタンとして6箇所、タッチパネル右側に表示出来る5箇所を加えて11項目ものクイックアクセスが可能な仕様となっている。

また、電子ビューファインダーは換算0.7倍の倍率で236万ドットと高精細。背面液晶はバリアングル液晶と使い勝手が宜しい。

オートフォーカスには上級機に搭載されていたパナソニック独自の「空間認識AF」を実装し高速AFを実現。防塵防滴仕様で無い点を除けば全てにおいて高水準で纏まっているモデルと言える。

従来のGシリーズは決め手に欠けてイマイチ購入至る決定打に欠けていたが、この機種は「パナソニックも遂にここまで来たか！」と感じさせてくれる1台に仕上がっている。