- 2017.4.7:参考動画においてAFセッティングと4:2:2 10bit 4K UHD in シアトルを追加しました。
- 2017.4.2:レビューと動画を部分的に追加しました。やはり動画関係のレビューが多いですね、静止画について細かいrビューはまだ少ない印象を受けます。
- 2017.3.27:国内のユーザーレビューが挙がってきているので当ページの更新を再開しました。
- 2017.2.18:DPREVIEWによるファーストインプレッションを部分的に追加
- 2017.2.18:日経トレンディネットの6K PHOTOレビューと参考動画をいくつか追加しました。
- 2017.2.18:ページを公開、ePHOTOzineのエキスパートレビューを一部抄訳しました。今後はこちらで各種レビューをまとめていきます。E-M1 Mark IIと比べて動画掲載数が多いのでページが重いかもしれません。
カメラ外装・操作性・UI
ボディ
全体
- 外装の大部分はマットな黒塗りのプラスチック素材で左右の手にかかる部分はゴムコーティングが施されている。(PhotographyBlog)
モニタ
- GH4の有機ELには違和感を覚えたが、GH5の液晶は高精細でサイズも大きく確認し易い。(国内ユーザー)
グリップ
- ハンドグリップはかなり大きくなっているので、より優れたグリップ性を発揮します。(ePHOTOzine)
- GH4よりも大きく、良好だ。重量差も思ったほど気にならない(国内ユーザー)
バッテリー
- GH4と比べて1/2-2/3程度の持続時間。ただし、GH4のバッテリー持ちが良かったというのも考慮を。(国内ユーザー)
- GH4と比べて消耗が速い。特に4K60pや6Kフォトを使うと激しいが、妥協出来る範囲内。GH4とバッテリーを共用できるのは良い。(国内ユーザー)
- 動画利用時にはGH4と比べて6割程度の持続時間。
携帯性
- GH4よりもおよそ13%ほど大きくなっており、APS-Cのミドルクラス一眼レフ並みだ。しかし、Leica12-60mmを見ればわかるようにシステムとしては非常に小さくまとめられている。(PhotographyBlog)
- それなりにボディは重たいが、ラージフォーマットと比べてレンズを含めたシステムの重さでは差が出る(国内ユーザー)
その他・拡張機能
- ボックス内にケーブルリテーナが付属しているので、撮影中の危険性が減少するばかりでなく、ケーブルの緩みやソケットの破損リスクが大幅に低下します。(DPREVIEW)
- スチルカメラで動画を撮影する場合の課題の一つに高度な録音方法があります。GH4はオプションのYAGHユニットでこれを解決していましたが、それは2000ドルのコストが必要です。GH5では合理的な妥協策を提案しており、DMW-XLR1マイクアクセサリーで2つのXLR入力、プロビデオカメラに見られるスイッチとダイヤル、96kHz/24bitのサウンド記録が可能です。(DPREVIEW)
- GH4ユーザーを喜ばせる可能性のある、同じバッテリーとメディアタイプを使用可能です。(DPREVIEW)
ファインダー
- とても見やすく、眼鏡着用でも四隅がケラれない(国内ユーザー)
- 最も直観的なファインダーです。1280×960ピクセルの解像度で提供できるため、GH4と比べて25%向上します。これは動画撮影にはあまり大きなメリットでは無いと感じるかもしれませんが、手持ち撮影をより安定させるためにファインダーを利用する時に便利です。(DPREVIEW)
操作性
ボタン・ダイヤル
- 再生ボタンは右側が良かった(国内ユーザー)
- ジョイスティックによるAFフレームの操作はタッチパッドAFよりも良い(国内ユーザー)
- WBボタンが僅かにかさ上げ、ISOボタンにはドット、露出調整は僅かにへこんでおり、録画ボタンは大きくデザインされていたりと目視で確認しなくても判断できる巧みな設計(ePHOTOzine)
- ボタン・ダイヤル配置はよく考えられており、グリップを握った際にフロント・リアダイヤルにしっかりと指がかかるようにデザインされている(ePHOTOzine)
メニュー
- 従来機よりも設定項目が多いので、探すのに苦労する(国内ユーザー)
- 改善されており、スクロール量を減らすことが出来る(ePHOTOzine)
- メニュー画面でグレーアウトしている項目はその理由が表示されます(ePHOTOzine)
- GH5のインターフェースは大きく改善されています。それでも既存のユーザーはすぐに撮影を開始できます。ユーザーが最も活用する機能に素早くアクセスできる「マイメニュー」タブが追加されました。これらはSDカードに記録できるため、カメラを切替るたびにカスタマイズを繰り返す必要がありません。(DPREVIEW)
その他
- 電源投入からスタンバイまでは1秒未満という素晴らしい結果だ。(PhotographyBlog)
実写
描写性能(全般)
- G8と比べてモアレが少ない(国内ユーザー)
- 電子シャッターによる歪みの影響が少ない(国内ユーザー)
- レンズ補正は自動的に適用されるので歪曲は非常に良好に補正される(ePHOTOzine)
- CAMERA LABSによる自由作例
AF
- 静止画は良好だが、動画撮影においてはGH4から劇的な変化はない(国内ユーザー)
- シングルポイントを使った場合、縦位置と横位置が別になる(国内ユーザー)
- α6300の方が良好だが、GH5もかなり改善されている。GH4と比べてウォブリングも軽減されており、低速で動く被写体には問題なく使えるレベル(国内ユーザー)
ホワイトバランス
- AWBの使い勝手は良好(国内ユーザー)
- タングステンと蛍光灯が混在している場合に便利なAWB:Coolが存在する(ePHOTOzine)
- 蛍光灯のプリセットがありませんが、AWBは蛍光灯下で良好に作動します(ePHOTOzine)
手ぶれ補正
- E-M1 Mark IIほどの効き目では無いが、動画撮影時にパンなどで違和感のない操作が可能(国内ユーザー)
高感度性能
- ノイズフリーな感度は100-1600の間で、ISO3200からノイズが発生し始める。ISO6400とISO12800は目に見えるノイズでディテールが損失するが、最も高いISO25600の感度では実際よりも遥かに優れている。(PhotographyBlog)
- GH4よりも明らかに向上している(国内ユーザー)
- 画素数が増えているにも関わらず、高感度ノイズへの影響は感じられない(国内ユーザー)
- ISO100?1600までのノイズ性能は非常に良好。ISO3200で低下しますが、まだ実用的な画質です。使用用途に応じてISO6400でもまだいい結果を出す可能性が残っています。(ePHOTOzine)
- ノイズリダクションが強めであり、この結果はEOS M5やE-M1 Mark IIとはまったく異なる結果だ(ePHOTOzine)
- ISO 3200?6400以上のノイズ性能はDMC-GX8に似ています(ePHOTOzine)
- ePHOTOzineによる感度別の作例(元データ ダウンロード可能)*Ver 0.5ベータ機
- Optyczne.plによる感度別の作例(元データ ダウンロード可能)*Ver 0.4ベータ機
- IMAGING RESOURCEによる感度別の作例(元データ ダウンロード可能) *Ver 0.5ベータ機
6K・4K PHOTO
- 動画からの切り出しとは思えない描写。これは写真切り出しに使うフレームの前後にあるフレーム情報を合成して高画質化(ポストリファイン機能)を図っているためだ。(日経トレンディネット)
- 高感度撮影時は「時空間ノイズリダクション」による高感度ノイズの低減効果が見込める。ISO12800のような超高感度撮影時に明確なノイズ低下が見られた(日経トレンディネット)
- GH5の6K PHOTOは全画素読み出しによる動画切り出しであり、従来の4K PHOTOのようにクロップされて画角の変化が無い点は素晴らしく、広角レンズで特に恩恵を受ける。(日経トレンディネット)
- 静止画と6K PHOTOの比較(日経トレンディネット)
静止画 元データ/6K PHOTO 元データ - バッテリーの消耗が激しく、USB充電が不可能であるため予備バッテリーは準備しておきたい(日経トレンディネット)
- SDカードへの書き込み時間が長いため、テンポの良い撮影をするためには高速書き込みに対応したメディアを用意しておいた方が良い(日経トレンディネット)
動画
動画に関するレビュー
- GH5の動画機能は豊富で、この市場では最も動画に対応する機能が付いたレンズが多いカメラだ(PhotographyBlog)
- AFは高速で移動する被写体を追従するのは難しい、ゆっくり移動している被写体なら追従(国内ユーザー)
- コンシューマー用のカメラでこれだけの機能がこのサイズに収まっているのは重要(国内ユーザー)
- フォーカシングが電子制御であるマイクロフォーサーズレンズにとって、フォーカストランジションの効果は高い。雲台やスライダー併用時のフォーカス送りが劇的に改善される。(国内ユーザー)
- 全画素読出しとなって解像度・感度・ローリングシャッターによる歪み軽減など全体的にGH4より向上している。(国内ユーザー)
- GH4も良好な画質だったが、更に高画質になった。10bit素材を使った時のトーンが歴然。カラコレ時のパンディング耐性が高い(国内ユーザー)
- 4K60pが可能な一眼カメラは大変貴重(国内ユーザー)
- 4K 4:2:2 10bitを編集する環境が限定的(国内ユーザー)
- ちょっとしたことですが、大歓迎の一つです。GH5ではマニュアルモードでオートISOで撮影できる機能が追加されました。(DPREVIEW)
- GH4が提供していた印象的な機能を超えています。例えば波形モニタやベクトルスコープを表示する事ができます。ビデオ業界で視覚化できるこの機能はハイブリッドなカメラでは初めて見た歓迎すべき進化です。(DPREVIEW)
カメラ解説
PhotoJoseph:動画撮影におけるAFセッティング
ePHOTzine:シャッター音確認
ePHOTOzine:メニューリスト一覧
動画実写
DPREVIEW:シアトルにて4:2:2 10bit 4K UHD
V-log 参考その1
V-log 参考その2
https://www.youtube.com/watch?v=P8272IB36Ms&feature=youtu.be
?EX tere Conversion
High ISO TEST
ISO性能:GH5とGH4の比較
AF性能:GH5とGH4の比較
ePHOTOzine:手持ち4K 60p
GH5 可変フレームレート 96fps・120fps
Newsshooter:スピードブースターで18-35mm F1.8 Artを装着
総評
ePHOTOzine:動画制作で選ぶべきツールの一つ
- 静止画・動画でメリットをもたらす5軸手ぶれ補正
- 2000万画素センサー
- 6KPHOTO・4K PHOTOの機能向上による30fps以上での無制限連写
- 満足いく画質:ディテール再現と「クール」設定のAWB
X-T2やα6500、D500などのAPS-C 2400万画素ほど高ISO性能はありませんが、ISO3200?6400においても実用的な画質です。しかし、残念なことにJPEG画質はE-M1 Mark IIのノイズ性能に匹敵するものではありません。(RAW現像で同様の結果は出るかもしれない)
GH5は動画機能の守備範囲が広がっており、BBCなどの放送局では既に使われています。マイクロフォーサーズシステムは4K動画に最適であり、FF・APS-Cシステムを使うよりもはるかに小型であることを意味します。AmazonプライムのグランドツアーをUHDの解像度で見ているとパナソニックLUMIXカメラが車のウィンドウに反射して写っています(この動画撮影にも使われています)。
ビデオ制作を行う場合にGH5は主だった選択肢の一つです。静止画を必要としているのであればE-M1 Mark IIを使用する方が良いでしょう。
長所
- 無制限 CINE 4K
- 高速動画撮影 180fps
- 素晴らしい画質
- AWB COOL
- 豊富な小型レンズを用意している
- デュアルSDカードスロット
- 大型で高解像のEVF
- 3.2インチ タッチスクリーン
- 防塵防滴
- メニューシステムの改善
- ファームウェアアップデートの予定
- 410-1000枚のバッテリー寿命
- 静かなシャッター音
短所
- マイクロフォーサーズとしてはかなり大きい
- USB充電機能なし
- 内蔵フラッシュなし
購入早見表
ボディ
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