2024年12月5日付で公開されたコシナの特許出願をピックアップ。「ULTRON 27mm F2」用と思われる光学系を掲載しています。
概要
- 【公開番号】P2024167569
- 【公開日】2024-12-04
- 【発明の名称】光学レンズ系
- 【出願日】2023-05-22
- 【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年5月15日に株式会社コシナのウェブサイトにて発明を公開
- 【出願人】
【識別番号】391044915
【氏名又は名称】株式会社コシナ- 【課題】光軸方向に配置されるレンズ枚数やレンズ間の空間部を減らして小型軽量化を図り、諸収差を補正して光学性能が維持できる光学レンズ系を提供する。
- 【背景技術】
【0002】
一般に、写真及びビデオ撮影用機器等に用いられるレンズ交換式カメラ用レンズは、小型化を促進すると部品加工誤差が大きくなり、光学性能が低下し、製造難易度が高くなるなどの問題が発生する。- 【0006】
しかしながら、特許文献1,2に開示された光学レンズ系は、第1レンズ群~第3レンズ群を備えており、全体のレンズ枚数が多いうえに、第2レンズ群が光軸に沿って物体側に移動可能なインナーフォーカス方式が採用されているため、鏡筒内に多数のレンズ保持枠が必要となり大型化と重量化が進行する。
また、特許文献1,2に開示された光学レンズ系は、最も像に近い側に配置されるレンズが正レンズであるため、バックフォーカスが長くなり易く、光軸方向にレンズ系の長さを短縮し難い構成となっている。実施例1
- 焦点距離:27.20
- F値:2.04
- 画角:53.6
小型軽量にも関わらず、富士フイルム「XF27mmF2.8 R WR」よりも1段明るい27mm単焦点レンズ。MF限定ながら電子接点を搭載しているので、カメラ側のアシストやレンズ情報の記録などが容易。このクラスとしては販売価格はやや高めですが面白い選択肢。
最近ではコンパクトな「X-M5」が登場したので組み合わせるとコンパクトなカメラシステムとなりそう。とはいえ、104万ドットの背面モニターのみであるため、MF限定のピント合わせが辛いと感じるかもしれませんが…。
コシナ Voigtlander ULTRON 27mm F2 最新情報まとめ
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レンズの仕様
レンズの仕様 | |||
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発売日 | 2023年6月 | 初値 | |
マウント | X | 最短撮影距離 | 0.25m |
フォーマット | APS-C | 最大撮影倍率 | 1:6.7 |
焦点距離 | 27mm | フィルター径 | 43mm |
レンズ構成 | 4群6枚 | 手ぶれ補正 | - |
開放絞り | F2 | テレコン | - |
最小絞り | F22 | コーティング | 不明 |
絞り羽根 | 10枚 | ||
サイズ・重量など | |||
サイズ | φ59.3×23.5mm | 防塵防滴 | - |
重量 | 120g | AF | MF限定 |
その他 | 絞りリング・電子接点 |
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