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キヤノン「14-30mm F4-6.3 PZ」「20-50mm F4-5.6 PZ」のような光学系の特許出願

2024年11月28日付けでキヤノン気になる特許出願が公開。インナーズーム・パワーズームを想定したフルサイズ・APS-C用の広角ズームレンズのような実施例を複数掲載しています。

概要

  • 【公開番号】P2024166408
  • 【公開日】2024-11-28
  • 【発明の名称】光学装置及び撮像装置
  • 【出願日】2024-09-20
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】光学系に含まれるレンズ群を移動させるための駆動部を適切に制御可能な光学装置を提供すること。
  • 【背景技術】
    【0002】
    従来、小型軽量なズームレンズとして、物体側から像側へ順に配置された、負、正、負、正の屈折力の第1乃至第4レンズ群からなり、ズーミング及びフォーカシングに際して第1及び第4レンズ群が不動であるズームレンズが提案されている(特許文献1参照)。
  • 【0004】
    特許文献1のズームレンズでは、第2レンズ群は変倍時に移動するズーム群であり、第3レンズ群は合焦時に移動するフォーカス群である。通常、ズーム群である第2レンズ群の質量は、フォーカス群である第3レンズ群の質量よりも大きくなる。特許文献1のズームレンズを制御する際に例えば、質量が大きい第2レンズ群を移動させるためのステッピングモータをオープンループ制御によって制御した場合、ステッピングモータが脱調する可能性がある。脱調を抑制するために、高トルクのステッピングモータを使用し、駆動トルクを大きくすると、消費電力が大きくなったり、駆動音が大きくなったりする。また、質量が小さい第3レンズ群を移動させるためのステッピングモータをフィードバック制御によって制御した場合、消費電力が必要以上に大きくなる恐れがある。しかしながら、特許文献1には、第2レンズ群と第3レンズ群を移動させるための駆動部の制御方法については開示されていない。

実施例1

  • 焦点距離:14.40-29.10
  • F値:4.10-6.40
  • 半画角:43.4-25.1
  • 全長:75.06
  • バックフォーカス:11.78

実施例3

  • 焦点距離:12.40-29.10
  • F値:4.10-6.40
  • 半画角:47.9-25.2
  • 全長:82.67
  • バックフォーカス:11.71

実施例5

  • 焦点距離:20.60-48.50
  • F値:4.10-5.88
  • 半画角:46.4-24.2
  • 全長:106.52
  • バックフォーカス:19.41

複数のレンズ群をそれぞれモーター制御する電動式式の広角寄り標準ズームレンズを想定しているようです。以前にも似たような特許を出願しており、将来的に駆動系を内蔵したパワーズームレンズを検討しているのかもしれませんね。(現在は外付けパワーズームアダプター対応レンズのみ)

競合他社も入手しやすいパワーズームレンズを複数投入しており、キヤノンもこの需要に応えようとしているのでしょうか?

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