このページではキヤノンの一眼レフ用交換レンズ「EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM」の遠景解像性能についてテストとレビューを掲載しています。
遠景解像テスト
撮影環境
- EOS 90D
- EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM
- Leofoto LS-283CM+LH-30
- セルフタイマー+電子シャッターで振動防止
- C-RAW
- ISO100固定で絞り値を変化

実写作例
結果は近接解像と同じく、絞り開放から隅まで非常に安定した解像性能を発揮。絞り開放のF2.8のみ、周辺減光と僅かな倍率色収差でマイクロコントラストが低くなっていますが非点収差のような像の流れはありません。
F4まで絞ると周辺減光はほぼ改善、F5.6?F8でも画質はほぼ変化せずピークを維持しています。
F11まで絞ると回折によりマイクロコントラストが僅かに低下しますが、依然として非常に実用的な画質と言えるでしょう。
F16?F22では回折の影響がさらに強くなります。3250万画素の高解像を活かしたいのであれば、デジタルレンズオプティマイザなどで回折補正を有効にしておく必要があります(体感で0.5?1段程度の改善効果はありそう)。

デジタルレンズオプティマイザの効果
EOS 90DにEOS Utilityで「EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM」のレンズデータを登録してボディ内デジタルレンズオプティマイザに対応させました。この状態で出力したJPEGとAdobe Lightroom CCで編集せずに現像したJPEGを比較。
F11?F16は回折補正を適用することで実用的な画質を維持しているように見えます。F11~F16まで絞りつつ、3250万画素を活かすのであればボディ出力のJPEG、もしくは純正ソフト「Digital Photo Professional 4」でデジタルレンズオプティマイザを活用するのがおススメ。
F22は回折補正で改善されていますが、回復量には限界があるように見えます。
F11


F16


F22


雑感
3250万画素を活かすことが出来る貴重なEF-S純正レンズ。一見するとLEDライト付きのイロモノレンズですが、実力も伴っているようです。周辺減光が少し目に付くものの、絞り開放から全く問題の無いパフォーマンスは凄い。
絞り開放がF2.8なので明るい単焦点ではありません。しかし、接写から遠景まで安定した高い解像性能を発揮する便利なレンズです。個人的にはEOS Mシリーズで使う際も「EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM」では無く、アダプター経由で使うことが出来るこのレンズをおススメしたいところ。
今回使用した機材
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| EOS 90D EF-S18-135 IS USM レンズキット | |||
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