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キヤノン EOS R5 Mark II レビューVol.2 ドライブ編

キヤノン「EOS R5 Mark II」のレビュー第二弾 ドライブ編を公開。実際に30fpsの高速連続撮影や、引っ掛かりがあるバッファ、便利な撮影速度調整機能など。

簡単なまとめ

前モデルに引き続き、高解像ながら高速連写が可能なカメラです。いくつか気になる点はあるものの、実写で不足を感じる機会はそう多くないのではと思います。クロップにも耐えうる解像性能を備えた高速連写モデルが必要であれば、面白い選択肢になることでしょう。

正直に言うと、前モデル EOS R5も一般的なフルサイズCMOSセンサーのカメラとしては十分以上に高速な連続撮影速度とローリングシャッターを実現しています。書き込み速度の高速なCFexpres 2.0 Type Bにも対応しており、コンシューマー用の高解像カメラとして必要十分なパフォーマンス。(ドライブ編の観点から)無理してR5 Mark IIに手を伸ばす必要は無いのかなと思います。

とはいえ、1.5倍高速化した連続撮影速度や40%歪み量を抑えたローリングシャッターが無価値か?というとそうでもありません。あと少しのフリッカーや歪みに悩まされていた人にとって、積層型CMOSセンサーは福音と呼べる画期的なセンサーと感じる可能性もあります。

1秒間に撮影できるコマ数が1.5倍に増えているため、瞬間的なシャッターチャンスの成功率を上げることもできるでしょう。そこに60万円を投じることが出来るのであれば、一つの選択肢になると思います。(AFの話はひとまず置いておき)

Like its predecessor, this camera is capable of high-resolution, high-speed continuous shooting. While there are a few points of concern, I don't think there will be many opportunities to feel that it lacks in real-world shooting. If you need a high-speed continuous shooting model with resolution performance that can also withstand cropping, this could be an interesting option.

To be honest, the previous model, the EOS R5, also achieves a continuous shooting speed and rolling shutter that are more than sufficient for a general full-size CMOS sensor camera. It also supports the CFexpress 2.0 Type B, which has a high write speed, and it has the necessary performance for a high-resolution camera for consumers. (From the perspective of the drive section) I don't think there is a need to reach for the R5 Mark II.

That said, is the 1.5x faster continuous shooting speed and rolling shutter with 40% less distortion worthless? For those who have been bothered by flickering and distortion, the stacked CMOS sensor could be considered a revolutionary sensor that is a blessing.

The number of frames that can be taken per second has increased by 1.5 times, so you can also improve the success rate of capturing fleeting moments. If you can afford to spend 600,000 yen on it, I think it's a good option. (Putting the AF issue aside for now)

連写・ドライブ

仕様の確認(撮影速度)

撮影速度 メカニカルシャッター/電子先幕シャッター

  • 高速連続撮影+:最高約12コマ/秒
  • 高速連続撮影
    ・メカニカル:最高約6.0コマ/秒
    ・電子先幕:最高約8.2コマ/秒
  • 低速連続撮影:最高約3.0コマ/秒

高解像35mmフルサイズセンサーを搭載した一眼カメラのメカニカルシャッターとしては非常に高速な12コマ秒に対応。ソニーα7R VやニコンZ 7IIの10コマ秒と比べると少し速くなっています。EOS R5から変化ありませんが、十分に高速なメカニカルシャッターと言えるでしょう。

ただし、最高速を実現するには複数の条件があります。シャッタースピードや絞りをはじめ、ストロボの使用やバッタリー残量、クーリングファン使用時も速度低下の可能性が含まれているので注意が必要です。詳しくはキヤノン公式ウェブサイトにて掲載(下部リンクを参照)。
参考:【ミラーレスカメラ】EOS R5 Mark II 高速連続撮影時に最高速度で撮影するための条件は?

撮影速度 電子シャッター

  • 高速連続撮影+:最高約30コマ/秒
  • 高速連続撮影:最高約15コマ/秒
  • 低速連続撮影:最高約5.0コマ/秒

前モデルでは最大20コマ秒までだった電子シャッター時の高速連写が30コマ秒まで向上。高解像モデルとしてはソニーα1と同等で、20fpsのニコンZ 8よりも高速な連続撮影速度を実現しています。

秒間30コマも必要ない、という場合は連続撮影速度を細かく調整することが可能。1コマ刻みと言うわけでは無いものの、以下の通りに調整することが出来ます。

  • 高速連続撮影+:15/20/30コマ/秒
  • 高速連続撮影:7.5/10/12/15/20コマ/秒
  • 低速連続撮影:1/2/3/5/7.5/10/12/15コマ/秒

EOS R5や1D X Mark III程度まで撮影速度を低下させることが可能となっています。さらに、低速撮影を細かく調整できるのも地味に便利なポイント。

仕様の確認(連続撮影可能枚数)

連続撮影可能コマ数 RAW メカニカルシャッター/電子先幕

C-RAWの仕様はオンラインマニュアルにて公開されています。
(情報ありがとうございます。)

  • RAW
    ・CFexpress:230
    ・SD UHS-II:95
  • C-RAW
    ・CFexpress:580
    ・SD UHS-II:580

RAWではCFexpressとSD UHS-IIで撮影可能枚数に差があるものの、C-RAWは全く同じ。メモリーカードの書き込み速度には明らかな差があるはずですが、なぜこのような仕様となっているのか原因は不明。CFexpressメモリーカードの発熱を抑えるために転送速度を制限しているのでしょうか?

連続撮影可能コマ数 RAW 電子シャッター

電子シャッターの仕様はオンラインマニュアルにて公開されています。
(情報ありがとうございます。)

  • RAW
    ・CFexpress:93
    ・SD UHS-II:86
  • C-RAW
    ・CFexpress:170
    ・SD UHS-II:170

興味深いことに、電子シャッター使用時はRAW・C-RAWどちらも同じような傾向を示しています。CFexpressとSD UHS-IIの撮影可能枚数はよく似ており、なぜこのような仕様となっているのか原因は不明。

仕様の確認(シャッタースピード関連)

シャッタースピードなど

  • メカニカルシャッター:1/8000~30秒、バルブ
  • 電子先幕シャッター:1/8000~30秒、バルブ
  • 電子シャッター:1/32000~30秒、バルブ
    (1/10000秒 以降はTV / Mモードのみ)

EOS R3と同じくTv/Mモード時に1/8000秒以上の高速シャッターを利用可能。残念ながらAvモードなどは1/8000秒まで。

ストロボ同調速度

フルサイズ

  • メカニカルシャッター:1/200秒
  • 電子先幕シャッター:1/250秒
  • 電子シャッター:1/160秒

APS-C(純正 EL / EXストロボのみ)

  • メカニカルシャッター:1/250秒
  • 電子先幕シャッター:1/320秒
  • 電子シャッター:1/250秒

積層型CMOSセンサー高速ローリングシャッターにより、1/160秒のシンクロに対応。積層型CMOSセンサー搭載モデルとしては比較的遅めですが、それでもメカニカルシャッターと1段も変わらないスピードで撮影することが出来るようです。

バッファ・バッファクリアのテスト

撮影環境

恒例のテスト環境にて決められた時間の間に連続撮影を継続し、どれだけの撮影枚数を記録できるのか計測しています。

  • ProGrade Digital COBALT CFexpress 2.0 Type B 325GB
  • ProGrade Digital COBALT SD UHS-II V90 64GB
  • RF24-105mm F4 L IS USM
  • MF
  • 1/8000秒・F4・ISO 100
  • RAW / C-RAW
  • 5秒/10秒/15秒の連続撮影で得られた枚数を計測

追記:テスト環境に関する留意点

この環境では露出が非常にアンダーであり、RAWのファイルサイズが通常と比べて小さくなっています。特にC-RAWの圧縮率が高く、実写に即した結果ではない可能性が高い。この段落の最後に実写に即したテスト結果を追記しています。

30fps 電子シャッター

CFexpress 2.0 Type B

5秒 10秒 15秒
RAW 149 177 253
C-RAW 151 246 297

最初の5秒間では仕様通り秒間30コマ秒の高速連写を実現。瞬間的なシャッターチャンスの捕捉力はZ 8よりも優れていると言えそうです(AF性能は別として)。

ただし150コマを超えたところでバッファが詰まりはじめ、以降は安定した連続撮影ができません。速度低下後はある程度のバッファ空き容量が回復するまで(シャッターボタンを押し続けたとしても)撮影がストップします。ある程度回復すると、空き容量が無くなるまで連続撮影を再開可能。

ファイルサイズが小さいC-RAWはバッファの詰まり始めが遅く、RAWと比べて撮影コマ数が多い。ただし、テスト環境にてファイルサイズが極端に小さい「3 MB」のC-RAWでもバッファが詰まります。カメラ内で一体どのような処理とボトルネックがあるのかよく分かりません。


(キヤノンオンラインマニュアル)

マニュアルをよく見てみると、ファイルサイズが小さいJPEGやHEIFはサイズに関係なく「200枚」で頭打ちとなっていることが分かります。このあたりに何か理由があるのかもしれませんね。
(JPEGやHEIFの連続撮影可能枚数は前モデルのEOS R5がより良好

SD UHS-II

5秒 10秒 15秒
RAW 149 175 214
C-RAW 148 247 298

最大書き込み速度が1/5程度のSD UHS-IIでも健闘しています。RAWでバッファが詰まり始めるのはほぼ同じタイミングで、その後はCFexpressと差が出始めます。ただし、最大書き込み速度1/5ほどの差と言うわけでは無い模様。また、C-RAWに関して言えばCFexpressと同程度。

20fps 電子シャッター

CFexpress 2.0 Type B

5秒 10秒 15秒
RAW 102 177 252
C-RAW 99 200 297

仕様通り20fpsの連続撮影速度です。撮影可能枚数は30fpsと同じく、10秒 177コマで撮影が一旦ストップ。ファイルサイズが同じである場合。バッファが詰まるポイントは撮影速度が変化しても変わらない模様。C-RAWは15秒まで安定した撮影を実現しており、15秒ギリギリまでは20fpsを維持可能。

SD UHS-II

5秒 10秒 15秒
RAW 98 162 208
C-RAW 101 203 284

CFexpressと比べるとパフォーマンスが低下するものの、メモリーカードのスペック差ほど数値に差がありません。正直に言えば、静止画であればSD UHS-IIで十分。

12fps メカニカルシャッター RAW

5秒 10秒 15秒
CFe 61 120 181
SD 60 119 180

CFexpres・SD UHS-IIどちらを使った場合も15秒の連続撮影でバッファが詰まることはありませんでした。

バッファフルからのクリア完了までの時間

30fps RAW使用時にバッファが一杯になってから書き込み終了までの時間を計測した結果が以下の通り。

  • CFexpress 2.0 Type B:11.02秒
  • SD UHS-II:15.47秒

CFexpresがより高速ですが、SD UHS-IIと比べて圧倒的というほどでもありません。高価なCFexpres 2.0 Type Bの結果としてはイマイチ。

一般的な撮影に基づいた計測

前述した通り、従来のテストは露出設定値から結果がほぼ真っ黒(露出不足)となっており、一般的な撮影のRAW/C-RAWよりもファイルサイズが小さい状態でした。特にISO 100のC-RAWが3MBと驚異の圧縮率。日中における通常の撮影であれば「20-30MB」となる可能性が高い。

そこで、適正露出を維持した「1/4000秒 F2.8 ISO 12800」で15秒間の連写で再計測。ファイルサイズはRAW 60MB・C-RAW 30MBで、結果は以下の通り。

15秒 RAW C-RAW
CFE 30fps 203 224
SD UHS-II 30fps 110 110
Z 8 CFe 20fps 212
(ロスレス圧縮)
298
(高効率RAW)

RAWのファイルサイズが大きな環境ではCFexpressとSD UHS-IIで明確な差が発生するようです。ただし、CFexpres使用時のRAWと(ファイルサイズ半分の)C-RAWで結果が同程度となっているのが気になるところ。また、SD UHS-IIは(最初のテスト結果と比べて)数値が半減しているのに対し、CFexpressの減衰は2/3程度。

いずれにしても、同じ環境でチェックしたニコンZ 8の20fpsよりも撮影可能枚数が少ない。30fpsを活かせるのは最初の数秒と考えておいたほうが良さそう。

ドライブ関連機能

下限シャッター速度

従来通りISO感度設定の中にISO AUTO時の低速限界設定が含まれています。自動設定時はレンズの焦点距離に応じて下限となるシャッタースピードの数値が変化。閾値を前後3段階で調節することが出来ます。1目盛りは露出1段分に相当。焦点距離に関わらず手動で設定する場合、1/8000秒から1段刻みで1秒まで調整可能となっています。個人的にAvモードで被写体がぶれないようにする下限シャッタースピードとして利用しています(家族写真・動物写真など)。便利な機能ですが、ソニーやパナソニックと異なり設定値を素早く切り替える手段が無いのが残念。

ブラックアウトフリー表示

基本的にオフ設定でも連続撮影中のブラックアウトはありません。ただし、オフの場合は初回のレリーズ時にブラックアウトが発生。一瞬のことで問題ないと思いますが、これを回避したい場合はこの設定をオンにすることでブラックアウトがゼロになります。

高速表示

メカニカルシャッターの高速連続撮影時に「撮影結果」と「映像」を交互に表示する高速表示モードに対応。基本は電子シャッターを使った「ブラックアウトフリー表示」がメインになると思いますが、どうしても電子シャッターを使えないシーンでは有効な一手となるかもしれません。

プリ連続撮影

従来のRAWバーストではなく、一般的な連続撮影でプリ連続撮影が可能となりました。ただし、OM SYSTEM OM-1のような最大70枚のプリ連写が可能なわけではなく、上限は15枚まで。一瞬にして上限に突き当たるため、使いどころが難しい。

高周波フリッカーレス撮影

EOS R5では非対応だった高周波フリッカーに対応。シャッタースピード優先モードやマニュアル露出モード時に限り、手動でシャッタースピードを細かく(小数点以下の数値を)調整することが出来ます。

自分でどのような設定値に調整するのか分からない場合、「推奨TV値設定」を利用することでカメラが推奨値を検出します。

連続撮影速度

前述したようにEOS R5 Mark IIは電子シャッター時に撮影速度を細かく調整可能。

  • Hi+:15/20/30 fps
  • Hi:7.5/10/12/15/20
  • Lo:1/2/3/5/7.5/10/12/15

高速連写が注目されがちなEOS R5 Mark IIですが、自由度の高い低速連写も特徴の一つと言えるでしょう。

連続撮影時の枚数制限

連続撮影速度の設定と共に、撮影枚数の制限も可能となりました。
20fpsを超える高速連写は無駄に撮影枚数が多くなってしまう場合があるため、事前に撮影する枚数を決め打ちしておくとストレージの節約、選定コストの削減を期待できます。

ローリングシャッター

イメージセンサー全体を一度に露光出来るのが理想的ですが、現在は発熱やノイズなど、様々な問題から(民生用カメラでは)ほぼ実現に至っていません。現在はイメージセンサーの上から下まで段階的に読みだしていく「ローリングシャッター」方式が一般的。言葉で説明しても難しいので、下部の動画を参考にしてください。

コンシューマー向けのデジタルカメラは大部分が動画のようなローリングシャッター方式を採用したイメージセンサーを使用。海外企業で「PIXII」、国産ミラーレスでこの方式を採用しているカメラは「α9 III」のみ。(もしくはキヤノンの業務用向けカムコーダーくらい)
実際にEOS R5 Mark IIの電子シャッターを使用して、ローリングシャッター歪の影響を調べた結果が以下の通り。

メカニカルシャッター シングルショット

メカニカルシャッターも撮像素子に上から下へ露光しているため、非常に高速な被写体をフレーム一杯に撮影すると歪む可能性があります。(実写で歪むことはほとんど無いと思いますが)

電子シャッター シングルショット

積層型CMOSセンサーの導入により、フルサイズセンサーとしては非常に高速な読み出し速度を実現しています。100%完璧ではありませんが、このセンサー速度で不自然さを感じるシーンは非常に限られていると思われます。

電子シャッター 高速連写

電子シャッターはシングルショット・連続撮影どちらも同程度のパフォーマンスを発揮。

他のカメラ

EOS R5は(積層型以外の)フルサイズセンサーでは非常に高速でしたが、R5 Mark IIはそれを余裕で上回っています。R5と同程度の性能を発揮するEOS R6 Mark IIやEOS R8の低解像センサーよりも優れています。

(同じく積層型の)Z 8と比べると僅かに劣りますが、この差が実写に現れることはほとんどないと思われます。R5 IIでローリングシャッターの影響を受ける場合、Z 8でも影響を受けると感じるはず。

逆に言うと、EOS R5も多くの状況に対応できる十分に高速なローリングシャッターです。R5とR5 IIの性能差が如実に現れるシーンはそう多くないかもしれません。(テストシーンのように高速回転するプロペラや車輪などが”大きく”写りこむシーンであれば積層型有利と言えそうですが…。)

細部の処理

テスト中に細部を確認してみると、メカニカルシャッターでは見られなかったジャギーが電子シャッターで発生していました。原因は不明。

まとめ

前モデルに引き続き、高解像ながら高速連写が可能なカメラです。いくつか気になる点はあるものの、実写で不足を感じる機会はそう多くないのではと思います。クロップにも耐えうる解像性能を備えた高速連写モデルが必要であれば、面白い選択肢になることでしょう。

正直に言うと、前モデル EOS R5も一般的なフルサイズCMOSセンサーのカメラとしては十分以上に高速な連続撮影速度とローリングシャッターを実現しています。書き込み速度の高速なCFexpres 2.0 Type Bにも対応しており、コンシューマー用の高解像カメラとして必要十分なパフォーマンス。(ドライブ編の観点から)無理してR5 Mark IIに手を伸ばす必要は無いのかなと思います。

とはいえ、1.5倍高速化した連続撮影速度や40%歪み量を抑えたローリングシャッターが無価値か?というとそうでもありません。あと少しのフリッカーや歪みに悩まされていた人にとって、積層型CMOSセンサーは福音と呼べる画期的なセンサーと感じる可能性もあります。

1秒間に撮影できるコマ数が1.5倍に増えているため、瞬間的なシャッターチャンスの成功率を上げることもできるでしょう。そこに60万円を投じることが出来るのであれば、一つの選択肢になると思います。(AFの話はひとまず置いておき)

CFexpres使用時のバッファクリアが伸び悩む点には注意が必要。(30fpsの高速化もあり)EOS R5よりバッファが詰まりやすくなったと感じるかもしれません。一度に撮影するコマ数としては十分に稼げると思いますが、一度に200~300枚の写真撮影が必要となる場合はバッファが問題となる可能性があります。

また、20fpsに速度を落として使用したとしても、妙なバッファの詰まりがあります。EOS R5であれば連続撮影終了後にバッファに残ったデータをCFexpressへ瞬時に書き込みますが、EOS R5 Mark IIはやや遅め。これがカメラの問題なのか、カメラの設定の問題なのか、CFexpressの問題なのかまだ分かりません。

純粋におススメできるのは連続撮影速度が細かく調整できるようになったこと。20fpsや30fpsを必要とせず、比較的低速の連続撮影をしたい場合に1枚単位で遅くしたり速めたりすることが出来ます。撮影枚数の制限も地味に便利と言えるでしょう。

ローリングシャッターの高速化により、高速回転するプロペラや車輪、水平方向へ移動する乗り物の連続撮影はしやすいはず。

参考情報

購入早見表

作例

Flickrにてオリジナルデータを公開

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