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これぞマイクロの中望遠 LUMIX G 42.5mm F1.7 交換レンズレビュー

更新日:

このページではパナソニックの交換レンズ「LUMIX G 42.5mm/F1.7 ASPH./POWER O.I.S.」のレビューを掲載しています。

Torunara's Analytics

中央解像力 開放 とても良好 周辺解像力 開放 とても良好
中央解像力 ピーク とても良好
F2.8-F5.6
周辺解像力 ピーク とても良好
F2.8-F5.6
軸上色収差 僅か 倍率色収差 良好
球面収差 良好 コマ収差 良好
非点収差 良好 歪曲 良好
周辺減光 良好 逆光耐性 良好
AF 高速,動作音 中 MF回転角 電子制御
最大撮影倍率
最短撮影距離
0.2倍
0.31m
手ぶれ補正 3段以上
フィルター φ37mm 重量 約130g
ニュートラルで豊かな彩度
コントラスト 良好
ボケ傾向 前後とも滑らか
備考 レンズフード・ソフトケース付属

評価は概ね各所レビューサイト通り。全体的に高水準でとても満足のいく描写。

目立つ欠点が無く使いやすい中望遠レンズ。隅から隅までシャープな上にボケも綺麗。口径食の影響を受けやすく、M.ZUIKO 45mm F1.8よりやや高価なものの、使いやすさを考えるとコチラがおススメ。

こんなパフォーマンスのレンズをこんな価格で出すから高いレンズが売れないんスよ…、と呟きたくなるほど良好。

外観レビュー

パッケージ・付属品

黒を基調としたデザインのLEICAシリーズと異なり一般的なLUMIXデザインの箱。

特筆すべきことは無いので先へ進みましょう。

レンズ本体の他にデコレーションリング・レンズフードとソフトケースが付属。

付属品が少ないM.ZUIKO 45mm F1.8と比べて充実しています。ソフトケースまで付属しているのは嬉しいポイント。

ソフトケースは衝撃保護として心もとない材質ですが他のカメラ機材との接触によるスレを防ぐには十分。厚みが無いのでケースに入れたままでも収納性を損なうことはありません。

レンズ外装・ハンズオン

鏡筒の材質はプラスチックだが手に取った感触はしっかりとしたもの。25mm F1.7のように安っぽい質感を想像していたので、思っていたよりもかなり良い。

手振れ補正ユニットが入っているためか「LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.」と比べて密度のある重さ。オリンパス45mm F1.8よりもやや重いかな?という程度。片手でスッポリ握ってしまうことが出来る大きさなので携帯性は抜群。

フォーカスリングは約1.5cm幅で適度な抵抗感をともない滑らかに動作する。動作は一般的なフォーカスバイワイヤだがピント合わせは快適。

レンズマウントは金属製で固定はネジ3本。

LUMIXの小型レンズとしては一般的なレンズ本数だが、オリンパスはこのクラスでもネジ4本で固定している。とは言え、レンズの強度が極端に違うという印象は今のところ無し。

マウント面は完全に密閉されており、内部へ異物が混入する隙間はありません。防塵防滴仕様ではありませんが、レンズ内部にゴミが混入する可能性は低いと言えるでしょう。

ちなみに製造国は日本。

レンズフード

レンズフードは円形のプラスチック製。購入時に付いているデコレーションリングを取り外してフードを装着します。

装着するとレンズ全長が伸びてしまいますが、逆さ付け対応のため携帯性に問題は無し。

描写チェック

遠景解像

  • LUMIX G9 PRO
  • 絞り優先AE
  • 三脚固定
  • ホワイトバランス固定

F1.7

開放から四隅までとてもシャープ。

四隅の安定感はM.ZUIKO 45mm F1.8よりも良好で素直に凄いと感じるパフォーマンス。小型レンズでよく目にする周辺解像の悪さは感じない。

非常に高価なM.ZUIKO 45mm F1.2 PROと撮り比べても解像性能に大きな差は無い(後日別記事を予定)。ただし、軸上色収差の発生量がことなり、42.5mm F1.7は比較してマイクロコントラストが弱い。ただしこれは拡大してチェックしなければ分からないレベル。

F2.0

開放から良好と言うことで、1/3段絞ったくらいでは画質に大きな改善はありません。

依然として色収差は僅かに発生している。

F2.8

色収差はまだ確認できるものの、四隅の解像性能はグッと安定感を増している。被写界深度が許すのであれば全く問題ないレベルの解像性能。

F4.0

F2.8から変化なし。若干シャープになったような気もするが誤差の範囲。

色収差は解消の方向へ向かっている。

F5.6

F2.8から大きな変化は無し。回折の影響を考慮するとF2.8からここまでがスウィートスポット。

F8.0

回折の影響で若干だが解像性能が低下している。と言ってもまだまだ実用的な画質。

F11

F8同様で実用的な画質。

F16

F11同様。

F22

他の絞り値と比べてワンランク解像性能が低下するものの、被写界深度を稼ぎたいのであればやぶさかではない画質。

絞り値全域、フレーム全域で実用的な画質をカバーしているナイスな小型単焦点と言えるでしょう。

遠景解像 ハイレゾ

ピークのF4を使ったハイレゾモードと通常モードの撮り比べ。

細部のコントラストなどが鮮明となり解像感は増すものの、三脚携帯や動き物のリスク、ファイルの肥大化を考えるとハイレゾモードのメリットは少ない。

手持ち撮影で積極的にカットを増やすべし。

ボケ 近距離

45mm F1.2 PROほどではないものの、かなり良好なボケ。グラデーション部分は45mm F1.8よりも柔らかく良い感じ。

あえて言えば、F1.7のレンズとしては四隅の玉ボケが変形しやすい。

ボケ 中距離

近距離と同様、極上では無いものの癖が少なく使いやすい。

ボケの縁撮りが滑らかなため軸上色収差が目立たずとても好ましい描写。

ボケ 遠距離

一般的に騒がしくなりがちな距離感だが、滲みを伴っている比較的滑らかなボケ。

よほどこだわりが無い限り、コレだけ写れば申し分ないはず。

接写

解像よし、ボケよし、そして接写性能よし。

他の中望遠レンズと比べて接写性能が明らかに高く、ハーフマクロに迫る撮影倍率を持っているためマクロレンズっぽい撮り方も可能。

そして接写時の収差変動も目立たずピント面はシャープ。

ただし、マクロレンズの代用になるかと言えば、あと一歩寄りきれない感じ。

逆光

特に大きな問題無し。フード無しでも問題となることは少ない。

もし問題があるとすれば、プロテクトフィルターに由来するフレアと考えたほうが良いかも。

絞っても光芒は目立たない。

色収差

皆無では無いものの、ポートレートレンズとしてはとても良く補正されている。

ただし、コントラストが高いと前ボケに紫の色づきが目立つ場合もある。

色づきが目立つ場合は1段ほど絞るとかなり改善する。

歪曲・周辺減光

歪曲はデジタル補正されているため問題ないレベル。解像性能の高さから判るようにデジタル補正による悪影響は無い。

周辺減光は「シェーディング補正」をオフにしても気にならない程度。

オートフォーカス

速度

体感速度はオリンパス45mm F1.8と同程度で45mm F1.2 PROと比べると僅かに遅い。静止した被写体や風景、遠方の動く被写体ならストレスフリーで撮影できるものの、近距離の子供や小動物相手にはあと一息切り返し速度の軽快さが足りない。

作動音

フォーカス駆動音がそこそこ発生するため動画撮影時に音を拾いやすい。

精度

オリンパス・パナソニック機ともに精度の問題無し。

ただし、パナソニック機との組み合わせで暗所におけるピントの掴みは45mm F1.2 PROよりもやや悪い。

光学手振れ補正

とても効果的な手振れ補正。特にDual.I.S対応モデルと組み合わせる場合、風景のみならず近距離でも3段分以上の補正効果が実感できるほど。

このため、シャッタースピードを1/10秒以上のスローに設定し、被写体の動きを表現しやすくなっている。

コンパクトなレンズながら驚きのパフォーマンスと言えるでしょう。

まとめ

ここがおススメ!

  • 小型軽量
  • サイズの割にしっかりとした手振れ補正
  • 絞り開放から四隅までシャープな解像性能
  • 均質で滑らかなボケ
  • 良好な逆光耐性
  • 豊富な付属品

ここに注意

  • オートフォーカス作動音がやや大きい
  • 暗所でAFが迷いやすい

満足度は95点。

解像性能やボケ、接写性能、光学手振れ補正など全体的に高水準な一本。ライバル「M.ZUIKO 45mm F1.8」よりもおススメできる中望遠レンズ。目だった欠点が無く、携帯性が高いためとにかく使いやすい。

G9やG8、GX7 Mark IIなどDual.I.S対応モデルと組み合わせて汎用性を求めても良し、GMやGFなど小型軽量ボディと組み合わせて携帯性を高めても使いやすい。もちろんオリンパスのカメラに装着して使うことも出来る。

冒頭で述べたように、この価格でこのパフォーマンスを発揮すると上位レンズを非常に買い辛い。F0.95~F1.4のボケ量が必要無ければコレで十分。

注意するポイントはオートフォーカスの動作音とピントの掴み。

前者は許容できるとして、後者は場合によって差が目立つ。夜景や暗い屋内でこのレンズを多用するのであれば要確認。加えて、比較してレンズ口径の影響を受けやすく、周辺減光や四隅の玉ボケ形状は作例をチェックしておきたいところ。この辺は好みの問題ですが…。

とは言え注意点を加味してもコストパフォーマンスは非常に高い。マイクロフォーサーズユーザーなら一度は使ってみて欲しいレンズ。

Sample image

元データはFlickrに掲載しています。

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