LUMIX G9 PROのファームウェアアップデート Ver2.0で「動物認識」機能を実装したので早速実写で挙動を確認してみました。(ファームウェアアップデートのざっくりとして紹介は前回の記事にて)
動物認識AF 実写編
ひとまず動物認識を使った際のライブビューを動画撮影したのでご覧ください(手持ち撮影のため酔うかも…)
今回は「猫」で試してみましたが、まずまず良好に検出しました。「人体認識」と比べると少し検出精度で劣る印象。
激しく動く被写体に追従できるほどの高速ではありませんが、普段使い程度なら実用可能と言ったところ。スナップ感覚で猫を撮ることが出来るのは楽しいですねえ。
動物の全体像が写っていなくても検出可能。半身程度でもしっかり認識するのは人体認識と同じ。凄いぜパナソニック!
ソニーも「動物瞳」を実装しましたが、反応しないことも多いので個人的には「動物認識」のほうが遥かに実用的だと感じます。
複数の動物検出にも対応。検出枠が2つ以上表示されている場合はAFレバーをプッシュすることでターゲットを切り替えることが可能です(この使い勝手がかなり良い)。
ご覧のように猫がカメラに対して背を向けていたとしても検出可能。この点でソニーよりも遥かに使いやすい。
望遠レンズ使用時に被写界深度が浅くても快適に動作します。検出精度も特に大きな問題無し。「検出フレーム内で最も手前側」にピントを合わせる傾向があるので奥行がある被写体だと意図したピント位置にAFが来ないかも。(この点に関しては後日、大型哺乳類でチェック予定)
「人体認識」はパースが付きやすい広角側で検出精度が甘くなり、この傾向は「動物認識」でも同じ。12?17mmのような画角で被写体を四隅に配置すると反応し辛いかも。
状況にもよると思いますが、上のようにフレーム上の小さな被写体でも認識可能。思っていたよりも凄い検出性能。パナソニックは車載カメラや監視カメラのノウハウを持っているはずなので、この機能にもそれらの技術が組み込まれているのでしょうか。
さらにコストパフォーマンスが高まったG9 PRO
グッジョブだパナソニック!
ちょこちょこ動物も撮影する自分としては神アップデート。イロモノ機能では決して無く、ガンガン使っていける便利な検出機能と言えるでしょう。
(人体認識と同じく)毎秒の検出タイミングがやや少ないらしく、素早く動く被写体を捕捉するにはパワー不足である点には注意が必要。そもそも論として、至近距離の高速移動する被写体を撮影するには不向きなカメラなので個人的には特に問題無し。
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