「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」のレビュー第六弾 周辺減光・逆光を公開しました。
簡易的なまとめ
強い光源をフレームに入れた際に絞ることで目立つ光条が発生します。それ以外で極端に問題となる状況は少なく、フレアは良く抑えられ、ゴーストは目立たない程度。12mmの広い画角から光源をフレームに入れる機会は多いと思いますが、過度に心配する必要はありません。
When a strong light source is placed in the frame, a prominent streak of light will be produced by narrowing the aperture. Other than that, there are few situations where it will be a problem, and the flare is well suppressed, and the ghost is not noticeable. I think there will be many opportunities to place a light source in the frame from the wide 12mm angle of view, but there is no need to worry excessively.
周辺減光
周辺減光とは?
フレーム周辺部で発生する不自然な光量落ち。
中央領域と比べて光量が少なく、フレーム四隅で露出不足となります。主に大口径レンズや広角レンズで強めの減光が発生。
ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)でカバーするため、ノイズ発生の原因となる点には注意が必要。特に夜景や星空の撮影などで高感度を使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。
最短撮影距離
24mm相当の小型軽量なF2レンズと考えると周辺減光の影響は少なめ。1段絞ると大幅に改善します。
無限遠
無限遠側でも影響は同程度。やはり1段絞ると大きく改善します。
逆光耐性・光条
中央
フレアは良く抑えられていますが、絞るとゴーストや主張の強い光条が目立ちます。特に光条は少し絞ると筋が発生し始めるため、
隅
フレーム隅に光源を配置しても同じ傾向。とはいえ、マイクロフォーサーズでF22の小絞りを使う機会は少ないと思われ、通常使う絞り値での影響は軽微。
光条
非常に強い光源をフレームに入れると癖の強い光条となるものの、一般的な光源ではきちんとした綺麗な光条が得られる模様。ただし、先細りするシャープな描写は回折の影響が強くなるF11以降。
まとめ
強い光源をフレームに入れた際に絞ることで目立つ光条が発生します。それ以外で極端に問題となる状況は少なく、フレアは良く抑えられ、ゴーストは目立たない程度。12mmの広い画角から光源をフレームに入れる機会は多いと思いますが、過度に心配する必要はありません。
周辺減光はF2の絞り開放でそれなりに目立ちます。フルサイズやAPS-Cほどではないものの、本レンズも小型軽量な広角F2レンズと言うこともあって影響は強め。絞ることで影響は急速に軽減しますが、F2を利用したい場合は注意が必要です。
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