2000mmの超望遠を活かすならコレ!って撮影方法に天体の撮影がある。
このカメラを手に入れたのであれば一度は撮っておきたい月の撮影にチャレンジ。正直代わり映えしない月並みな写真で申し訳ないが、早速撮ってみたのでその写真と共に記事を書いてみよう。
前回までの記事はコチラ
実写
昼
これでだいたい35mm判換算で2000mmの超望遠を使った月の大きさだ。トリミングはしていない。シャッタースピードを稼げるので1/500秒の手持ちで撮影。手ぶれ補正の効きが良いので結構すんなり撮れてしまう。
とはいえ車に体を預けてしっかりと安定させないと手振れは発生する。
逆に三脚で固定したとしても、三脚の微妙なブレを拾ってしまうので中途半端に固定するなら手持ちで集中した方が良い。
近景を2000mmで拡大するのと違い、大気の状況にも左右される遠景はコンディションの管理が大変そうだ。雨後の快晴時などは特に撮りやすいのだろうなと感じた。
夜
夜にISO100で固定して撮影。今回は三脚を用いて手振れは押さえ込んでいる。とは言っても月はかなり明るい被写体なので、これでもシャッタースピードは1/125秒程度は稼ぐ事が出来る。三脚に据え付ければ十分ブレを抑えられる。
モードダイヤルを「SCENE」に合わせて「月モード」にセットすれば、「OK」ボタンで一気に2000mmまで拡大出来る便利機能付き。さらに月の色を微調整出来る(5種類)
超解像のデジタルズーム使用。ブログで閲覧する分には十分過ぎる解像感。拡大すると限界を感じるが…。
三脚で固定して月を2000mmで眺めていると面白い事がある。それはフレーム内の月が徐々に動いているのが見て取れる事。「なるほど、天体ってやっぱ動いているのだなあ…」と染み染み感じさせられた。
つまるところ、スローシャッターで天体は撮影出来ない事を改めて実感。それほどまでに2000mm相当では月が動く。よく目にする天体撮影時のシャッタースピードの限界値は広角24mmで80秒程度まで耐えることができるが、2000mmでは1秒超えでアウト。
光量が多い月はP900でも難なく撮ることが出来るものの、2000mmを使って暗い天体を撮るのは至難の技だと感じる。
月並みな写真を脱却するには
作例が無いので申し訳ないが、例えば
- 多重露光を活用して月+αを演出
- 2000mmの圧縮効果を活かして月+手前の被写体をフレームに入れてみる
- 上記の方法で月にシルエット化して登場させてみる(うさぎのシルエットなんて面白そうだ)
- あえてスローシャッターで流して見る(別の静物被写体があると面白いかも)
- インターバル撮影で月の動きを表現してみる。(タイムラプス動画など)
と言った具合にアレンジする事は可能だろう。
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