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PERGEAR CFE-B ULTRA 1TB CFexpress Type Bレビュー

このページではPERGEARのCFexpress Type B メモリーカード「PERGEAR CFE-B ULTRA 1T」のレビューを掲載しています。

製品提供について

このレビューはPERGEARより製品提供を受けて作成したものです。
製品提供にあたり金銭の受け取りやレビュー内容の指示は全くなかったことを明言しておきます。

おさらい

PERGEARについて

PERGEARはApurureやZhiyun、Godox、VILTROXなどの代理店となっている他、独自ブランドのメモリーカードやレンズを販売している写真・映像機材の会社です。日本では「イングレート・ジャパン株式会社」として活動しており、日本語の直販サイトの他にAmazonや楽天市場などにも出品しています。スチルカメラ関連だとTTArtisanや7Artisans、VILTROXなどの交換レンズの購入先として認知している人も多いはず。個人的にはVILTROXレンズ数本をここで購入しています。

参考リンク

PERGEAR CFE-B ULTRAについて

PERGEARブランドのCFexpress Type Bメモリーカードは3種類「Lite」「PRO」「Ultra」があり、今回は1TB / 2TBの高速転送・大容量モデルとなる「Ultra」を入手。同容量における価格帯としてはSilicon Powerと同程度で、SUNEASTDelkinよりも少し安く、ProGrade Digital(生産完了)と比べるとかなり安い。また、追加2000円程度でカードリーダーが入手可能となっているのも魅力的。細かいスペック差を気にしないのであればコストパフォーマンスは高そう。

購入先

主な仕様

  • 読み込み速度 1600MB/秒
  • 書き込み速度 1400MB/s
  • 持続的な読み取り速度 1600 MB/秒
  • 持続書き込み速度 1300 MB/秒
  • 29.6 x 38.5 x 3.8 mm
  • 7g
  • 動作温度: -10˚C ~ 70˚C
  • 保管温度:-25˚C から 85˚C
  • 保証: 5 年間

「最大」Read/Writeこそ競合ブランドと比べてやや劣るものの、持続書込速度が1300MB/sと非常に高速。これは他のブランドでは1グレード高いCFexpressカードに採用されることが多いスペックであり、当然ながら価格は遥かに高くなります。これが本当であれば、PERGEARのメモリーカードは比較してコストパフォーマンスがかなり高いと言えるでしょう。

PERGEAR SP SUNEAST Delkin ProGrade
Grade Ultra Cinema EX PRO Power Gold
Read 1600MB/s 1700MB/s 1700MB/s 1730MB/s 1700MB/s
Write 1400MB/s 1500MB/s 1400MB/s 1540MB/s 1500MB/s
Mini Read 1600MB/s 不明 不明 不明 不明
Mini Write 1300MB/s 不明 400MB/s 不明 400MB/s
動作温度 -10˚C ~ 70˚C -10˚C ~ 70˚C 不明 不明 -10˚C ~ 70˚C
保証 5年間 3年間 5年間 3年間 3年間

対応表

各カメラメーカーのCFexpress Type Bスロット搭載モデルで動作を確認済みとのこと。この表をざっと見た限りでは、動作確認中の富士フイルム以外で問題なく使うことが出来そうですね。入ビットレートの8K 30p動画にも対応している模様。Z 9の8K 60p RAWも動作を確認しているようです。

外観

今回、PERGEARよりUltra 1TBと対応するカードリーダーを入手。パッケージは全て英語で日本語の表記はありません(香港からサンプルが届いたので当然と言えば当然かもしれませんが…)。実際に購入した場合のパッケージに変更があるのかどうかは不明。

メモリーカード・カードリーダー共に外箱は珍しい木製となっています。木目調のプリントかと思いきや、確かに木製。正直なところ、本体を取り出してからは使い道が無くなってしまうのでややオーバーな作りと感じますが、インパクトはありますね。

CFexpress Type B メモリーカード本体は放熱性を向上させるためか一部に金属パーツを使用しているように見えます。

ProGrade Digitalと比べると裏側の金属パーツ面積が広め。表面には最大読み出し速度 1600MB/sと持続書込速度1300MB/sの記述あり。メモリカードに持続書込速度を明記するブランドは珍しい。それだけ自信があるのでしょうか。

サイズや重量はCFexpress Type Bであり、特に違和感はありません。

手持ちのCFexpress Type B対応カメラであるEOS R5とZ 7に挿入して使用してみたところ、特に動作不良なく初期化・記録が可能でした。

付属のメモリーカードリーダーは全体的に金属製で、放熱性に優れた筐体であるように見えます。カードスロットはCFexpress Type Bの一基のみで、SDカードには対応していません。

底面は全面に滑り止めが施されているので保持力は非常に良好…と思いきや、軽量のためUSBケーブルの弾性で浮きやすいのは他のリーダーと同じ。個人的にはマグネットタイプが良かったなと。ちなみにUSB-C メス - USB A オスのアダプターが付いたUSB-Cケーブルが付属(誤用しないようにかUSB-Cケーブルと離れない仕組みとなっています)。

接続にはUSB-C端子のケーブルを使用。USB3.1 Gen2 10GBpsの高速転送に対応しています。この辺りの仕様はSanDiskと同じ。ProGrade DigitalのUSB3.2 Gen2ほどではありませんが、大容量の動画データを高頻度でやりとりする用途以外であれば十分なパフォーマンスと言えるでしょう。もちろん、接続するPC側もUSB3.1 Gen2に対応している必要があります。

SanDiskのカードリーダーと比べると一回り小さく、ノートパソコンと共に携帯しやすいサイズです。

PC接続時のテスト

* USB3.2 20Gbpsの環境を準備中(後日更新)

カードリーダーが最大10Gbpsであることを考えると十分なパフォーマンスを発揮しているように見えます。これ以上のスピードを得ようと思ったらthunderbolt対応のリーダーとパソコンが必要となります。(現状でthunderbolt以外の20Gbps以上のCFeリーダーは無かったはず)

静止画 連続撮影テスト

  • EOS R5
  • Fvモード ISO 100 SS 1/8000秒 F1.8
  • RAW+JPEG L
  • 電子シャッター
  • 高速連続撮影 H+(20コマ秒)
  • 5秒/10秒/15秒の連続撮影で出力できた枚数を記録
5秒 10秒 15秒 20秒 25秒
PERGEAR
Ultra
100 161 210 232 281
ProGrade Digital
Cobalt
101 162 207 244 297

少なくともEOS R5の最高画質におけるRAW+JPEGの組み合わせでProGrade Digital COBALTよりも僅かに劣るものの、なかなか良好な結果を発揮。とは言え、静止画で1TBの大容量モデルを購入する必要性は低いので、もう少し容量の小さいUltraシリーズがあると良いかなと。また、ProGrade Digitalと比べてバッファが詰まった際に少し連続撮影が停止する間隔が長い場合がありました。

動画 8K 30p RAW撮影テスト

  • EOS R5
    ・8K DCI 30p RAW
  • PERGEAR CFE-B ULTRA 1TB
    ・20分くらいで温度警告
    ・26:29で温度上昇のため撮影停止
  • ProGrade Digital COBALT 325GB
    ・15分くらいで温度警告
    ・16:33でカード一杯となり撮影終了

EOS R5で撮影できる最高画質の動画撮影で問題なく撮影可能。ただしカメラ側の問題であるオーバーヒートの影響で1TBの大容量を活かしきる前に撮影終了となりました。温度警告が表示されるタイミングは特に早いとは感じなかったので発熱量が特に多いということは無さそう。放熱性の高いカメラで使用すると、より長時間の8K動画を撮影可能と思われます。

まとめ

PC接続時の転送速度の確認が出来ていないものの、静止画ではProGrade Digital COBALT使用時の連続撮影とほぼ同じような結果を得ることができ、動画撮影では8K 30p RAWの内部記録に対応。Z 9の8K 60p RAWに対応できるかどうかは未確認ですが、公式の対応表を信じるのであれば問題なく使用できるはず。決して安いメモリーカードではないものの、1TBの大容量ストレージが必要であればコストパフォーマンスの高いモデルとなることでしょう。SLCタイプほどの寿命(書き換え回数)ではないかもしれませんが、価格を考慮すると許容範囲内かなと。付属リーダーを低価格で入手できるのもGood。

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