カメラバッグ沼に終止符!車載バッグならこれがおススメ
カメラに纏わる数多くの財布を軽くする原因の一つとして「カメラバッグ沼」が存在する。
レンズ沼・フィルター沼・三脚沼・雲台沼…と複合的にカメラスパイラルに陥る事で機材が膨れ上がり、最適なカメラバッグは日々変化する。
ハクバの小さいカメラバッグに始まり、ロープロのFlipside・Slingshot、タムラックの5788、ノーブランドの数々のカメラバッグ…
そんなカメラバッグに終止符を打ったのが、このバンガード ヘラルダー シリーズ。バンガードというと「台湾の比較的新しいブランド」と言う認識だけで、「やっぱりカメラバッグはロープロやマインドシフトギアだよね」とステレオタイプなところがあった。
ところがどっこい、実際にこのバッグに触れてみると自身の環境にとてもマッチしていたので即購入決定。今回はそんなヘラルダーについてご紹介したいと思う。
使用環境
カメラバッグはご自身の環境(機材の種類・数、移動方法、撮影ロケーション)にもよるので、まずは参考として私の環境を列挙
- カメラ(フルサイズ・APS-C・MFT)
- レンズ(フルサイズは単焦点か小型なズーム、APS-C・MFTは望遠レンズ・マクロ)
- 三脚は軽量小型
- 移動方法は車
- 撮影は風景・観光地・動植物(動体追従が必要の無い程度)
と言った感じ。特に移動距離が長く、機材は出来る事なら選択肢を残して詰め込みたいと思って準備している。旅行に不必要なものまで持っていかないと安心出来ないタイプの人間。
ヘラルダー紹介
Check Points
Good
- ショルダーバッグとしては大容量
- 気室へのアクセスが良い
- 三脚・パソコン用の収納あり
- レインカバー
- 一風変わったデザイン
Bad
- 外側にポケットが少ない
- 下駄が付いていない
- デカい
外観
背面も至ってシンプルで、ポケットに見えるチャックはレインカバーが収納されている。レインカバーを使わないのであれば、ここもポケットになる。
別売りオプションを購入する事でリュックのように背負う事が出来る。
ショルダーバッグとして使わない時は外してレインカバーのポケットにしまっておくことも。その場合は背面上部についている取っ手を持って運搬することになる。バランスが取り辛いかと思いきや、これで問題無く運用できたりする。
機能性
上部アクセス
このカメラバッグの魅力である機能の一つ。
他のショルダーバッグと違って、チャックを開けることで素早くカメラを取り出したりレンズ交換をすることが出来る。いちいちバッグを下ろさなくても交換出来てしまうので便利だ。
注意点は後述するが、バッグを携帯する時にあまり詰め込み過ぎると失敗する。
三脚用ハンモック
レインカバー
容量
ポケット
バッグ内部にはレンズペンなどを差し込めるホルダーとチャック付きの小物ポケット、さらにそれらの隙間には小型ブロア程度を突っ込んで置けるスペースが存在する。私はフィルターケースやストラップを突っ込んでいる。
パソコンケース
実際に入れてみると
入った!(K-1を除く)
K-1+DFA15-30mmを手にあとはショルダーバッグで携帯出来るので携帯性を損ねることは無い。ただし、ここまで詰め込むと上部の口から出し入れする時にカメラとカメラをブツケル事があるので緩衝材を追加で入れておきたいところ。
ちなみにこのカメラ・レンズケースはパソコンケース同様に取り外す事が可能。使い込んだら取り外して、中を掃除し易い点もナイス。
注意する点
大容量であるが故に積載重量が…
三脚に大口径にフルサイズに…と、とにかく入る為に詰め込み過ぎる。すると合計の重量が半端なく重くなってしまい、長時間肩で担ぐにはつらい。
特に超大容量のヘラルダー38や限定モデルの39などは己の鍛錬が必要なレベル。
また、重いので担いだままのローアングルな姿勢が腰にくる。と言う事でバッグを地面に置きたいところだが、後述するように下駄が無いので置きづらい。
肩用ベルトのクッションが固定
ベルトの肩部分における緩衝材が固定されているので、ベルトの長さを変えるとズレてしまう点が惜しい。特に重量級のカメラバッグなので、肩への負荷は出来るだけ避けたいとこだけに。
上部アクセスがやや狭い
上部へのアクセスが良いのだが、収納量に比べて開口部がやや狭い。バッグの隅に大きなレンズを収納すると取り出しにくい。
また、詰め込み過ぎると出すときに機材と機材が接触して傷を作りやすい。詰め込もうと思ったら、かなり詰め込めるのだが取り出しを考えて余裕を持たせた方が良いだろう。
ポケットの数
ポケットが少ないので小物を取り出す際にひと手間かかる。基本的には側面に1つ、気室の側部に1つと小物入れが1つ。収納する分には問題ないレベルではあるのだが、携帯中にアクセスできるのは側面のポケットだけな点がやや不満。
既に生産終了しているかもしれないが、70-200F2.8を装着したまま収納できる「中井精也オリジナルのスペシャル巨大モデル」や、内装までブラックに仕上げた高級感のあるブラック使用のヘラルダー33「限定モデル」では側面に装着するオプションポケットがついてくるので一考してみるといいだろう。中井精也モデルではそもそもポケット要らないくらいの超大容量なものだが…。
下駄が無い
また、ヘラルダーの底部には下駄(足)がついていない。汚れが付きやすい地面や濡れている場所に置けない点がややマイナス。この点も限定モデルでは対策が取られている。
こんな人におすすめ
- 基本的に移動は車で、徒歩の移動距離は少ない
- ショルダーバッグでも三脚を担ぎたい
- パソコンを収納したい
- 重くても、シャッターチャンスに後悔したくないレンズを選択したい
購入早見表
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The Heralder 33 | 新品・中古情報 |
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The Heralder 38 リミテッドエディション | 新品・中古情報 |
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比較して悩んだ商品
カメラのキタムラ オリジナル SPARA PRO SH
これと非常に迷った商品で、ヘラルダーと同じく大容量のショルダータイプのカメラのキタムラによるオリジナル商品。
価格も似たり寄ったりで、収納量やアクセスの良さも悩ましい機能性を持っている。
その上でミラーレス程度なら余ったスペースに突っ込む事が出来るので、車に載せておいて取り出すにはとても便利。
ショルダーバッグながら、上部と底部の気室が二か所に分かれている。底部へは側面からアクセス可能なので、交換頻度の高いレンズを側面に収納しておくことが出来る。このバッグを担いで持ち歩くにしても使い勝手の良さを感じる。
ヘラルダーと比較して、ポケットが多く、側面へのアクセスがし易く、上部へのアクセスは取っ手の脱着が邪魔臭いのでややマイナス。致命的だったのは三脚を担げる仕様になっていなかった点。フラットな上部に固定するなり、何かしらの加工やオプションパーツを装着する必要がある。三脚を必要としなければ、ヘラルダーよりも使い勝手は良い。
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SPARA PRO SH | 新品・中古情報 |
ハクバ ルフトデザイン スウィフト
やや小ぶりながら、ビジネスバッグとしても使えそうなデザインでよさげ。何しろ1万円を切る価格設定なのでお手頃なところも惹かれる。
小ぶりながら、レンズの収容本数は多くカメラは手に持って行動する場合にはこれで必要十分。ヘラルダーほどの大容量が必要ない場合にはこれも有りだなと思った。特に、側面には小型三脚程度なら担ぐことが出来るバンドを備えている点がグッド。ポケットの数も多く小物も入れやすい。
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ルフトデザイン スウィフト02 | 新品・中古情報 |
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