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Tough TG-6 ファーストインプレッション

ついにオリンパスの新しい防水カメラ「Tough TG-6」が我が家に到着。元TG-5ユーザーとして、TG-6がどのように強化されたカメラとなっているのか見ていきたいと思います。基本的にTG-5をベースとしたカメラなので全体的な使い勝手はTG-5レビューを参考にしていただければ幸いです。

Tough TG-6は何が良くなったのか?

P/Aモードでスーパーマクロモードを利用可能に

今まではマクロモード以外「0.1m」だった撮影距離がP/Aモードでも「0.01m」まで接近することが可能となりました。フォーカス領域は無限遠からマクロ領域までシームレスな移行では無く、フォーカスモードで「スーパーマクロ」と設定しないとピントが合わないので注意。

この機能により恩恵を受けるのは「絞り優先 Aモード」。TG-5まではプログラムオートでしかスーパーマクロを利用できず、フラッシュを使用すると絞りやNDフィルターを併用して積極的に光量を落とす傾向がありました。しかし、TG-6は絞り優先モードを使うことで、絞り開放を維持しつつスーパーマクロを利用可能となっています。これは地味に大きな改善点。

特にマクロ撮影時にシャッタースピードを落とさずフラッシュを使いたい人にとって朗報。

ISO低速限界機能

シャッタースピード優先モードの無いTough TGシリーズにとって救いとなる一手が登場。どうして今までこの機能を載せなかったのか…。

この機能の実装で被写体ブレに悩まされていた問題がある程度解決しそうですね。上限はTG-6の限界である1/2000秒では無く何故か1/500秒まで。

TG-6のレンズは広角端でもF2なので、屋内で高速シャッターに設定するとISO感度が上限に当たりやすいので注意。

レンズフレアが出なくなった?

センサーの保護ガラスにARコーティングが施され、今までフレーム中央に発生していた円形のレンズフレアが出にくくなっているような気がします。

まだTG-6を使い込んでいないのでなんとも言えないものの、今のところそう感じます。

個人的な見解ですが、レンズフレアは内蔵NDフィルター作動時に発生するのではないかなと思っています。(Tough TGシリーズでNDフィルターの動作をオフにすることは出来ませんが、Aモードで絞り開放か1段絞りならNDフィルターは動作しません)

深度合成機能の強化

TG-5では8枚固定だった深度合成機能が3?10枚へ変化させることが可能となりました。

もともと1/2.3型センサーで被写界深度は深いため、3枚合成で済むシーンも多そうですね。

タイムスタンプ機能

JPEG出力のイメージに日付や時刻を印字する機能。個人的に家族写真や旅行時の写真整理で重宝しています。

これを現行機種で実装しているカメラメーカーは思ったよりも少なく、私が確認している限りではパナソニックくらいか?(それもモデルは限られていますが…)

TG-6は日付の他、時刻、日付+時刻での印字が可能。ただし、RAWファイルの同時出力には対応していません。JPEG限定出力時のみタイムスタンプ機能を利用できます。

ちなみに印字場所は右下固定で場所の変更は出来ません。

新Artフィルター

「ブリーチバイパス」と「ネオノスタルジー」が追加されました。

どちらも癖の強い描写なので好みは分かれるかも。

2倍テレコンの復活

P/Aモード時に方向ボタン「←」を押すことで2倍デジタルテレコンを利用可能となりました。そのままスーパーマクロモードでも利用できるので便利。

顕微鏡モードなど他の撮影モードでは別の役割を持っているため2倍デジタルテレコンを利用することは出来ません。

レンズバリア LB-T01

TG-6と同時発売のTG-xシリーズ対応レンズバリア。外付けアタッチメントのためTG-5でも利用可能となっている模様。

レンズバリア外周のリングを回転させることでレンズバリアの開閉が可能となっています。このため、カメラをグリップしている右手人差し指を使って操作することが可能。社外品のスライド式レンズバリアのように左手で操作する必要が無いので便利。

下の写真はTG-5とスライド式レンズバリアの図。社外製の良いところはシリコンジャケット装着時でも問題無く利用できる点。純正レンズバリアで試していないものの、おそらく装着は難しいはず。

これはTG-5 Mark IIだ

正直に言うと「これはTG-5のファームウェアアップデートで対応できなかったのか?」と小一時間問い詰めたいところ。ナンバリングが変わるほどのリニューアルではありません。マイナーチェンジモデル。

TG-5から主な変更点はソフトウェアによるところが大きく、TG-5で困っていなければTG-6に乗り換える必要無し。とは言え、個人的にTG-5で改善して欲しいと思っていたポイントが所々で改善しているため価値ある1台と感じています。これでTG-5の完成形かなと。

敢えて言えば、そろそろボタンカスタマイズが欲しいところ。深度合成や低速限界速度など、小まめに調整したい機能が増えてきたのでいちいちメニュー画面から設定するのが面倒なのです。せめてマイメニューシステムだけでも実装して欲しいところ。

そのうちじっくりTG-6をレビューしたいと思います。

その他参考ページ

購入早見表

Tough TG-6

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