「VILTROX AF 14mm F4.0」のレビュー第一回 外観・操作・AF編を公開。
簡易的なまとめ
シンプルな外観・コントロールのレンズですが、14mmの超広角を3.3万円で、185gで携帯できるメリットは大きい。光学性能のチェックはこれからですが、性能を抜きにしても価値のある選択肢。特にZマウントは純正品で20mmより広い画角の単焦点レンズが存在しません。14mm F4は手頃な価格で広角域をカバーする面白いレンズと言えるでしょう。
外装の作りやAF性能、MFの操作性について欠点と指摘するような問題はなく、価格のわりに快適に使うことができるレンズです。
This lens boasts a simple appearance and controls, yet its significant advantages lie in offering a 14mm ultra-wide angle for ¥33,000 and weighing a portable 185g. While its optical performance remains to be fully assessed, it remains a valuable option even setting performance aside. Notably, the Z-mount currently lacks a genuine single-focus lens with a wider angle of view than 20mm. The 14mm F4 can be considered an interesting lens that covers the wide-angle range at an affordable price.
There are no issues that could be criticised as flaws in the build quality, AF performance, or manual focus operation; it is a lens that offers comfortable use for its price.
*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。
VILTROX AF 14mm F4.0のレビュー一覧
Index
まえがき
2025年9月に登場したVILTROX Airシリーズの超広角レンズ。現時点でソニーEとニコンZに対応。
フルサイズに対応する超広角レンズとしては非常に安く、小型軽量。特にAF対応製品としては異次元の低価格を実現しています。
低価格・小型軽量ながら、EDレンズ3枚、非球面レンズ2枚を使った複雑な光学設計を採用。MTFを見る限りではフレーム隅まで極端な画質の落ち込みがない良好な超広角レンズ。
- 発売日:2025年9月20日
- 売り出し価格:33,000円
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主な仕様
| 発売日 | 2025.9.19 |
| レンズマウント | E |
| 対応センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 14mm |
| レンズ構成 | 9群12枚 |
| 開放絞り | F4.0 |
| 最小絞り | F16 |
| 絞り羽根 | 7枚 |
| 最短撮影距離 | 0.13m |
| 最大撮影倍率 | 0.23倍 |
| フィルター径 | 58mm |
| 手振れ補正 | - |
| テレコン | - |
| コーティング | フッ素 |
| サイズ | Φ68x58.4mm |
| 重量 | 185g |
| 防塵防滴 | - |
| AF | STM |
| 絞りリング | - |
| その他のコントロール | - |
| 付属品 | レンズフード |
価格のチェック
販売価格は3.3万円。
フルサイズ用14mmAFレンズとしては驚くほど低価格で、同価格帯に競合製品は存在しません(MFレンズでもより高価な製品が多い)。
| VILTROX AF 14mm F4.0 | |||
| 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
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外観・操作性
箱・付属品

VILTROX Airシリーズらしく、白を基調としたデザイン。外箱と内箱に分かれています。内箱にVILTROX印の封印テープが張ってあり、剥がすと粘着性のある跡が残ります。封印が破られているとすぐわかる便利なテープですが、この状態で外側のカバーを内箱に戻すとテープが張り付くので注意。

箱の中には本体のほかにポーチやフード、キャップが付属します。
外観

レンズの外装は全体的にプラスチックを使用。ただし、サムヤンTinyシリーズやYONGNUOの古い製品のような安っぽさはなく、日本メーカーのしっかりとしたプラスチック外装に似ています。価格を考慮すると悪い印象はありません。マットブラックの塗装で光沢が少なく、安っぽいプラスチッキーな質感が抑えられています。
デザインは「AF 50mm F2.0 Air」とよく似ていますが、前玉の形状や配置が異なります。
外装のデザインは非常にシンプル。唯一の装飾はレンズのロゴですが、プリントされたもので加工はありません。「VILTROX」のロゴが無ければ、メーカーを特徴づける意匠は無し。シリアルなどはシールで張り付けたもの。
ハンズオン

| サイズ | Φ68x58.4mm |
| 重量 | 185g |
フルサイズ対応の14mmレンズとしては驚くほど小型軽量。超広角が必須でないシーンでも気軽に携帯することができます。
例えばシグマの「17mm F4 DG DN」でφ64.0×48.8mm・225g。VILTROXは外装の素材やコントロールに妥協があるものの、それでも17mm F4より軽量であるのは凄い。
前玉・後玉

防塵防滴には非対応で、前玉のフッ素コーティング処理は不明。ダメージが予想されるシーンでは保護フィルターを装着しておくと良いでしょう。
前面にはレンズのロゴやフィルター径などが白字でプリント。白字は光を反射しやすく、フィルター面へ写りこむ可能性があるので個人的に好みではありません。
フィルター径は58mmで、14mmレンズとしては非常にコンパクトです。50mm F2.0と共通。

アルミニウム製のレンズマウントは4本のネジで固定されています。防塵防滴非対応のためシーリングはありません。マウント面にはファームウェアアップデート用のUSB-Cポート。レンズ後玉周辺は不要な光の反射を抑えるため、きちんと黒塗り処理が施されています。
フォーカスリング

切込みが入ったプラスチック製の幅広いフォーカスリングを搭載。適度な抵抗感で滑らかに回転します。ソニーの緩々なフォーカスリングよりも操作性は好感触。
リングの応答性はカメラ側の設定により異なります。ノンリニア設定の場合は、素早く回転して全域移動に180度を少し超えるくらいの操作量。フルマニュアルで操作するには手間がかかるものの、微調整程度であれば使い勝手は良好。
リニア設定で角度を設定すると正確かつ再現性の高いフォーカスが可能となります。
リング操作時のフォーカスは滑らかで、ジャンプするようにピントが移動することはありません。
レンズフード
花形プラスチック製レンズフードが付属します。必要最低限ですが、肉厚なプラスチックで安っぽさは無し。初期のAirシリーズに付属していたフードと比べると、しっかりと固定することができます。
絞りリング
残念ながら絞りリングは非搭載。価格を考慮すると妥協すべきポイント。
装着例

Z8に装着。小型軽量な14mm F4レンズらしく、片手持ちでも苦にならないサイズ・重量。Z50IIのようなAPS-Cボディと組み合わせても問題ありません。
AF・MF
フォーカススピード
レンズのオートフォーカスはステッピングモーターで動作。フォーカス速度は高速で、近距離から遠景まで瞬時に切り替わります。AF-Cの追従性も良好。後述しますが、接写性能が高いわりにフォーカスブリージングが全く目立ちません。
ブリージング
ブリージングとはピント位置によって画角が変化することを指します。画角の変化が大きいと、フォーカシングで画角が広がったり狭くなったりするので気が散ったり、AFが不安定化する原因となります。出来ればフォーカシングブリージングは無い方が良い。今回はブリージングの影響を確認するために、レンズを最小絞りまで絞り、最短撮影距離・無限遠で撮影した結果が以下の通り。
画角の変化はほとんどありません。撮影中にフォーカスブリージングが目障りと感じることはないでしょう。
精度
Z8との組み合わせで問題ありませんでした。
MF
前述したように、カメラ側の設定で操作量が変化します。自身の好み合わせて調整可能。リングは滑らかで適度な抵抗、ステッピングモーターの動作も滑らかで問題無し。
まとめ

シンプルな外観・コントロールのレンズですが、14mmの超広角を3.3万円で、185gで携帯できるメリットは大きい。光学性能のチェックはこれからですが、性能を抜きにしても価値のある選択肢。特にZマウントは純正品で20mmより広い画角の単焦点レンズが存在しません。14mm F4は手頃な価格で広角域をカバーする面白いレンズと言えるでしょう。
外装の作りやAF性能、MFの操作性について欠点と指摘するような問題はなく、価格のわりに快適に使うことができるレンズです。

実際のところ描写はどうなのか?
これが思いのほか良好。複雑な歪曲収差や強い周辺減光があるものの、解像性能やその他の収差はきちんとした結果が得られています。低価格の広角レンズにありがちな周辺画質の大きな低下もありません。風景撮影やインテリア(歪曲収差の修正は必須)などに使えるレンズだと思います。
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作例
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