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VILTROX AF 40mm F2.5 レンズレビューVol.3 遠景解像編

「VILTROX AF 40mm F2.5」のレビュー第三弾 遠景解像編を公開。より高価な「Z 40mm F2」と見比べても遜色のない良好な遠景解像性能を発揮。

簡易的なまとめ

近距離で若干の画質低下が見られるものの、遠景ではF2.5の絞り開放から全体的に良好な結果が得られます。周辺減光は強めですが、F2を活かした夜景撮影にも使うことが出来そうです。日中屋外でも中央はF2.5からピークの画質で、周辺や隅もF4~F5.6で非常に良好。旅先の風景撮影にも十分に使える光学性能と言えるでしょう。

Although there is a slight drop in image quality at close range, the results are generally good from the open aperture of F2.5 in the distance. Although there is a strong vignetting effect, it seems that this lens could also be used for nightscape photography that makes use of F2. During the day, even outdoors, the center of the image has peak image quality from F2.5, and the periphery and corners are also very good at F4 to F5.6. It can be said that the optical performance is sufficient for taking landscape photos while traveling.

VILTROX AF 40mm F2.5のレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2024-05-22 晴れ 微風
  • カメラ:Z 8
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • 露出:ISO 100 絞り優先AE
  • RAW:Adobe Lightroom Classic CC
    ・シャープネスオフ
    ・ノイズリダクションオフ
    ・レンズ補正オフ

テスト結果

近距離の解像チャートテストと異なり、遠景では絞り開放から全体的に良好な結果。絞っても大きく改善することはありませんが、F4-5.6まで絞ると周辺や隅のパフォーマンスがピークに達します。Z 40mm F2と比べて見劣りしない結果。

中央

F2.5の絞り開放からピークの性能を発揮し、絞っても画質はほとんど変わりません。

周辺

細部が僅かに低コントラストですが、全体的に見ると安定感があり、良好な画質。F4-5.6まで絞ると残存収差が収束し、コントラストの高いシャープな結果を得ることができます。

四隅

F2.5から十分な結果が得られています。さらにF2.8-4まで絞るとコマ収差が改善し、F5.6でピークの結果を得ることが可能。

まとめ

近距離で若干の画質低下が見られるものの、遠景ではF2.5の絞り開放から全体的に良好な結果が得られます。周辺減光は強めですが、F2を活かした夜景撮影にも使うことが出来そうです。日中屋外でも中央はF2.5からピークの画質で、周辺や隅もF4~F5.6で非常に良好。旅先の風景撮影にも十分に使える光学性能と言えるでしょう。諸収差編で言及しますが、絞り開放でコマ収差の影響が若干見られます。このため、強い点光源があるとコマ収差の影響で悪目立ちする可能性あり。極端な影響ではありませんが、トリミングやクロップする際は注意が必要です。

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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