ePHOTOzine EXPERT REVIEW
富士フイルムX-T2の主な特長
- 24.3MP X-トランスTM CMOS III APS-Cセンサー
- 91位相検出AFポイントとAFの改善
- AF-Cカスタム設定
- 3インチチルト液晶画面、1040Kドット
- 4Kビデオ録画(3840x2160、100Mbpsの)
- ISO51200へのISO100(拡張)
- 14fps連続撮影(電子シャッター)
- VPB-XT2で連続撮影を11fps、または8fps
- 防塵防滴
- -10℃までの温度で動作
- 改善されたEVF(236万ドット、0.77x)
- 小型・軽量で頑丈なボディ
- 縦型パワーブースターグリップ
外装・機能性:X-T1・X-Pro2と比較して
X-T1
X-T1と同じ中央にファインダーを配置するスタイルだが、T2はオートフォーカスと電子ビューファインダー性能が向上されいる。さらに、4Kビデオ録画をXシリーズとして初めてサポートしています。
方向ボタンが高まり、押しやすくなっている。また、アイカップがより大きくなっている。さらにより大きなグリップと3Wayのチルトモニタ、ISO・シャッターダイヤルを底上げして掴みやすくしている。
露出補正ダイヤルには「C」が加わり、カスタム設定が可能となった。
総じて、より大きなレンズやローアングル撮影での扱いやすさが増している。
X-Pro2
X-Pro2はドキュメンタリー・ストリートフォトのための理想的なカメラであるが、X-T2はポートレートや風景、スポーツ撮影において秀でた方向性の違う二つのフラッグシップモデルである。
センサー・AF
X-T2は24.3MP X-Trans CMOS IIIを搭載し、応答性の高いプロセッサと組み合わせることで高速な撮影が可能となっています。
新しいXシリーズでは暗所における位相差AFが改善されている。これは鳥の羽や動物の毛皮のような繊細な質感と低コントラストな被写体でも苦労しない。
画素数をT1の1.5倍に増やしているにも関わらず、X-T2は拡張感度ISOを有しデジタルノイズを制御している。X-T1の拡張ISO 12800は常用感度として利用可能だ。
色再現・ダイナミックレンジ
色再現は非常に良好で、明るく活力のある写真を撮ると満足いく結果を得られることでしょう。露出の信頼性はあるが、ハイコントラストな写真や暗い影おいてアンダーな露出にならないように気を付ける必要がある。
ダイナミックレンジオプションはDR100、200、400で、200、400では多くのハイライト部におけるディテールを残しています。しかし、違いはとても微妙なもので、暗部のディテールを改善するものではない。
HDR画像を作成したい場合には自動HDR画像作成機能がないので、ブラケット撮影を使用する必要があります。
ISO感度
ISO6400までノイズレベルが低く優れていますさらにISO12800も使用可能です。これ以上のノイズ耐性を獲得するためにはAPS-Cクラスだと2000万画素のニコンD500くらいだ。
ノイズ低減機能はデフォルトで使用すると若干アンダーな傾向あったので+0.3に調整して使った。最高感度であるISO51200に設定するためには感度ダイヤルを「H」に設定しなければなりません。
ホワイトバランス
オートホワイトバランス(AWB)は白熱灯を使った照明のシーンでは暖色系の結果となりました。もう少し中立的な結果を得るためにはプリセットのホワイトバランスを選択する事で可能です。
AWBは蛍光灯かでも良好な性能を発揮します。蛍光灯プリセットは強めの色かぶりが発生します。
フィルタ
訳注)アドバンスドフィルターとフィルムシュミレーションの説明は省きます。
パノラマモードは他のカメラに比べてかなり高い解像度の写真を生成します。
ビデオ
4Kビデオに対応する最初のXシリーズだ。
HDMI出力をサポートしている上に、フィルムシュミレーションを利用できる。ヘッドフォン端子も用意されているが、これはパワーブースターグリップに組み込まれている。
訳注)基本スペックが説明されていますが端折ります。
コストパフォーマンス
X-Pro2よりも僅かに高い。
訳注)別ページ「ミラーレスカメラの2016年コンパクトシステムのベスト13」を参照とのこと。それらを踏まえて解釈すると、4K動画としてはGH4やα6300の方がやや優勢となっています。
総評
X-T2は高速AFやノイズ耐性、描写性能を持っており、ファームウェアで更に改善される可能性を秘めた素晴らしいカメラだ。時間と共に良くなっていくことを期待する。
X-T2の長所
- 優れたノイズ性能
- 優れた色再現
- 3インチチルトモニタ
- 優れた電子ビューファインダー
- バッテリーグリップによる高速パフォーマンス
- バッテリーグリップと改善されたバッテリー寿命
- 高速AF
X-T2の短所
- 価格がやや高い
- X-T1よりも大きい
- バッテリーグリップなしだと340ショットのバッテリ寿命
- 暗部のディテール
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