前回の記事で開封の儀を行っている間にバッテリーの充電が完了。早速実写してみようと思うので、まずは気になる描写性能を。
高感度耐性に始まり、ノイズリダクションやシャープネスを色々と試してみたいと思っている。特に高感度ノイズは実際に撮影したところ、ISO12800でもカラーノイズが目立たないので非常に見やすい!これは素晴らしいことだ。
今回は主に高感度ノイズに着眼した上で、ノイズに対して効果を発揮する設定を探っていくページ。ちょっとづつ更新予定。
- 高感度耐性チェック(2016.3.30)
- 高感度耐性チェック2(2016.3.30追記)
- ノイズリダクションの確認(2016.3.30追記)
- シャープネス処理の確認(2016.3.30追記)
高感度耐性チェック
初期設定
- F2.0固定
- シャッタースピード A
- 露出設定 -1
- 三脚に固定
- 手振れを抑えるためセルフタイマー2秒
- フィルムシュミレーション「STD」初期設定
- ノイズリダクション「0」
- JPEGの画質はF(ファイン)
- ISOダイヤルでISOを段階的に上げていく
実寸大でリサイズしていないX-Pro2の吐き出したJPEGを掲載しているのでファイルサイズはかなり大きい。
スマホで見ている方はデータ転送量に注意。WiFi推奨。
ISO200
あ!敷物がよれている(汗 そこんところご愛嬌と受け止めて以下を見てください。
ISO200はもちろんノイズナッシング。これであったら問題ですな。開放F値で撮影たので、ピント面以外の解像感がいまいち伝わりにくいかも。描写テストは後日行うので、まずはノイズ感を。
ISO400
ISO800
ISO1600
アウトフォーカスしている部分のディテールが少しずつ損失しはじめる。ピント面は十分解像。
ISO3200
この辺りから若干だがノイズが混じってくる。主にボケの輪郭部分にざらつきを感じる。と言っても等倍で確認した時の話であって、トリミングせずに使うのであれば十分過ぎる程。
ISO6400
ピント面にも無色の粒状感が目立ち初める。玉ボケがざらつきで潰れかかっている感じだ。と言ってもコレも等倍で見た場合で、トリミングしないのであれば余裕で使える。
アウトフォーカス部分のノイズがノイジーに。しかし、カラーフリンジが発生していない事もあってボケが強張る印象で済んでいる。
ISO12800
如何でしょう?ピント面の解像感は残っておりある程度ディテールも確認出来る。アウトフォーカス部分のボケは潰れてしまっているが、それが全体の印象を損なっている様子は無い。ブログやSNS、小さめのプリントならば閲覧する分には十分使える範囲。
グレーの部分にカラーノイズが極わずかに発生している。黒や白の極端な色彩では目立たない傾向がある。
高感度チェック:色彩豊 Ver
前回のチェックは白黒多めだったので、今回は別モデルを準備。毎回ファイルサイズが大きいものをアップしているとサーバーがパンクするので、今回はトリミングした部分的な物を用意。条件は前回と一緒で、左に50%リサイズの全体像、右にピント面の猿を等倍トリミングで掲載している。
正直なところ、50%にリサイズしてしまうとISO12800でも全く気にならない。感度はISOオートで上限12800まで振っちゃっても良いのではないかと思うほど。とは言え、ボケが汚くなる傾向はあるのでそこんとこは実写する時に試してみる。
ISO | 全体像(50%にリサイズ) | ピント面等倍切り出し |
200 | ||
400 | ||
800 | ||
1600 | ||
3200 | ||
6400 | ||
12800 |
ノイズリダクションの確認
上記のテストではノイズリダクションを「0」で試している。そこで、設定可能な-4?+4までの間で撮影してみた。
今回は上記の条件を踏襲しつつ、ISO12800でテスト。
+4と-4を比較すると粒状感が大きく違う。猿がもともとツルンとした被写体なので、この場合はノイズリダクションをガッツリかけても問題なさそうだ。逆に細部を残したい風景写真などでは少し弱めた方が解像感が残っていると思われる。
前述したようにリサイズ前提ならそこまで目立たないが、被写体によって「-4」だとざらついた印象を受けるかもしれない。
ノイズリダクション | 全体像(50%リサイズ) | 等倍ピント面切り出し |
+4 | ||
+3 | ||
+2 | ||
+1 | ||
-1 | ||
-2 | ||
-3 | ||
-4 |
シャープネスの確認
ペンタックスユーザーで、シャープネスに独特な設定があり高感度においてはかなり影響する。シャープネスにはその印象があるので、こちらも+4~-4までの間で比較してみた。今回はノイズリダクションを「0」にしてISO12800で撮影。
全体像(50%リサイズ) | 等倍ピント面切り出し | |
+4 | ||
+3 | ||
+2 | ||
+1 | ||
-1 | ||
-2 | ||
-3 | ||
-4 |
別の切り抜き
猿がのっぺりしすぎてて分かりづらかったかもということでキャップの部分を切り抜き。
+4までシャープネスをかけるとのっぺりしている部分において粒状感がありざらついている。と言ったものの、そこまで違いがある訳では無いのでノイズ感の制御で言えばシャープネスを気にせずノイズリダクションの効き目で調整すれば良さそうだ。
シャープネス-4 | シャープネス+4 |
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この機材はWillVii?からお借りしたものです
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