本格的な光学性能をビスケットレンズでsmc PENTAX-DA 40mmF2.8 XS【評価･作例】

パンケーキレンズの上を行く「ビスケットレンズ」というジャンルを確立した一風変わった外見と本格的な描写を併せ持つ。

そのコンパクトな外観からは想像もつかないが、AF・AEに対応しておりマニュアルフォーカスも可能。しかもフォーカスリングの操作感は良好そのもので、思いの外マニュアルでの操作も楽しい。さらにSPコーティングによる汚れ等への耐性が良好だったり、F2.8の明るさを維持していたりする。

基本的な光学設計は『DA 40mm F2.8 Limited』をベースとしているので、傾向はLimitedレンズと同様だ。クイックシフトフォーカス機構は採用されていないものの、SPコーティングによる前玉の保護は頼もしい。しかし、フードが存在しないので逆光に対して予防策を講じることが出来ない点はマイナスか。但し、適切にハレ切りすれば対応出来る事も多い。

40mmの画角には『smc/HD 40mm Limited』『smc 43mm Limited』『smc 40mm XS』の4つ巴。その中でも格安で最薄。最軽量はこのレンズ。K-01の為にデザインされたと言っても過言ではないこのビスケットレンズは、K-01のみならず条件付きでフルサイズPENTAX K-1で使えちゃうかもしれないという。中古で1万円台で売ってたりするので、懐に余裕があれば一本揃えておくのも良いかもしれない。