WiFi内蔵型カメラの利便性や如何に?
第一弾は中古カメラでの失敗談
第二弾は外観と機能性のレビュー
第三弾はTCON-17xを使った超望遠の世界
そして第四弾はWiFiの使いやすさをご紹介しよう。
もはや普通になりつつあるカメラのWiFi内蔵型。私もこのSTYLUS1で始めて体感することになった。さてさて、PENTAX機種にも晴れてWiFi内蔵の一眼レフカメラが登場したので、その使いやすさは如何程か確認していこう。
WiFiへの接続が若干、面倒くさい
カメラとスマホを接続する為には、まずカメラ側のWiFiをオンにする必要がある。ではオンにしてすぐスマホと連動出来るかと言われるとそうではない。
- スマホ側でもWiFiをオンにした上で、プライベートPASSを入力する。
- もしくはカメラでQRコードを表示させて読み取るかして接続する。
この手間がちょっと面倒くさいんだな。特にinstagramやFacebookなどにアップする為、撮ってはスマホへ撮ってはスマホとするのであれば接続する回数は多いと思う。それを考えるとこの一手間は看過出来ない大きな手間だ。
かと言って付けっぱなしは電池が勿体無いし、スマホのバッテリーも食うし…。その手間を考えると、NFC付きのWiFi機能は使いやすそうだ。かざすだけで接続出来るのは手軽で良い。
これはNFC搭載機ではスマホをかざすだけで連動出来るので、是非D5500やK-S2で体験してみたいものだ。という感じでK-S2を持ち上げてみよう。
遠隔操作ではワイヤレスレリーズボタンとしての機能と
普通にライブビューモニタをスマホ、タブレットで表示させるライブビューモードとがある。
遠隔操作が面白い
カメラ一体型ならではの遠隔操作として、パワーズームによる拡大縮小が出来る。これはパワーズームの付いていない一眼カメラ機では絶対に出来ない機能だ。
集合写真で三脚に取り付けて、スマホで操作。「おっと、思ったより遠かったな…。」というときはスマホから操作して、ズームして拡大する事が出来る。また、モードもスマホから選ぶことが出来るし、絞り優先やシャッター速度優先も勿論可能。パンフォーカスをしっかり狙ってシャッターを切ることが出来たり、シャッター速度を調整しながら面白い写真を撮ることも出来る。
もちろん液晶で使うことの出来たタッチAFはスマホでも健在だ。スマホ上からしっかりとピントを合わせる事が出来る。撮影後もスマホを使って画像を確認出来るので、いちいちカメラを触らなくても済む。
タブレットでの操作でさらに大画面
Olympusのアプリさえインストールすればお手持ちのタブレットでもリンクすることが出来る。つまりそれは10インチの大型画面のタブレットでも使えるという事なので、自前のXperiaZTabletで導入してみた。
WiFiでの遠隔操作中の画像はさすがに荒いものの、遠隔操作する上で苦になるほどではない。寧ろ画面が大きい分、どこにピントを合わせたいのかを繊細に調整することが出来る。
ここでまた余談だが、K-S2など一眼レフのバリアングル機において、液晶を裏っ返して消灯させてやる。そうすれば、バックパネルの電池の消耗を防ぐことが出来るので、耐久時間も増えるだろう。
スマホ・タブレットへの転送速度も悪くない
早いかと言われると、早くはないが遅くも無いのでストレスが掛からない程度。と言うのも、STYLUS1のデータ容量は画質最高で一枚5MBほど。K-3だとJPEGの最高画質でSTYLUS1の3倍。RAWデータで6倍あるので、転送速度は落ちるだろう。しかし、スマホやタブレットでそこまで高画質(高画素)なデータは必要ないので、転送する前にリサイズするかそもそもJPEGサイズを落とすかしても問題無いかと思われる。
まとめ:やはりSNSとの相性は最高
最近はやりのSNSとの相性は良い。例えば複数人で自撮りする時も全員揃ってポーズを決めて、シャッタスピードの調整やピントの微調整出来るのがGood。最悪一人で自撮りする際も飛んだり跳ねたりを確認しながら遠隔操作出来る。バリアングルでは手持ち撮影しか出来ないが、WiFiで遠隔することで離れた位置から自分を撮影することも可能になった。
例えばトリックアート的な写真を撮る時ナド。ポジションやピント・絞りの調整は必須。その時にいちいちカメラを確認していては手間すぎる。そこでポケットのスマホと連動させて、フレームを確認しながら位置を微調整出来る。
全体的なWiFi関連の機能は特にもたつきを感じない動作なのでストレスを感じることも少ないだろう。STYLUS1を含めた高級デジカメ機の一覧リストはこちらから参照出来るので確認して欲しい。
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