- 第1弾で中古品の注意点
- 第2弾で外観と機能性
- 第3弾でTCON-17xテレコン
- 第4弾でWiFiによる遠隔操作
そして第5弾では全体的な使いやすさを改めてご紹介しつつ、まとめたいと思う。
使いやすい焦点距離とF値
ご紹介した通り、フルサイズ換算で28mm?300mmの焦点域をカバーしている。広角側での使用であれば他のコンデジでもいい気がするが、望遠側が300mmでこのサイズ感のは中々無い。センサーサイズを1/2.3まで落すと無くはないが、1/1.7サイズでは唯一無二。
特にF2.8通しなど1/2.3サイズであればFZ-200、1型センサーならRX10、1/1.7センサーならSTYLUS1とセンサーサイズにつき1機種くらいだろうか?しかもこの3機種中では取り分けコンパクト。FZ-200よりもサイズは小さい。
センサーは1型に比べると小さいが、望遠側を使えば普通に被写界深度を浅くすることが出来るので、本格的なボケを楽しむことが出来る。特に手振れ補正も付いているので望遠側も使い易い。
また、テレコンバーターにも対応しており、装着することでF2.8通しの510mmの焦点距離をカバーする。画質はセンサーサイズ相応だが、引き伸ばしで見ない限りソコソコ使えてしまう。
幅広い機能性
なんと言ってもこのサイズでフォーサーズ機と同じEVFが実装されている。FZ-200など、EVFを見ていただくと分かるが画面が小さすぎて実用性がかなり厳しい。また、ファインダーを覗きながらホワイトバランスやイメージカラーを設定出来るのはありがたい。これもEVFの画面が大きく、文字を表示しても見やすい為と考えると大型EVFの有り難みが分かる。
また、Fnボタンが2と電子ダイヤルが2つ。レバーが2つと小さいカメラの割りには非常にギミックが多い。始めはボタンの多さに戸惑うかもしれないが、長く付き合うのであれば、自分に合ったボタン配置を設定して体が慣れてくれば問題無い。いちいち設定画面を表示して変更する必要がないのはかなり重要だ。また、レバー操作によってMFとAFを切り替える設定も出来る。マクロ使用時のピントの微調整も容易になり、撮影可能なシチュエーションを増やす手助けになっている。
チルト90度液晶にタッチパネルまで装備している。仰角、俯角にも対応出来るので、これでさらに撮ることが出来る機会が増す。ホントシャッターチャンスには強い機種だ。使いやすいし、使っていて面白い機種だと感じる。メカ好きなら好みそうな造り。吐き出す写真はカリカリの解像度だけど使いにくいSIGMAのコンデジとは正反対に位置している。
2015年4月21日:追記:そうそう、電源オフ時でもレンズを繰り出さずに再生して写真を確認することが出来る。再生ボタンを長押しすることで電源をオンにして再生のみ利用出来る。そこからWiFiも使えちゃったりするので、レンズを繰り出して心配ならこの機能を活用すると良いだろう。
SNSとの融和性
撮って転送、すぐ更新。スマホで撮れないボケ感をサッと撮ってサッと転送。そしてSNSの更新。特に写真メインのinstagramとの相性がバッチリ。WiFiなんて使わねえよ!と言わず是非一度触ってみてほしい。そして、SNSにも興味を持って頂けると幸いだ。私も始めは毛嫌いしていたが、いやいや…非常に参考になる構図や露出で撮っている方々が多く参考になる。
また遠隔操作によるリモートライブビュー撮影も便利。自撮りや面白いトリック写真を撮る際には、構図の確認やピントの調整も手元でタブレットの大画面を見ながら調整出来る。遠隔ズーミングも可能で焦点距離の調整まで出来てしまう。私も一度嫁さんと一緒にトリック写真でも撮りに行ってこよう。そんな気にさせてくれるカメラだ。
まとめ:STYLUS1は買いか?
「手のひらサンニッパ」としてオンリーワンの存在。この焦点距離にしてF2.8通しで、このコンパクトだから価値があるセンサーサイズが弱いので、メイン機があった方が良い。大変満足度の高いデジタルカメラだ。価格が4万円強と、センサーサイズではかなり高い方だがEVFやレンズの性能を考えと十分妥当な金額。メイン機に単焦点を取り付けて、スナップはもっぱらSTYLUS1に任せる(特に望遠側)と言う使い方を私はしている。一眼の望遠にそこまで拘らないのであれば、STYLUS1を持っておけば十分対応出来る。
このカメラが一番合うと思われるユーザーは、ブログやSNSを頻繁に更新しており、その際にデジタルカメラで撮影した写真が多い人。一眼カメラでWiFi搭載機をお持ちでない方向け。
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