ポケットに入るドラマティック描写 Voigtlander ULTRON 40mm F2 SL II【評価・作例】

レビュー・作例・参考サイト

購入早見表

レンズ名	楽天市場	Amazon	カメラの キタムラ	Yahoo
ULTRON 40mm F2 SLII N Aspherical Canon	新品・中古情報	新品・中古情報	新品・中古情報	新品・中古情報
ULTRON 40mm F2 SLII N Aspherical Nikon	新品・中古情報	新品・中古情報	新品・中古情報	新品・中古情報

レンズデータ

海外の評価

Dustin Abbott：ツアイスのようなレンズ

私が使ってきたレンズと比べると、このレンズは”普通”ではない。ツアイスのような質感を持っているが、ツアイスとは異なりコンパクトなレンズに仕上がっている。マニュアルフォーカス限定だがとても使いやすい。

個人的には「EF40mm F2.8 STM」よりも好みで、特にフォクトレンダーのプレミアムな色再現と明るい絞り値が好みだ。そして、信じられないほどコンパクトで携帯性に優れている。

長所：ツアイスのような造りと手触り、大きなフォーカスリング、信じられないほど小さくてコンパクト、素敵な色再現、芸術的で有用なフレア耐性、よく補正された色収差

短所：より安価な競合よりもシャープではない、マニュアルフォーカス限定、ボケは少し騒がしい場合がある、接写するには撮影倍率が足りない、競合より歪曲が大きい

Photozone：ボケは少し粗いが可愛いレンズ

このレンズは確かに可愛いレンズだ。パフォーマンスは非常にまともであり、F2.0~F2.8ではとてもシャープなレンズでは無いが、まだまだ実用的なものだ。中央画質は中程度の絞り値で優れたものとなるが、フレーム全域でとてもシャープな結果を得るにはF5.6?F8.0まで絞る必要がある。

倍率色収差はとてもよく補正されており、主観的な意見だがシャープネスに影響している。中程度の樽型歪曲。絞り開放で問題になる周辺減光だがF2.8まで絞ると問題は無くなるだろう。

このレンズにおける最も問題となる点はボケの品質だ。かなり粗く、このような大口径レンズの趣旨からすると少し残念だ。

品質はとても高く、AFは実装されていないが現場使用するのが楽しいレンズだ。コンパクトサイズととても軽い重量は最小限のシステムで旅行したい時には良い選択肢となる。

ePHOTOzine：中央はとてもシャープ

このレンズは絞り開放からフレーム中央がとても良好なシャープネスと色収差となっている。フレムの端に向かうにつれて性能は低下していくので、潜在的な購入者を少なくする原因となる可能性がある。レトロなパンケーキスタイルのレンズを探している人（特にニコンには40mm F2.8系が無いため）には引き付けられるかもしれない。

長所：中央の非常に高いシャープネス、とても良好な造り、滑らかなマニュアルフォーカス、コンパクトで合理的な軽さ、接写性能とフード

短所：周辺減光、四隅における絞り開放の性能、少し色収差が大きい（四隅）

Lenstip：そこまで大口径では無いが長く付き合えるレンズ

長所：コンパクトであると共にしっかりとした鏡筒、高品質の造り、とても良好な中央画質、色収差はよく補正されている、歪曲が小さい、APS-Cにおける減光が目立たない、逆光耐性

短所：絞り開放における四隅の画質、コマ収差が大きい、フルフレームにおける重大な周辺減光

フォクトレンダー3本はどれも大口径レンズでは無いが、このレンズは多くの点で興味深い。

一つは個性的な性能で異なるマウントに対応していること。そしてとても小さい鏡筒であると同時に比較的しっかりとした造りとなっている。光学性能は良好（際立ったものではないが）で歪曲や球面収差はしっかりとしている。この2点のメリットが組み合わさることで30年は付き合えるレンズだろう。

サイト案内情報