Index
違いを見極めるポイント
レンズ性能
レンズ性能は「全てが最高性能の最強レンズ」が存在しない。自分の使うスタイルに合わせて「何を一番重要とするか?」をしっかり決めておこう。
「光学倍率」より遠くまで撮りたい時
「光学ズーム」とはレンズの性能でどこまで広く・遠く写すことが出来るか?という数値で、画質劣化が「デジタルズーム」と比べて低い事が特徴。このズーム倍率が高い程、遠くを綺麗に撮影することが出来ると考えておけば良いだろう。
特にズームしない(出来るだけワイドに撮りたい)のであれば下記の広角・マクロ性能にこだわってみよう。
この性能でオススメのカメラ
「広角○○mm」より広く・ワイドに撮りたい時
スマホよりもワイドに撮影する事が出来るので、風景をより広く、より多い人数で集合写真撮ることが出来る。
光学ズームの中でも特に重要なポイントが「広角○○mm」という数値。防水カメラは「21mm」や「24mm・28mm」程度の広角が多く、出来るだけワイドに撮りたいのであれば数値が低い物を選べば良い。
この性能でオススメのカメラ
「マクロ・最短撮影距離」小さい物をより大きく撮りたい時
「最短撮影距離」若しくは「接写」などで表記されている場合が多い。どれだけ被写体に近づく事が出来るか?と考えておけば良いだろう。
特に性能の良いカメラは1cmまで近寄る事が出来る。しかし、近寄れば近寄るほど自身の影が被写体に写り込んでしまう場合も多い点は考慮しておこう。
この性能でオススメのカメラ
「F値」背景をボカしたい・夜景・水中で手振れを少なくしたい
カメラに詳しくないとあまりピンと来ないかもしれないが、重要な数値。簡単に言えば、F値が低いほどボカしたりブレ難いカメラと言える。特に夜景や水中で違いが出てくるポイント。水中で魚をブレないように撮る際に重要(早いシャッタースピードが必要があるため)。
この手のカメラで大きなボケを作るためには出来るだけ近寄るか望遠で撮る必要がある。ボケを意識するなら光学ズームやマクロ性能と合わせて考えておこう。
この性能でオススメのカメラ
バッテリーライフ
レジャーでバッテリーを交換出来ない場面も多い。特に海やプール、山で荷物が多い場合等。
さらに日常でもバッテリーを予備と交換する頻度が多いと、うっかり落下させて故障や紛失の機会を多く作ることになる。出来ることならばバッテリーは長く持つに越したことはないだろう。
また、最近のモデルではUSB充電可能なモデルが多くなっている。新幹線や車などで充電可能なので、場合によっては予備バッテリー要らずになる事も。
この性能でオススメのカメラ
防水性能・耐低温・耐衝撃
防水性能
ダイビングなどでの使用を考えているのであれば特に着目したいポイントだ。
反面、浅瀬や川で遊ぶ程度ならば防水性能は十分。耐衝撃性能などに気を配ろう。
この性能でオススメのカメラ
耐低温
ダイビング・スキーで気をつけたいポイント。
現行のタフネスモデルは良くなってきているのものの、低温状態でのバッテリー消耗率は高い。特に-10°を切る過酷な環境下での使用なら気をつけよう。といっても良いバッテリーを買うよりは、ホッカイロ等で温めてやったほうが良いかもしれない。
耐衝撃
登山や川遊びなどで気をつけたいポイント。日常的に使っていても落下などのシーンは存在すると思う。子供に持たせた時に誤って落下させてしまう心配があるなら特にこの点が重要だ。外装や液晶に傷が入りにくい構造になっているかも確認しておこう。
傷を出来るだけ付けたくないのであれば、別売り品の保護カバーの有無も確認しておこう。
GPS・WiFi
GPS
気圧・標高・水深 コンパス表示・ロガー機能・地図連動などを利用出来る。モデルによってはこれらの内、制限がかかるものもあるので使いたい機能はかならず確認しておこう。
特に便利なロガー機能は山歩きでパチリと撮った写真を後から「ここで撮影した」と地図と連携して確認する事が出来る。「奇跡の一枚」を撮り逃し、再度挑戦する時に良い指標となってくれるはずだ。
この性能でオススメのカメラ
使いやすい操作性
特にダイバースーツなどで動きに制約が出てくる場面では気になるポイントだ。
カメラのボタンが多く操作出来る物が多い反面、一つ一つのボタンが押しにくい。こんな場面でカメラはサッと取り出せて、サッと撮る事が出来るカメラの方が便利だったりする。
メーカー別のオススメモデル
オリンパス TG-4 Tough
様々なシーンに活用出来る性能とオプションパーツが存在するカメラ。特にレンズの性能が良く、F値が低く(明るく)マクロ性能が非常に良好。水中やローライトなシーンで使うも良し、昆虫や植物を顕微鏡の様に拡大して撮影する事も可能だ。
このレンズ性能を支える操作性も非常に良好で、別売りのオプションパーツも豊富に揃っている。顕微鏡モードで使い勝手の良いリングライトディフューザーなども純正で揃えているのが素晴らしいので、このカメラを買うなら是非マクロ撮影に凝ってみてほしい。
さらに、ライバルのカメラには無いモードダイヤルを搭載している。これによっていちいちモードを液晶画面から呼び出す手間も無く、シーンに合わせて素早く切り替えることが可能。
注意点は単体で使うとF値が明るい防水カメラでしかない。このカメラを最大限活用するのであれば、顕微鏡モードや水中での使用する場合にはディフューザーやフィッシュアイレンズを別途購入を視野に入れておこう
ライバルのカメラと比べるとやや高いが、オプションを含めてオールラウンダーとして活躍出来るので非常に優秀。アウトドアの頼れる相棒とするならベストチョイス。
オススメポイント
- F値が2.0と明るく、水中や暗所で使いやすい
- 顕微鏡モード等のマクロ撮影が充実している
- GPS・WiFi内蔵
- モードダイヤル搭載
- RAW現像出来る
- 豊富な別売りオプション
購入参考サイト
- オリンパス公式 TG-4サイト
- 価格.com レビュー/口コミ
- PHOTOHITO ユーザー写真作例
購入早見表
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | |
STYLUS TG-4 Tough | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
オリンパス TG-870 Tough
防水カメラにも関わらず、なんと液晶パネルが上に可動する。様々なアングルで撮る場合には非常に便利な機能性を持ったカメラだ。
基本的なタフネス性能はTG-4と同様で、F値がちょっと高い代わりに広角21mmと他のライバルカメラを突き放す超ワイドな撮影が可能。液晶パネルが上に180°可動する事と21mmという広角レンズの相乗効果で自撮りしやすいというポイントが大きい。
自撮りだけでなく、可動パネルをより使いやすくする為にシャッターボタンが数か所にあるのも特徴だろう。様々なアングルで撮影する時も無理な態勢でシャッターボタンを押す必要が無い。
変わった使い方として、液晶パネルをスタンド代わりにする事も可能(上方向のみ)
TG-4とどちらを買うか迷った時には「ワイド・ハイアングル、ローアングルなら TG-870」「顕微鏡・暗い場所でもしっかり撮りたいなら TG-4」と考えておこう。どちらもモードダイヤルを搭載しており、各種設定を呼び出しやすいのは良いポイントだ。
オススメポイント
- 広角21mmと超ワイドな撮影が可能
- チルト式の液晶パネルと使い勝手の良い操作性
- モードダイヤル搭載
- GPS・WiFi搭載
- 豊富な別売りオプション
購入参考サイト
購入早見表
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | |
STYLUS TG-870 Tough | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
?ニコン COOLPIX AW130
なんとこのカメラ、世界地図が内蔵されている。GPS内蔵なので現在地がひと目で分かる便利機能で、他のカメラにはもちろん搭載されていない独特なものだ。そしてグローブをしていてもカメラを振ることで呼び出す事が出来るユーザビリティの高いデザインとなっている。
レンズは使い勝手の良い24mmF2.8。F2のカメラと比べるとやや暗くなるが、よりワイドに撮影する事が出来る。
また、ライバルカメラよりも水圧に耐性があり、なんと水深30mまでOK。一般的な防水カメラの15mの倍、競合するキヤノンD30の水深25mよりも深く潜ることが出来る。
世界地図内蔵だったりや広角24mmタフネスだったりと、山男・海男に愛されるアウトドアカメラだ。
オススメポイント
- 世界地図内蔵
- より深く潜る事が出来る(水深30m)
- GPS・WiFi搭載
- USB充電可能
- 120fpsの高速連写
購入参考サイト
購入早見表
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | |
COOLPIX AW130 | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
?キヤノン PowerShot D30
ボタンの配置はとてもシンプルで余裕を持ったデザインになっている。色々な設定を呼び出すにはやや面倒なものの、ダイビング等でグローブをしたままでも押し間違えが少なく、操作に困らないという恩恵がある
さらに、Nikon AW130同様、一般的な防水カメラよりも耐圧性能の高い水深25mまで耐用可能となっている。ダイビングで使うのならばいい選択肢と言えるだろう。
F値は平凡なものの、光学ズーム倍率は高く遠くを写すためにズームするならライバルよりも頭一つ抜きん出ている(XP90と互角の性能)。
オススメポイント
- 光学5倍ズーム(28-140mm)
- GPS搭載
- より深く潜る時に持っていける(25m)
購入参考サイト
購入早見表
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | |
PowerShot D30 | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
?リコー RICOH WG-5 GPS
これまでのカメラのデザインを覆すキャッチーな見た目で2011年に登場したシリーズの第5世代。
価格は防水カメラの中でも平均点なポジションだが、レンズはしっかりしており、価格がグッと高い「Olymus STYLUS TG-4」と同スペックの物を使用している(よく見てみるとレンズ構成もクリソツ)。メカシャッター1/2000秒に加えて、電子シャッター1/4000秒を使用出来る。F2.0を使って逆光撮影などでも十分使える。
また、TG-4と同様に「顕微鏡モード」を搭載し、ディフューザー要らずのリングライトをレンズ外周部に採用している。TG-4と比較してオプション装備をあまり買う気がないのなら良い選択肢。マニュアルフォーカスが可能なので、顕微鏡モードでピント面を追い込むならかなり便利。
オススメポイント
- 明るいF2.0のレンズ
- 顕微鏡モード(ライト搭載)
- GPS搭載
- カジュアルなデザイン
- マニュアルフォーカス可能
購入参考サイト
購入早見表
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | |
WG-5 GPS | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
?富士フイルム FinePix XP90
防水カメラの中ではとてもリーズナブルなシリーズの一つ。私も古いモデルだが所有している。
性能は他のカメラに比べるとあまりパッとしないが、防水カメラとして普通に使う分には問題ない。普段は別のカメラを持っているが、数少ない水場でのシーンで写真を撮りたい時に持っていると便利なカメラ。
資金面に余裕があれば、自分のスタイルに合わせた他のカメラの方が満足度は高いと思われる。
オススメポイント
- 光学5倍(28-140mm)
- WiFi搭載
購入参考サイト
購入早見表
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | |
FinePix XP90 | 新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
新品・中古情報 |
?防水カメラの性能比較表
Olympus TG-4 |
Olympus TG-870 |
Nikon AW130 |
Canon D30 |
RICOH WG-5 |
Fujifilm XP90 |
|
有効画素 | 1600万 | 1600万 | 1605万 | 1210万 | 1600万 | 1640万 |
広角 | 25mm | 21mm | 24mm | 28mm | 25mm | 28mm |
望遠 | 100mm | 105mm | 120mm | 140mm | 100mm | 140mm |
F値 | 2.0-4.9 | 3.5-5.7 | 2.8-4.9 | 3.9-4.8 | 2.0-4.9 | 3.9-4.9 |
マクロ | 1cm | 1cm | 1cm | 1cm | 1cm | 9cm |
MF | ○ | ○ | ||||
シャッター | 1/2~1/2000秒 | 1/2~1/2000秒 | 1~1/1500秒 | 1~1/1600秒 | 1/4~1/4000秒 | 1/2~1/2000秒 |
ISO | 100-6400 | 125-6400 | 125-6400 | 100-3200 | 125-6400 | 100-6400 |
RAW | ○ | |||||
モニタ | 3.0 46万ドット |
3.0型 92万ドット |
3.0型 92万ドット |
3.0型 46万ドット |
3.0型 46万どっと |
3.0型 92万ドット |
撮影枚数 | 380枚 | 300枚 | 370枚 | 300枚 | 240枚 | 210枚 |
WiFi | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
GPS | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
USB充電 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
防水 | 15m | 15m | 30m | 25m | 14m | 15m |
重量 | 247g | 221g | 221g | 218g | 236g | 203g |
参考サイト
スポンサーリンク
スポンサーリンク