DPReviewが5月に入ってから「IMAGING RESOURCE(海外では有名な写真系メディア)」が閉鎖していると発信しています。原因は不明ですが、DPReviewと同じく親会社の影響がありそうですねえ。
DPReview:Imaging Resource closed following acquisition by new owner
- 2019年にかろうじて閉鎖を回避したImaging Resourceだったが、2023年5月6日に不意に休刊となった。休刊の理由について、声明も追加情報も出されていない。多くの読者やフォトコミュニティは、ウェブサイトを訪問してエラーメッセージが表示された後に初めて休刊を知った。
- DPReviewと同じ1998年に開始されたImaging Resourceは、デジタル写真のニュースやレビュー、ひいては過去25年あまりの写真史の記録において、長年のライバルであり友人であった。
- DPReviewと同様、Imaging Resourceも米国を拠点とし、新しいものや輝かしいものに対する誇大広告ではなく、技術的な知識や専門性に根ざした深いレビューや業界ニュースの報道で高い評価を得ていた。我々編集者の多くは、Imaging Resourceのチームを知っており、2つのサイトは互いに尊敬し合っていた。
- 2023年5月8日(月)現在、Imaging Resourceのウェブサイトは、削除された理由の説明もなく、2日以上にわたってオフラインとなっている。
- 2019年、創設者のDave Etchellsはサイトが終了するというニュースを伝えたが、2020年3月にはMavador Mediaが新オーナーとなった。新オーナーはOutdoor Photographer、Digital Photo Pro、Digital Photo Magazineも運営している。
- 2023年3月、Mavador MediaがBeBop Channelに買収されたことで、Imaging Resourceの所有権は再び移転した。
- 我々はImaging Resourceの親会社であるMadavor MediaとBeBop Channelに閉鎖に関するコメントを求めた。数時間経過した現在、回答は得られていない。この記事に変更があれば、更新する。
とのこと。
IMAGING RESOURCEは長年にわたり写真機材のレビューや新製品のインタビューなどで有名なウェブサイトですね。定点撮影の写真を利用した機材の比較、濃厚で技術的なメーカーインタビューで定評があったと記憶しています。前述のように、2019年に閉鎖の危機を迎えつつもこれを回避しましたが、今回は何の予告もなく閉鎖となってしまったのでしょうか?4月に閉鎖を発表したDPReviewがこれを報じているのが切ないですねえ。
(DPReviewはがいつまで更新を続けるのかも気になるところですが…。)
ちなみにPetapixelは以下のような見解を示しています。
Petapixel:Imaging Resource is Now Offline as the Camera Website Shuts its Doors
PetaPixelの編集長Jaron Schneiderが3月に指摘したように、演劇と音楽に焦点を当てたBeBopにとって、この企業(訳注:Madavor Media)が現在所有している複数の写真メディアは、場違いになっているようだ。
どうやらIMAGING RESOURCEが(新しい親会社の)BeBopの方向性と異なるウェブサイトだったようですね。これで即閉鎖というのも短絡的に見えますが、真相やいかに。
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