とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

案外、操作感がいいぞ! EOS M10 レビュー

   

10月末に発売された、EOS Mシリーズの新モデルである「EOS M10」をお触りしてきたのでインプレッションを。

EOS M10となって背部のホイールダイヤルが撤廃されて操作感が一新されているので、従来のユーザーは敬遠球かと思ったが案外そうでもなかった。

操作感

EOS M3と比較した記事を以前書いて、違いはオートフォーカスのアルゴリズムと操作性だけであってそこが気にならなければ結構いい線だと思った。その重要なポイントである操作感が結構いい感じ。

モードダイヤルはシンプルな3モードのみ

電源ボタンを囲う様に配置されているレバーがモードダイヤルで、そこでは「動画」「オートモード」「応用撮影モード」の三系統しか選ぶことが出来ない。普段はオートモードで気軽に撮影してちょっと凝りたいなと思ったら応用撮影モードに合わせれば良い。

まあこれはEOS M2までのシリーズではお馴染みのレバーであり旧モデルのユーザーならば操作に迷う事はないだろう。EOS 一眼レフ機を所有している方には不安なモードダイヤルの少なさには感じると思うが(笑

タッチパネルでの操作が簡単だった

実際、私もEOS M3からEFマウントに入った口で、EOS M10のモードダイヤルにはかなり抵抗があった。しかし、「応用撮影モード」に切り替えてみると、液晶パネルのタッチ操作で全てが行えてしまうので思ったよりも楽チン。画面左上に表示してあるモードボタンをタッチして、絞り値優先モード(Av)やシャッター優先モード(Tv)をさらにタッチするだけ。

カメラに添えている左手の親指だけで操作出来るので、モードダイヤル弄る操作とタッチパネルの操作とそこまでアクション数が変わらない。これは自分自身でも驚いた。慣れると物理ダイヤルよりも楽かもしれない。

電子ダイヤルが旧シリーズと比べて使い易い位置に

さらに背部ホイール撤廃のかわりに電子ダイヤルがシャッターボタン周辺に配置されている。これにより、電子ダイヤルの操作は人差し指に任せることができるので親指で背部ダイヤルを操作するよりもグリップ性が増して安定感を得る

さらに、マニュアル露出などで操作する項目が多い場合にも常時パネルに表示しておくことが出来る。調整が必要な場合には左手でタッチして右手で電子ダイヤルを操作、もしくはそのまま左手をスワイプするだけで操作も可能だ。

タッチでの操作だからこそメリットとデメリット

注意点はスワイプで設定値を調整しようと思うと、細かい数値で「ここだ!」とタッチしても少しずれる場合がある。しかし、そんなアバウトさに目をつぶれば、F1.8からF11までをワンタッチで瞬時に切り替えることも可能だ。これは物理ダイヤルしか持たない高級一眼レフ機では出来ない芸当だ。

高校生がスマホで文章を打つあの操作性の様なイメージで、タッチ操作に慣れてしまえば…ひょっとしたら新境地のカメラになるかもしれない。そんな感覚を得た。

さらに十字キーまで撤廃したPowerShot G9 Xなども同時にリリースしているので本気度は高い。タッチパネルのユーザーインターフェイスは、今後より良い物に変えていってくれそうなメーカーだと期待出来る。

EF-M 15-45 IS STM について


 

EOS M10のキットレンズとしても販売されている新レンズ。

画質の確認は出来なかったが、広角15mmは大正義。このコンパクトなボディで広角15mmを備えているレンズってそうないのでは?

自撮り機能との相性は抜群で、この画角の広さなら自分をフレームにいれつつ背景に主要な被写体を持ってくることも可能だろう。既にEF-M11-22mmと言う超広角ズームや標準18-55mmIS STMなど、焦点距離がかなり被ってしまうレンズが多い。

広角14mmよりワイドな画角をそこまで使わないのであれば、いっそ11-22mmと18-55mmをこのレンズ一本で済ませてしまうのもアリ。もちろん画質重視ならば要検討した方が良いが、あくあでも使い勝手を優先するのであればレンズ交換無しに色々と対応出来ちゃうこのレンズの有用性は高い。

フォーカス速度は18-55mmとそう変わらないかな?と言ったところ。爆速では無いけども、至って普通な速度。

EOS M10を買うなら

新規ユーザーなら買って良し

手軽に最新機種で高画質を楽しみたいのならオススメ出来る。APS-Cミラーレス一眼カメラのジャンルでタッチパネルを搭載しているモデルは今のところこのシリーズのみ。1800万画素と必要十分な画素数でDIGIC 6と言う最新の画像処理エンジンを搭載しているので、上級よりもISO高感度時のノイズは軽減されることだろう。

始めはデジカメの様にオート撮影で操作しつつ、慣れてきたら「応用撮影モード」。特にレンズを買い足して22mmF2や今後発売するであろう単焦点レンズを装着するまでには「応用撮影モード」を使いこなしておきたいところだ。

操作性がスマホに近い分、一眼レフ機などの高級機にステップアップする際には慣れが必要になる。そういう方には無難にEOS M3がオススメ。

EOS Mシリーズからのステップアップ

M2以前であれば、画像処理エンジンの向上やフォーカスエリア数の拡大で期待出来る部分はある。しかし、現状の価格だとステップアップには「高いかな」と感じる部分が多い。しかし、チルト液晶が搭載されたおかげで撮影しやすいアングルが増えた。ローアングルやハイアングルの写真をもっと撮りたいのであればステップアップを検討しても良いだろう。

ダイヤルもシャッター周辺部に配置の方が操作しやすいので、その点でも+のポイント。電子ダイヤルは背面より右肩に配置されていた方が操作し易いので今後とも実施して欲しいところだ。

EOS 一眼レフシリーズのサブとして

これはオススメ出来ないかな。操作性が違うので、あまりインターフェイスを変えすぎると混乱を招く事だろう。其のような方にはEOS M3がオススメだ。

玄人の方でも、新しい操作感覚を体験して見たいのであれば買っても良いだろう。

EOS M10の関連情報のページはコチラ

キット・レンズ一覧

 - Canon, カメラ, カメラ ボディ