7Artisans 60mmF2.8 Macro 交換レンズデータベース

• フォーカスリングと絞りリングを備えたフルマニュアルレンズだ。電子接点は非搭載である。
• フォーカスリングはとても大きく、十分滑らかで正確なフォーカシングが可能である。ピント位置0.26m?0.5mの間の回転量が大きいのでマクロ撮影時の操作は良好だ。しかし、1m?無限遠の回転量は非常に小さくピント合わせは難しくなる。
• レンズは総金属製で非常に良好なビルドクオリティだ。
• レンズフードはスライド式の金属製フードが内蔵している。
• シャープネス：α6000
  ・中央：F2.8 good,F4 very good,F5.6 excellent,F8 very good,F11 good,F16 回折
  ・四隅：F2.8 good,F4-F8 very good,F11 good,F16 回折
  ・マクロレンズらしいパフォーマンスのレンズだ。
• 周辺減光はF2.8で目に付き、F8まで絞ると解消する。
• 歪曲収差はとても小さい。
• 逆光耐性は本当に悪く、ハローとコントラストの低下が発生する。
• 色収差は少ない。
• 絞り開放の玉ボケはとても素敵だ。F4まで絞っても円形を維持した柔らかい描写だ。
• 後ボケは柔らかくとても心地よい。
• 発色は良好だが、屋外で強い光が入ると少し味気ない。
• クリックレスの絞りリングは動画撮影で便利だ。

7Artisans 60mm F2.8 MacroはAPS-Cレンズのラインアップとして歓迎できる一本だ。APS-C用マクロレンズの選択肢は多く無い。

• E 30mm F3.5 Macro：マクロとしては焦点距離が短すぎる
• 安原製作所 NANOHAx5：非常に専門的なマクロレンズ

9この60mmマクロレンズはマクロレンズの標準焦点距離である90mに相当する。優れたエルゴノミクスで使いやすく、F5.6まで絞ればとても良好なシャープネスだ。柔らかいボケでポートレートレンズとしても使えるが、ハイライトの発色がイマイチだ。マクロレンズとしてはコストパフォーマンス良好だが、万能レンズとは言えないだろう。

長所：F4-5.6のシャープネス・とても良好なビルドクオリティ・マクロ撮影で使いやすい・低色収差・低歪曲・柔らかいボケ・良好な玉ボケ・価格・マクロでは良好な発色

並：絞り開放のシャープネス・F11まで絞った際のシャープネス・ハイライトでの発色が鈍い・F8まで周辺減光が目に付く・重い

短所：1m?無限遠のフォーカスリング操作量が小さすぎる・逆光耐性