SIGMAレンズ カメラ レンズ

シグマ 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports 交換レンズデータベース

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports」の情報を収集しています。

更新履歴

  • 2019-05-04:Lenstipがレビューを掲載しています。
  • 2019-04-04:DPReviewがサンプルギャラリーを公開しています。
  • 2019-03-18:Mobile01がレビューを掲載しています。
  • 2019-01-18:PhotographyBlogがレビューを掲載しています。
  • 2019-01-15:PhotographyBlogがサンプルギャラリーを公開しました。
  • 2019-01-10:ePHOTOzineがレビューを掲載しています。
  • 2019-01-09:Bic Photo Styleが実写レビューを掲載しています。
  • 2018-12-19:作例リンクを多数追加しました。
  • 2018-12-11:フォトヨドバシがEFマウント版の実写レビューを公開しました。
  • 2018-11-16:12月14日発売決定と予約販売が開始されました。
  • 2018-09-26:シグマがフォトキナ2018で正式発表しました。発売日・価格は未定とのこと。
  • 2018-09-19:「近日発表」と噂情報が出回り始めたので専用ページを作成しました。正式発表後に情報を追記してゆきます。

レンズデータ

購入早見表

70-200mm F2.8 DG OS HSM SIGMA
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
70-200mm F2.8 DG OS HSM Canon
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
70-200mm F2.8 DG OS HSM Nikon
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ロック付花形フード LH914-01 (付属)
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TRIPOD SOCKET TS-121(付属)
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TRIPOD SOCKET TS-81 (別売)
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レンズデータ

レンズ仕様

レンズ構成枚数 22群24枚
画角(35mm判) 34.3-12.3°
絞り羽根枚数 11枚 (円形絞り)
最小絞り F22
最短撮影距離 120cm
最大撮影倍率 1:4.8
フィルターサイズ φ82mm
最大径 × 長さ φ94.2mm×202.9mm
質量 1,805g

MTFチャート

レンズ構成図

APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSMとの違い

70-200mm|S APO 70-200mm
レンズ構成 22群24枚 17群22枚
画角 34.3-12.3° 34.3 - 12.3°
絞り羽根枚数 11枚 (円形絞り) 9枚(円形絞り)
最小絞り F22 F22
最短撮影距離 120cm 140cm
最大倍率 1:4.8 1:8
フィルターサイズ φ82mm Ø77mm
最大径 × 全長 φ94.2mm×202.9mm Ø86.4mm×197.6mm
質量 1,805g 1,430g

関連レンズ

海外の評価

Lenstip

確かな光学性能のレンズ

  • 他の70-200mm F2.8と比べて大きなフィルターソケットと大きく重いレンズサイズとなっている。
  • 33mmの後玉はマウント面から2cmほど奥に配置され動くことは無い。
  • レンズ鏡筒はマグネシウム合金製の防塵防滴構造だ。製造国は日本である。
  • 三脚リングは全て取り外すことは出来ないため大幅な軽量化が出来ない。
  • 28mm幅のフォーカスリングはリブ付きで滑らかに動作する。ピント距離全域の回転角は約140度だ。
  • 53mm幅の図0無リングは70mm、100mm、135mm、200mmで印字されている。動作は滑らかだ。
  • 光学手ぶれ補正は最大で3.3EVと評価できる性能だが、見事な結果とは程遠く公称値を下回る。前モデルが3EVだったことを考慮すると改善幅は僅かだ。
  • 解像度
    EOS 5D Mark IIIのRAWファイルに基づいている。
    ・良像の基準値は30-32lpmm、最高の単焦点レンズで45-50lpmmに達する。
    ・現在のレコードはOtus 1./28の49.2lpmmや85mm F1.4 DG HSMなどの51.6lpmmである。
    ・中央領域はF2.8-5.6における広角端や望遠端がベストな結果となる。絞り開放から既に43-44lpmmとなり、F4まで絞ると45-47lpmmまで増加する。ズームレンズとしては本当に見事な結果だ。135mmでは僅かに低下するが幸いにも絞るとすぐに改善する。
    ・良好な中央解像だが、×1.4テレコンを装着すると画質の低下が顕著だ。幸いにも200mmの良好なパフォーマンスで持ちこたえている。不思議なことに小絞りを使ってもマスターレンズとの差が大きい。
    ・APS-C領域は200mmが最も良好だ。開放から42lpmmの優れた性能を発揮する。70mmもほぼ同様だが開放のみ35lpmm未満となっている。F4-5.6で43-44lpmmとなり、数年前の単焦点レンズ並みとなるため非難の余地はない。
    ・×1.4テレコン装着時のAPS-C領域も良好なパフォーマンスで実用的な画質だ。
    ・フルサイズ四隅は70mm F5.6で43lpmmとセンセーショナルな数値だ。200mmでも多用する絞り値では36?37lpmmと非常に優れた水準である。非難すべき点があるとすればF4近くまで絞らないと良像とならない135mmだけだろう。テレコン装着でも開放から良像の水準値は超えている。
    ・135mmのフルサイズ四隅が些細な欠点となるが、非常に肯定的な評価を覆すものとはならない。
  • 軸上色収差に問題は無い。絞り開放での色づきは極僅かだ。
  • 倍率色収差の補正は0.02%を決して上回らない135mmが最も良い結果である。70mmは0.04%程度と次いで良好、200mmもF2.8-F4は0.04%程度だが、絞り続けると収差が増えてゆき中程度に近づくが非難の余地はない。テレコン装着時でもF4-5.6で低く抑えられているが、F8以上で中程度となる。
  • 球面収差は僅かな影響も見られなかった。
  • 歪曲収差は70mmでー1.36%、135mmで0.75%、200mmで1.59%とキヤノンやニコンより悪く、タムロンよりも悪い。新設計のためこの点でも改善を期待していただけに残念だ。
  • コマ収差補正は良好で非難の余地はない。
  • 非点収差の平均値は7.1%と完璧では無いものの良好な結果だ。
  • このレンズのボケは賞賛すべきものだ。作例から分かるように玉ボケに目立つ縁取りは無い。ただし、口径食の影響は目立ち、F5.6まで絞っても影響が残る。
  • 周辺減光は70mm F2.8で-1.60EVだがF4で-0.62EVまで改善する。135mmでは少し悪化し、F2.8で-2.02EV、F4で-0.87EV、F5.6で-0.50EVとなる。200mmはF2.8で-1.74EV、F4で-0.68EVだ。前モデルと比べてテレコン装着時の周辺減光は遥かに優れている。
  • このレンズは22群のレンズで構成され、最大で44のガラス面で逆光耐性に気を配るのは大変だったことだろう。さらに×1.4テレコンを加えると27群、54面となる。仮に一面が99.7%の透過率だったとしても、レンズ全体では85%まで低下する。逆光耐性はテレコン装着時が最悪だ。
  • オートフォーカスはノイズレスの超音波モーターだが速度はそれほど印象的ではない。5D Mark IIIとの組み合わせで0.8?09秒でピント全域を移動する。フォーカスリミッターを使うと約0.4秒まで短縮される。精度はとても高かった。

長所:頑丈で防塵防滴の鏡筒・焦点距離全域で優れた中央画質・とても良好なAPS-C領域の画質・良好なフルサイズ隅の画質・軸上色収差の問題が無い・僅かな倍率色収差・穏やかな歪曲収差・良好に補正されたコマ収差・厄介ではない非点収差・APS-C領域で目立たない周辺減光・良好なボケ・×1.4テレコンとの互換性・リッチなアクセサリー

短所:フルサイズ領域で周辺減光が目立つ・逆光耐性が期待より少し悪い(特にテレコン装着時)

フレーム中央のパフォーマンスは抜群で無いものの、APS-C領域やフルサイズ四隅の領域が良好だ。非常に多い長所のリストとたった2つの予想できる欠点はシグマに間違いなく優れたレンズ設計者が存在することを意味している。単焦点のみならず、ズームレンズでも訴求力のある製品であることが裏付けられた。

Dustin Abbott

  • 競合他社と比べて300g以上も重い。それに加えて三脚環は取り外し不可となっている。三脚環を外すことが出来るタムロンG2が1387gであるのに、対しシグマは1812gだった。さらに全長も長く、直径は太い。
  • 幸いにもビルドクオリティはプログレードだ。手持ちのSP70-200mm F2.8 G2と比べても良くできていると感じる。プロモデルと言うよりミリタリーモデルだ。
  • レンズフードはこれまでのシグマレンズに無かったロックボタン式の機構を備えている。広くて押しやすく機能的だ。
  • 3カ所に配置されているレンズボタンはキヤノンカメラボディのボタンカスタマイズに対応している。(ニコン版はUSB Dockでカスタマイズ可能)私はワンショットAFとサーボAFの切り替え機能を割り当てている。
  • カスタムスイッチでAFスピードや手ぶれ補正の動作を変更することも可能だ。
  • ズームリングはタムロンよりもプログレードな滑らかさと精度で動作する。
  • 三脚座はタムロンよりも少し頑丈でアルカスイス互換対応のプレートとなっている。
  • キヤノンボディのレンズ補正に対応しており、歪曲や周辺減光そして色収差がJPEG出力時に補正される。これはとても重要なことであり、タムロンに絶対的に優っているポイントだ。
  • 互換性が高いため、キヤノン製テレコンバージョンレンズを装着してもうまく動作する。また、ソニーボディへMC-11経由で装着しても良好に動作する。拡張性はタムロンよりも優れるカテゴリだ。
  • α7R IIIと組み合わせると素晴らしい画質となる。APS-Cクロップも実用的だ。
  • オートフォーカスは良好で、5D Mark IVとの組み合わせでAFは中央領域以外でもうまく動作する。フォーカススピードはタムロンG2とほぼ同等だ。スポーツなど信頼性とAF速度が重要な局面では純正に利点があるかもしれないが、そう差はなはずだ。
  • 競合レンズと比べると70mmにおける樽型歪曲が大きい。
  • 周辺減光はタムロンG2と同程度だ。透過率はタムロンのほうが僅かに良い。
  • 70mmの絞り開放はコントラストが良好で四隅まで均質だ。タムロンよりも良い。
  • 100mmの絞り開放ではタムロンのほうが明らかに良好だ。絞るとさらにタムロンが強くなる。
  • 135mmの解像性能はタムロンG2とほぼ互角だ。どちらも中央・四隅は非常に良好な画質である。コントラストの点でシグマのほうが好みだ。
  • 200mmではタムロンよりもコントラストが強く、四隅において優位性を持っている。テレコンバージョンレンズを装着した時にも差が発生する。
  • 解像性能が他社を圧倒するほどと言う訳では無いが、トップクラスに近いパフォーマンスである。
  • タムロンはブリージングが大きかったが、シグマは小さく安定している。接写時の撮影倍率に違いが出るはずだ。ただし、タムロンは低倍率だが接写時でも高画質を維持している。
  • 200mm側の後ボケはシグマのほうがコントラストが強く硬調だ。その一方で玉ボケは11枚羽根のシグマが良好に見える。
  • 色収差はとても良好に補正されている。ハイコントラストなシーンでも実際に目に付くことは無いだろう。

70-200mm F2.8 DG OS HSMは最後発の大口径望遠ズームだ。もしこのレンズが4?5年前に登場していたらチャンピのンの座を獲得していたかもしれない。

今日の市場でも間違いなくトップクラスではあるが、タムロンG2の存在が厄介だ。シグマよりも安価で競争力のあるレンズであることは疑う余地がない。

だがその一方でシグマのビルドクオリティはタムロンよりも良好で光学性能に大きな欠点は無い。そしてテレコンバージョンレンズやレンズアダプターとの互換性、そしてキヤノンボディとの相性が良好である点も見逃すことは出来ない。

長所:ミリタリーグレードのビルドクオリティ・良好な防塵防滴・AFスイッチ・高速正確なAF・望遠側でも良好な画質・テレコンバージョンレンズとの互換性・キヤノンレンズ収差補正との相性・MC-11経由でソニーボディでも動作する・光学的な欠点が僅か・ブリージングが無い

短所:大きく重い・三脚環が外せない

Mobile01

  • キヤノンやニコンの競合レンズと比べて300g以上重いが価格設定は本当にリーズナブルだ。
  • レンズフードはプラスチック製でロック解除用ボタンが備わっている。滑り止め用のゴム素材が使われている部分もあるが、埃を吸着しやすいので好きでは無い。
  • クローズアップに適したレンズでは無いが、EX DGと比べて遥かに改善している。
  • ズームリングは少し固いが、フォーカスリングはより滑らかに動作する。フォーカスリングの回転角は約270度だ。
  • 三脚座を取り外すことは出来ない。回転環は90度ごとにクリックストップが発生する。
  • EOS 5D Mark IVと組み合わせると2695gとなる。長時間の手持ち撮影はなかなか難しい。
  • オートフォーカスはワンショットでもサーボでも良好な光環境では問題無く動作する。
  • 手ぶれ補正は4段分の補正効果と確認できた。近距離では成功率が60%まで低下する。
  • シャープネス:70mm:中央はF2.8から良好でF4まで絞るとさらに安定する。隅の画質も中央とほぼ同等だ。
  • シャープネス:200mm:中央は70mmより僅かに優れているが、明確な差は無い。
  • 高コントラストな被写体でも色収差の影響はほとんど見られない。
  • 周辺減光は自動補正後でも僅かに影響がみられる。これはF5.6まで続き、F8では解消する。

しっかりとしたパフォーマンスで純正よりも遥かに安価な大口径望遠ズームレンズだ。純正と比較した場合、低照度でのオートフォーカスが劣っているのでプロユースであればよく考えて選択するべきだろう。

Digital Camera World

  • シグマの古い70-200mm F2.8は防塵防滴仕様を欠いていることが批判されていたが、この最新モデルはタフでプロユースに応える良好なデザインのレンズだ。
  • ズームリングとフォーカスリングはとても滑らかで正確だ。
  • 手振れ補正モードはニコンやタムロンのように「レリーズ時のみ」というモードスイッチが欠けている。
  • 三脚座は90度ごとにクリックストップがある。アルカスイス互換のプレートは六角ネジで固定されており、取り外すためのレンチはレンズに付属している。プレートは取り外すことが出来るが、三脚リングは外すことが出来ない。
  • このクラスで最も重い1805gであり、これは一般的な競合より300gほど重い。そしてフィルターは82mm径を利用する。
  • オートフォーカスは最新の70-200mm F2.8レンズと同程度の速さで正確に静かに動作する。
  • 手振れ補正はNIKKORに匹敵し、キヤノンの最新モデルを凌駕するが、静物相手にはタムロンに僅かだが劣る。我々のテストでは4段の補正効果が得られた。ただし、パンニングではタムロンより少し優れていた。
  • 画質はとても優れている。ズーム全域で絞り開放からシャープネスとコントラストが優れている。色収差と歪曲や逆光によるフレアやゴーストは極僅かだ。
  • ボケは美しく滑らかで11枚羽根の玉ボケはとても丸みを帯びている。
  • 中央シャープネスはズームレンジ全域で優れている。四隅は70mmで最も高く、100mm以上の絞り開放では大きく低下する。最良の結果を得るにはF11まで絞る必要がある。
  • 色収差はフレーム隅で最も目に付く。全ての焦点距離においてこのクラスにおける典型的な数値だ。
  • 歪曲は70mmで目立たない樽型、100mm以上では無視できる程度の糸巻き型だ。

贅沢なビルドクオリティとカスタマイズ可能な機能性を併せ持つ最高性能のレンズだ。他の競合レンズより大きくて重いが操作性は優れている。このクオリティながら価格はとても良好だ。

長所:素晴らしいビルドクオリティ・防塵防滴・リーズナブルな価格設定

短所:競合より重い・キヤノンとニコン用のみ

ePHOTOzine

  • 1805gと重いが、22群24枚のレンズ構成を考慮すると驚くほどでもない。
  • 防塵防滴仕様のマグネシウム合金製鏡筒だ。全体的に頑丈に見え、激しい使用にも耐えるように感じる。
  • 幅広いズームリングには70、100,135,200mmの印字が施されている。滑らかな動作だがとても滑らかな訳ではない。
  • フォーカスリングはズームリングと同じ操作感だ。滑らかだが絹のような滑らかさではない。
  • 三脚座は90度ごとにクリックストップがある。プレートはアルカスイス互換で4本のネジで固定されている。
  • 操作性は素晴らしく、全ての操作がエルゴノミクスを配慮した配置となっている。
  • とてもシャープなレンズだ。
    ・70mm中央:F2.8-F4 Outstanding、F5.6-F11 excellent、F16 very good、F22 good。
    ・70mm隅:F2.8-F8 excellent、F11-F16 very good、F22 soft
    ・100mm中央:F2.8 excellent、F4 Outstanding、F5.6-F11 excellent、F16 very good、F22 good。
    ・100mm隅:F2.8-F4 very good、F5.6 excellent、F8-F11 very good、F22 soft。
    ・135mm中央:F2.8-F8 excellent、F11-F16 very good、F22 good。
    ・135mm隅:F2.8-F4 very good、F5.6 excellent、F8-F16 very good、F22 soft。
    ・200mm中央:F2.8-F8 excellent、F11-F16 very good、F22 good。
    ・200mm隅:F2.8-F4 very good、F5.6 excellent、F8-F16 very good、F22 soft。
    ・全体的にとても高水準なシャープネスだ。ズームレンジ全域で極めて良好である。
  • 色収差はズームレンジ全域で補正されている。中央は事実上ゼロ、隅はでも1ピクセルをほぼ下回っている。
  • 歪曲は多くのズームレンズよりも見事だ。70mで-0.93%の樽型、100mmで0.59%の糸巻き型、135mmで1.31%の糸巻き型、200mmで1.60%の糸巻き型だ。
  • ボケは滑らかだ。
  • フレアはほとんど発生しない。コントラストが僅かに低下することはあるが、ほとんどの撮影では問題が無い。
  • 周辺減光は70mm F2.8で-1.6EV、F4で-1.4EV、F5.6で-1.2EVだ、その後は-1.1EVを維持する。長焦点ではF2.8で-1.7EV、F8までに-1EVまで低下する。
  • 手振れ補正はシグマの公称値が正しい。とても大きなメリットとなるだろう。
  • 1349ポンドと同スペックのレンズと比べてコストパフォーマンスが高い。

数多くの70-200mm F2.8が存在するがどれも安いレンズではない。このレンズは均質で素晴らしいパフォーマンスを発揮する上にとても手ごろな価格設定である。間違いなくエディターズチョイス賞となるレンズだ。

長所:優れたシャープネス・ズームレンジ全域のパフォーマンス・良好に補正された色収差・フレアが発生しない・素敵なボケ・周辺減光が少ない・4段の手振れ補正・USB Dock・手ごろな価格設定

短所:重い

PhotographyBlog

  • キヤノンやニコン、タムロンなどの同クラスのレンズと比べて遥かに大きく重い。APS-Cで使うならバッテリーグリップを付けない限りバランスは取れないだろう。EOS 5Ds Rのようなプロ用一眼レフに装着するとバランスは遥かに良好だ。
  • マグネシウム合金とカーボン、TSCを使っており、ビルドクオリティはとても優れている。
  • プログレードの望遠ズームに必要な全ての操作性を備えている。
  • オートフォーカスはEOS 5Ds Rとの組み合わせで約0.1秒と非常に高速だ。良い状況でも悪い状況でもピントに迷うことは多く無い。そしてとても静かな駆動である。
  • 光学手振れ補正は通常モードとパンモードに対応している。
  • 三脚プレートはアルカスイス互換だが、三脚環は取り外し不可能だ。
  • 色収差はとても良好に補正されているので見つけることが出来なかった。
  • 周辺減光はズーム両端において絞り開放で目立つ。これらを回避するにはF5.6まで絞る必要がある。
  • ボケの評価には個人差があるともうが、我々の見解としては大成功しているように見える。
  • シャープネス:EOS 5Ds R
    ・70mm:中央も隅もF2.8-F11の間で優れている。F16で回折の影響が始まりF22で顕著となる。
    ・100mm:中央も隅もF2.8-F11の間で優れている。F16で回折の影響が始まりF22で顕著となる。
    ・135mm:中央も隅もF2.8-F11の間で優れている。F16で回折の影響が始まりF22で顕著となる。
    ・200mm:中央も隅もF2.8-F11の間で優れている。F16で回折の影響が始まりF22で顕著となる。
  • 手振れ補正は4段の効果が見込める。

どのライバルレンズよりも大きく重いレンズだが、とても優れたシャープネスと画質、ビルドクオリティ、機能性を兼ね備えているのでレンズサイズを忘れることが出来る。端的に言うと、一眼レフユーザーの新しいフェイバリットレンズとなるだろう。そしてソニーミラーレスでも本当に良く動作する。

価格はタムロンのSP70-200mm F2.8 G2より少し高価だが、キヤノン・ニコン純正と比べると遥かに安価だ。我々の見解としては価格設定分の価値があり、評価としては5点満点をつけることが出来る。

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