とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

キヤノンの新型一眼『EOS 5D Mark IV』は『EOS-1DX』『EOS 7D Mark II』と何が違うのか?

      2016/08/31

まえがき

現在、暫定公開中です

EOS 5D Mark IVの発表が今週25日で濃厚らしいです。そんな中で、「EOS 7D Mark II(APS-C)から乗り換える」「中古のEOS-1D Xとどっちがいいのかな?」という書き込みを散見。それじゃあスペック見比べてみましょうかねと当ページを作成しました。

EOS 5D Mark IVのフルスペック情報のリークがないので、今のところは暫定的な公開とご了承ください。発表・信頼できるスペック情報を見つけたら随時更新しています。

発表までは未確定ですので、その点は注意してください。

他のモデルとの比較ページはコチラ

外観

正面

EOS 5D Mark IV

5d4-f

EOS-1D X

1DX-F

EOS 7D Mark II

7D-markii-front

操作性が高い1D X

5D4と7D2はキヤノンらしい伝統的なデザインとボタン配置で、1D Xはさすが1世代前のハイエンドモデルらしく操作性はプロ用と感じさせてくれる贅沢なデザインだ。手袋を装着したままでも押しやすいボタンがフロントに4つも配置されているのはキヤノン機では1Dシリーズくらいだろう。

レリーズ端子を単独で設けた5D4

5D4で従来のデザインとは一つ違う場所があり、「Mark IV」のバッジが「5D」の下に移動している。そして、バッジがあった場所にはリモート端子が独立して配置された。単独で配置された事で耐候性を向上させやすく、シーンを選ばずにレリーズケーブルを使いやすくなりそうだ。

背面

EOS 5D Mark IV

5d4-b

EOS-1D X

1DX-B

EOS 7D Mark II

7D-markii-back

大きさに抵抗が無ければ、やはり1D Xが使いやすそうだ。特に縦持ちグリップが一体化されているので、ボタン類が精錬された配置で違和感なく使えるのは便利。

7D2はフルサイズ機に引けを取らない測距点数で、操作性を高めるためにフォーカスエリアをダイレクトに移動できるレバーを搭載。フルサイズ機と比べて操作性は遜色ないものだ。また、動画時の静音性を高める機能としてサブ電子ダイヤルにタッチセンサーが仕込んであるのも見逃せない。ダイヤルを物理的に回転させなくとも、タッチして回転するようになぞれば電子ダイヤルが反応してくれる仕様。

上面

EOS 5D Mark IV

5d4-t

EOS-1D X

1DX-T

EOS 7D Mark II

7D-markii-top

1D Xはさすがにグレードが一つ違うだけあって操作系統が丸っきり異なる。特にモードダイヤルが廃されており、モードボタンを押し込みながらダイヤルを回して選択するシステム。5D3や70Dなどのミドルスペックから移行すると始めは戸惑うかもしれない。その他のボタンについても一つにつき一つの役割を持たせられており、下位モデルのように掛け持ちで配置されていない。とっさのシャッターチャンスで誤操作を起こしにくいポイント。

5D4と7D2はほぼ一緒と言ってもいいほど操作デザインは似ている。7D2から5D4へ移行する場合には違和感なく乗り換える事が出来るし、5D4のサブ機として7D2を保持しておいても問題ないだろう。

スペック比較

画像処理

センサー

EOS 5D Mark IV EOS-1D X EOS 7D Mark II
有効画素数 約3040万画素 約1810万画素 約2020万画素
ローパスフィルター

5D4はこの3モデルの中では最も高画素機であり、風景写真など情報量が多くなる被写体では最も使いやすいモデルだろう。また、将来的にモニターやタブレットが8Kに対応し始めると有効画素数は多ければ多いほど高精細なものとなる。その時に備えて今からデータ量の多い写真を残しておくには良い選択肢。

対して他の2モデルはどちらかと言えばスポーツや動物などの動く被写体を高速連写する事に特化しているので、低画素に抑えられている。ただし、フルサイズである1D XとAPS-Cである7D Mark IIとでは同じような画素数でも1画素あたりの面積が大きく異なる。高感度を多用してシャッタースピードを維持することが多いのであれば、1D Xが最も使いやすいだろう。

1枚あたりのデータサイズが小さくなるのも利点の一つで、1枚のメディアカードにより多くの枚数を保存できる。反面、5D4のデータサイズは他2機種と比べると大きいものとなる。

処理エンジン・記録形式・方法

EOS 5D Mark IV EOS-1D X EOS 7D Mark II
画像処理エンジン DIGIC 6+ デュアル DIGIC 5+ デュアルDIGIC 6
RAW形式 14bit
デュアルピクセル RAW
14bit 14bit
メディアスロット CF  UDMA 7対応
SD/HC/XC UHS-I対応
CF  UDMA 7対応
デュアルスロット
CF UDMA 7対応
SD/HC/XC UHS-I対応

1D X Mark IIがCFastを搭載していたので5D4にも大きく期待が寄せられていた。しかし、残念にもメディアスロットは従来通り。反面、手持ちのCFが活きてくるのであながち悪い事ばかりでもない。

処理エンジンはDIGIC 6をさらに改善してDIGIC 6+となっている。特筆すべき点としては後述する「ボディ内DLO」やこの項目にある「デュアルピクセルRAW」を処理できる事だろう。

高速連写を必要とする1D Xと7D2はいづれもプロセッサを2基搭載して処理速度の底上げを図っている。これが電力を食っているのか競合クラスのカメラと比べてバッテリーあたりの撮影枚数がやや少ない点は注意。

高解像度と相乗効果の高いDLO・DPRAW

1D X Mark IIから導入されたボディ内デジタルレンズオプティマイザは、ボディ内RAW現像時のみの機能だった。しかし、このEOS 5D Mark IVではJPEG撮影時にダイレクトで適用する事が出来るようになったので、撮って出しJPEGメインの方でもその恩恵を大きく受けるようになった。

また帰宅後にパソコンで処理する場合にもDPRAWで撮影したデータはボケや解像度の微調整を行う事が出来る。「う~ん、おしい!」という写真を救う事ができる可能性が向上している。

理屈としてはHUAWEIのスマホ「P9」で 採用されたダブルレンズのように、デュアルピクセルによる視差を利用したデプスフォーカスでZ軸方向の距離(深度)情報をRAWに組み込むものと考えられ る。その距離情報を元に、ワイドアパーチャ機能のようにボケを演出したり解像度を高める(部分的にシャープネスを強くする)事で「解像感」「ボケシフト」 の効果へとつながるものだろう。「P9」では処理に専用のプロセッサを搭載しなければならないほどのデータなので、DPRAWを撮影して後処理はパソコン でと言うのも致し方なさそうだ。

フレアやゴーストの低減効果もあるらしいが、いまいち原理が分からない。(情報があったら追記します)また、DPRAWの撮影にはやや条件が必要との事なのでその辺も判明次第追記予定。

露出制御

EOS 5D Mark IV EOS-1D X EOS 7D Mark II
測光方式 15万画素RGB+IR測光センサー
252分割TTL開放測光
10万画素RGB測光センサー
252分割TTL開放測光
15万画素RGB+IR測光センサー
252分割TTL開放測光
測光範囲 EV 0~20 EV 0~20 EV 0~20
ISO感度 100-32000 100~51200 100~16000
拡張ISO感度 50/51200/102400 50/102400/204800 25600/51200
露出補正 +/- 5 +/- 5 +/- 5
備考 EOS iSA EOS iSA EOS iSA

連写・AF

オートフォーカス

EOS 5D Mark IV EOS-1D X EOS 7D Mark II
方式 TTL二次結像位相差検出方式 TTL二次結像位相差検出方式 TTL二次結像位相差検出方式
測距点 61点 61点 65点
クロス測距点 最大41点 最大41点 最大65点
F8対応点 全点対応 中央1点 中央1点
測距輝度範囲 EV -3~18 EV -2~18 EV-3~18
測距エリア選択モード 7モード 7モード 7モード
AIサーボAF特性 3種類 3種類 3種類
備考 EOS iTR AF EOS iTR AF EOS iTR AF

いづれも動体予測・追従が得意なキヤノンらしいしっかりとしたAF性能を持っている。その中でも5D4で大きく改善されたのがF8対応の測距点。

これにより、エクステンダーを装着した超望遠レンズの使い勝手が大きく向上する。中央1点しか対応していない1D Xや7D2では日の丸構図以外を撮影するる場合には難易度が上がってしまう。

F8の多点対応は現在EOS-1D X Mark IIで全点対応、EOS 80Dで27点対応といったところだった。1DX2は高すぎて、80DはAPS-Cという気難しい選択肢に颯爽と登場した形となる。連写速度は他モデルと比べてやや物足りないが、それでも3,000万画素で秒7コマ撮影はとても高バランス。

シャッター・ドライブ

EOS 5D Mark IV EOS-1D X EOS 7D Mark II
形式 電子制御式フォーカルプレーンシャッター 電子制御式フォーカルプレーンシャッター 電子制御式フォーカルプレーンシャッター
シャッター速度 1/8000~30秒 1/8000~30秒 1/8000~30秒
フラッシュ同調速度 1/200秒 1/250秒 1/250秒
高速連続撮影 速度 最高約7コマ/秒 最高約14コマ/秒 最高約10コマ/秒
連続撮影可能枚数 RAW:約17枚
RAW+JPEG:約13 枚
RAW:約35枚
RAW+JPEG:約17枚
RAW:約24枚
RAW+JPEG:約18枚

こうやって並べてしまうと、1D Xと倍ほど連写速度に差がついてしまっていると感じさせられる。

とは言え、前述した通り5D4は3,000万画素の高画素機なので連写速度が遅いのは致し方ない。それでも競合クラスのD810やK-1と比べると十分速い。

突き詰めた連写性能が必要であれば、迷わず1D X。フルサイズにしてこの連写速度は突き抜けており、今年発売したMark IIも基本的な高速連写は秒間14コマと変化はない。

ただし、同程度の画素数で同じレンズをクロップして使える7D2はより遠くの被写体を高精細に高速連写で写し取るにはベストな選択肢。超望遠の域でのバランスは7D2もなかなかのもの。

操作性

ファインダー

EOS 5D Mark IV EOS-1D X EOS 7D Mark II
方式 ペンタプリズム ペンタプリズム ペンタプリズム
視野率 約100% 約100% 約100%
アイポイント 約21mm 約20mm 約22mm
倍率 約0.71倍 約0.76倍 約1.00倍
(35mm換算 0.66倍)
フォーカシングスクリーン 固定式 交換可能 交換可能

 ライブビュー・モニタ

EOS 5D Mark IV EOS-1D X EOS 7D Mark II
オートフォーカス方式 デュアルピクセル CMOS AF方式 コントラスト検出方式 デュアルピクセル CMOS AF方式
測距輝度範囲 EV -4~18 EV 0~18
モニター形式 TFT式カラー液晶 TFT式カラー液晶 TFT式カラー液晶
モニターサイズ 3.2型
162万ドット
ワイド3.2型
約104万ドット
ワイド3.0型
約104万ドット
タッチパネル 対応 非対応 非対応
モニター可動ギミック
備考 クイックモード(位相差AF)

動画

EOS 5D Mark IV EOS-1D X EOS 7D Mark II
映像記録方式 4K:Motion JPEG
Full HD/HD:MPEG-4 AVC/H.264
MPEG-4 AVC/H.264 MPEG-4 AVC/H.264
音声記録方式 MOV:リニアPCM
MP4:AAC
リニアPCM MOV:リニアPCM
MP4:AAC
記録形式 MOV、MP4 MOV MOV、MP4
記録サイズ・フレームレート 4K 30p
HD 120p
FHD 30p
HD 60p
FHD 59.94p
HD 69.94p
圧縮形式 Motion JPEG
ALL-I、IPB
ALL-I(I-only)、IPB ALL-I(I-only)、IPB
フォーカスモード デュアルピクセル CMOS AF 動画サーボAFのカスタマイズ可能
備考 4K動画切り出しスチル

その他機能

作画機能

EOS 5D Mark IV EOS-1D X EOS 7D Mark II
HDR撮影 対応 非対応 対応
多重露光 対応 対応 対応
タイムラプス 対応 非対応 対応
ボディ内RAW現像 対応 対応 対応
ボディ内DLO 対応 非対応 非対応
ピクチャースタイル A/S/P/L/FD/N/F/M/C1-3 A/S/P/L/N/F/M/C1-3 A/S/P/L/N/F/M/C1-3
フリッカー低減 アンチフリッカー 非対応 対応

ピクチャースタイル「FD」が追加されており、シャープネス設定を細かく調整できるようになっています。これはEOS 5Ds以降の機種に採用されている機能です。

インターフェース・搭載機能

EOS 5D Mark IV EOS-1D X EOS 7D Mark II
映像/音声出力・デジタル端子 USB3.0 搭載 USB3.0
特殊端子 有線LAN
IEEE802.3u
RJ-45端子
シンクロ端子
HDMI タイプC タイプC タイプC
外部マイク入力端子 Φ3.5mmステレオミニジャック φ3.5mmステレオミニジャック Φ3.5mmステレオミニジャック
ヘッドフォン端子 Φ3.5mmステレオミニジャック Φ3.5mmステレオミニジャック
リモコン端子 N3タイプ N3タイプ N3タイプ
ワイヤレスリモコン RC-6対応 RC-6対応 RC-6対応
Eye-Fiカード 対応 対応
WiFi 搭載 非搭載(WFT-E6B対応) 非搭載(WFT-E7B対応)
FTP転送 可能 オプション対応 オプション対応
NFC 搭載 非搭載 非搭載
GPS 搭載 非搭載(GP-E1対応) 搭載
内蔵ストロボ 非搭載 非搭載 搭載 GN 11
静電容量式
リアダイヤル
非対応 非対応 対応
電子水準器 2軸
防塵防滴 対応 対応 対応

ボディ・電源

EOS 5D Mark IV EOS-1D X EOS 7D Mark II
バッテリー LP-E6N/LP-E6 LP-E4N/LP-E4 LP-E6N/LP-E6
撮影可能枚数の目安 ファインダー 約900枚 約1120枚 約670枚
撮影可能枚数の目安 ライブビュー 約300枚 約290枚 約250枚
大きさ 150*116.4*75.9 158*163.6*82.7 148.6*112.4*78.2
質量 (CIPAガイドライン) 約890g 約1530g 約910g
質量 ボディのみ 約800g 約1340g 約820g

購入早見表

EOS 5D Mark IVと新レンズ・アクセサリ

*リンク先は発表後に検索結果に反映され始めます。今みても旧製品しか表示されません。また、発表直後は新製品と旧製品が入り混じりますので型番に気を付けてください。

今までの傾向ではカメラのキタムラが発表後に予約開始するのが早いです。マップカメラ・ビッグカメラなどが連なる楽天市場やYahooは順次開始していくと思われます。Amazonはやや遅めだが、たまに超速で対応することも。

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