とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

より汎用性を高めた新型F4L EF24-105mm F4L IS II USM【評価・作例】

      2016/12/03

更新履歴

  • 2016.12.2:Ptotozone レビューを追加
  • 2016.12.1:参考サイトにLensrentalsによる旧型との比較、作例にFlickrを追加
  • 2016.11.24:参考サイトにEOSzineを追加
  • 2016.10.16:PHOTOHITO 作例・PhotographyBlog レビュー及びデジカメinfoによる抄訳記事を追加
  • 2016.8.26:ページを作成。「作例」に海外で公開されているサイトを数点追加。

11年走り続けたII型からバトンタッチ

2005年発売で11年のロングランとなった『EF24-105mm F4L IS USM』を引き継ぐ3代目のF4L標準ズームレンズ。

撮影倍率や接写距離はあまり変更がないものの、「I型」から光学設計が変更されている。「I型」で採用されていたスーパーUDレンズが採用されていない代わりに中玉に1枚非球面レンズを多く使用。多少重くはなっているが、MTF曲線を見ると「I型」から周辺部の改善が図られている。歪曲がかなり少なくなっている印象も同時にうける。

さらに下記の新コーティングを2種類取り入れており、公式の新旧作例を見比べてみるとフレアやゴーストの発生が抑えられているのが分かる。

新コーティングの採用

旧モデルでは採用されていなかった、新コーティングである『Air Sphere Coating』による逆光耐性の向上やレンズ前玉と後玉の表面にほどこされている『フッ素コーティング』によってメンテナンス性が大きく向上。

強化された手ぶれ補正

3段分だった補正機能はおよそ1段分の向上を果たしている。様々なシーンで利用すると思われる便利なズームレンズなので、スローシャッターの幅が広がるのは素直に喜べるものだ。

絞り羽根を10枚に増加

従来は8枚だった絞り羽根を2枚増やして10枚に向上させている。より円形に、美しく柔らかいボケ味を演出することが出来るようになっている。10枚羽の光芒も気になるところなので、作例を見つけておきたい。

これらの改善点を盛り込んではいるものの、国内外での評価はあまり芳しくない。「I型」と比べて確かに改善されている点はあるが、一押しというところまで大きく向上しているポイントが無い。下記の競合レンズを含めて、自分のスタイルに合った価格とパフォーマンスをよく考えてから購入したいところだ。

競合レンズ

EF24-105mm F4L IS USM

24-105L

光学5倍ズームで防塵防滴、という点を評価するとサードパーティ製には無い強みをアピールする事ができるが、いささか描写に甘い点が存在する。

それは広角端における四隅と望遠端における周辺部から四隅にかけての甘さ。絞る事で広角端は大きく改善するものの、望遠端は「及第点」と言った感じ。

また、F4ズームにしては周辺部の色収差がハイコントラストで目立つので、その点もややマイナス。鏡筒のガタつきもやや大きいかな?という気もする。

とは言っても気になる点はそのくらいで、防塵防滴でクウォーターマクロまで寄れる標準ズームと考えるとまだまだ現役ですよ。

価格差が「II型」とあまり変わらないので、今から買うなら新しい「II型」をおススメ。やはり歪曲や逆光が良く抑えられているので光学性能は明らかに差がついている。

あくまでも安い中古の純正防塵防滴ズームという意味合いでならお買い得かもしれない。

EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM

EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM

EFズームはLレンズばかりで、あまり普及型ズームが目立たないがパフォーマンスを思いのほか発揮しているのがこのレンズ。

EFズームとしては唯一(?)となるステッピングモーターを採用しており静音性はUSM以上でAFも結構速い。さらに強力な手ぶれ補正を搭載しているので汎用性も高い。

開放F値固定や防塵防滴仕様では無いものの、その分減量しているので軽快な操作を楽しめるだろう。サイズ自体は大きく変わらないので収納性はドッコイな点は注意。

絞り羽根は7枚、玉ボケはやや年輪ボケな印象を受けるので作例を要確認。

24-105mm F4 DG OS HSM

sigma24-105mm

解像力とヌケの良さを突き詰めると、サードパーティ製のこのレンズも中々魅力的な選択肢。

『I型』や『STM』と比べるとヌケの良さと解像力は開放から優れており、デメリットを我慢してでも使いたくなる性能を持っている。

蛍石と同等の性能を持つとされるFLDガラスや収差を効果的に補正するSLDガラスを贅沢に採用しており、レンズ構成枚数は純正よりも遥かに多い。

その分『II型』よりも重い885gと言うヘビー級な標準ズームで、「おいおい大口径かよ」と言いたくなるようなずっしり感を味わうことだろう。

気を付けるべきはそのサイズだけでなく、純正と違って防塵防滴では無い点、周辺減光が比較して目立つ点は考慮にいれておいた方が良いだろう。

特に非純正レンズの為、ボディ内のデジタル補正で周辺減光を対処できない点は注意。F5.6まで絞ればスッキリ解消するし、社外製ソフトウェアならば対応している物があるので大きく問題にするほどでも無い。

参考 記事・サイト

評判・関連

  • 価格.com
    レビュー/口コミ
  • 楽天市場レビュー
  • Amazonレビュー
  • カメラのキタムラレビュー

作例

参考サイト

購入早見表

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Flickr作例

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海外の評価

Photozone

旧モデルはキヤノン純正のとても優秀なレンズとは言えませんでした。残念ながら、この「II型」もそうではありません。

細かい点での差異はありますが、Mark Iの登場から多くの歳月を経て登場したレンズのパフォーマンスとしては少し残念です。5000万画素クラスのカメラは多くのレンズにとって拷問のような解像力を発揮するが、このレンズでは特にそう感じる。

F5.6まで絞れば2100万画素クラスのカメラではとてもまともな結果となる。しかし、カメラをアップグレード(有効画素数が多いカメラ)にするとその良好な結果は終了してしまう。

このレンズの品質(造りとして)はとても説得力があり、高品質の素材は防塵防滴で確かにプロの使用に応えるものです。手ぶれ補正は4段分の効果で旧モデルと比べて大きな改善点です。

USMを使ったAFは非常に高速で静か。ただし、このレンズを購入したらAFのテストを行ってください。我々は2つのサンプルをテストしたところ、バックフォーカスに苦しみました。

最終的な結論として、私たちはこのレンズをおススメしません。それは旧モデルと比べて実質的に大きな改善点を見つける事ができませんでした。代わりにシグマ24-105mmやキヤノン EF24-70 F4Lをおススメします。

レンズデータ

レンズ仕様

画角(水平・垂直・対角線) 74°〜19°20’・53°〜13°・84°〜23°20′
レンズ構成 12群17枚
絞り羽根枚数 10枚
最小絞り 22
最短撮影距離 0.45m
最大撮影倍率 0.24倍(105mm時)
フィルター径 77mm
最大径×長さ φ83.5mm×118mm
質量 約795g
手ブレ補正効果 約4段分(CIPAガイドライン準拠)

MTFチャート

EF24-105mm F4L IS II USM-mtfCanon-mtf

レンズ構成図

EF24-105mm F4L IS II USM-lens

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