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シグマ14-24mm F2.8 DG HSMはズームレンジ全域で非常に均質な解像性能【海外の評価】

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Lenstipがシグマの交換レンズ「14-24mm F2.8 DG HSM Art」のレビューを掲載しています。

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Lenstip

  • シグマ・タムロン・ニコンとで比べると、タムロンが手振れ補正機構を含めて最も複雑な光学設計だ。タムロンはサイズが最も大きいが重量はシグマがより重い。ニコンは最も軽量で光学設計はシンプルである。
  • 19mm幅のズームリングは14mm、16mm、18mm、20mm、22mm、24mmの焦点距離が印字されている。動作は均一な上に滑らかで正確だ。
  • 27mm幅のフォーカスリングは滑らかに動作する。回転角は約100度だ。
  • 日本製である。
  • 解像性能:
    ・中央:絞り開放から既にシャープであり、焦点距離による違いは非常に僅かでほぼ均一だ。タムロン15-30VCより少し高い優れたパフォーマンスである。
    ・APS-C枠:F8に絞って40lpmmであるためMTFは高くない。しかし、焦点距離全域でパフォーマンスは一貫し、絞り開放から実用的な画質だ。ここでもタムロン15-30VCより少し良好だ。
    ・フルサイズ隅:14-19mmは絞り開放から実用的な画質だが、24mmはF4.5まで絞らないと30lpmmを超えない。この弱点はタムロンで言うところの15mmと絞り開放の組み合わせに似ている。
    ・結論:弱点は一か所のみと優れた結果だ。さらにパフォーマンスは焦点距離全域でとても均一である。
  • 軸上色収差の問題は何もない。絞り開放からボケの色づきを見つけることは難しい。
  • 倍率色収差はほぼ取るに足らない量(0.02~0.04%)だ。最も高い数値でさえ0.05%なので何も心配することは無い。とても良好に補正されている。このカテゴリではタムロン15-30VCを打ち負かしている。
  • 球面収差の補正は完璧では無く、24mmにおいてその影響を確認できる。
  • 歪曲収差:
    ・APS-C:深刻な問題は少しも無い。14mmで-1.46%の樽型歪曲に気が付くくらいだろう。
    ・フルサイズ:14mmで-4.22%に達する歪曲は特に厄介だ。大きな数値だが、タムロン15-30VCよりは小さい。
    ・シグマは公式で「無限遠側で歪曲収差1%以下」と主張しているが、我々が実際に測定してもそうはならなかった。
  • コマ収差はAPS-Cで使う限り悩むことは無いだろう。フルサイズの隅でも19~24mmでは批判するほどの量では無い。14mmで厄介となるかもしれないが、コマ収差が大きいというほどでは無い。コマ収差の補正は評価すべきパフォーマンスだ。
  • 非点収差は我々の測定で2.3%と非常に良好だ。14mmで3.3%、19mmで2.6%、24mmで1.0%である。
  • ボケは超広角レンズらしく四隅で玉ボケが歪んでしまうものの悪く無い。玉ボケは滑らかで僅かに縁取りがあるだけだ。
  • 周辺減光:
    APS-C:14mmの絞り開放で僅かに発生する程度(-0.52EV)だ。F4まで絞ると解消する。
  • フルサイズ:14mmと絞り開放の組み合わせは-2.49EVに達し、これはタムロン15-30VCより悪い結果だ。しかし、タムロンより画角が広いことを思い出さなければならない。F4まで絞ると-1.31EVまで減少し、F5.6で-1.11EVとなる。中間域は絞り開放で-1.55EV、24mmはF2.8で-1.41EVだ。
  • 逆光耐性は大きな前玉と複雑な光学設計のレンズにとって難しい課題である。その中でシグマの逆光耐性には驚かされた。時々フレアが発生するものの、決して多くは無い。
  • オートフォーカスはピント距離全域を0.6-08秒(EOS 5D Mark III)で移動する。これは平均的な結果だ。面白いことにEOS 50Dに装着すると僅かに速くなる。

長所:頑丈な鏡筒・優れた中央画質・良好なAPS-C枠の画質・良像を保ったフルサイズ隅の画質・軸上色収差の問題無し・極僅かな倍率色収差・APS-Cで問題無い歪曲収差・良像を保ったコマ収差・APS-C枠で低周辺減光・静かで正確なオートフォーカス・良好な逆光耐性

短所:球面収差が少し大きすぎる・周辺減光が大きい

シグマのArtレンズは優れた光学性能と素晴らしい鏡筒を併せ持ったレンズシリーズである。そしてしばしばライバルよりも安い価格で登場する。しかし、本レンズと同じセグメントを持つ優れた「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」や「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」が存在するため評価するのは難しい。

その上、タムロン15-30VCはとても手ごろな価格設定(1200ドル)で数年前に発売されている。1300ドルで登場したシグマの評価はさらに難しくなる。タムロンより少し画角は広いが望遠側は短く手振れ補正は搭載していない。望遠側の絞り開放でも光学性能は優れたままで、僅かな違いだが倍率色収差の補正は優れている。

購買層の多くは価格設定で決めるかもしれない。シグマは少し値下げしなければタムロンほど多くは売れないだろう。今回のテスト結果は参考程度にとどめておき、実際に購入したユーザーのレビューを確認するのが手っ取り早いはずだ。

とのこと。

Lenstipとしては少し歯切れの悪い結論となっていますね。特にタムロン「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」は価格が下落気味で、場所によって8万円を切る価格設定となっています。本レンズが倍近い価格設定であることを考えるとシグマにとって厳しい戦いとなるかもしれません。

歪曲収差で公式とLenstipの数値に差がある点は気になりますね。シグマは自社のAPS-C・APS-Hフォベオンセンサーで測定したのでしょうか?

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