SIGMAレンズ カメラ レンズ

シグマ 14-24mm F2.8 DG HSM Art 交換レンズデータベース

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「14-24mm F2.8 DG HSM Art 」の情報を収集しています。

更新履歴

  • 2018-11-05:Optical Limitsがレビューを掲載しています。
  • 2018-05-01:Dustin Abbottがレビューを掲載しています。
  • 2018-04-22:Mobile01がニコン14-24mm F2.8Gとの徹底比較レビューを掲載しています。解像性能はシグマがより良好に見えますね、分かりやすいのでおススメ。
  • 2018-04-19:The Digital Pictureが画質比較ツールに本レンズを追加しました。
  • 2018-04-10:Lenstipがレビューを掲載しています。
  • 2018-04-06;Dustin Abbottが作例を掲載しています。

レンズデータ

購入早見表

14-24mm F2.8 DG HSM Art SIGMA
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レンズデータ

レンズ仕様

レンズ構成枚数 11群17枚
画角(35mm判) 114.2° - 84.1°
絞り羽根枚数 9枚 (円形絞り)
最小絞り F22
最短撮影距離 26cm*(*24mm時の値)
最大撮影倍率 1:5.4
最大径 × 長さ Φ96.4? × 135.1?
質量 1,150g

MTFチャート

レンズ構成図

競合レンズ

海外の評価

Lensrentals

  • 実際の焦点距離は14.3mm?23mmだ。
  • 歪曲は14mmで0.8%、24mmで11%だ。両端の歪曲は軽い陣笠状となっている。
  • 14mm:素晴らしい解像性能だ。四隅に向かうにつれ非点収差や倍率色収差の影響を受けている。(ただし、14mmは我々の測定器では限界に達しており、正確と言えるものでは無い)。F4まで絞ると顕著に改善し、F4~F5.6の差はとても僅かだ。
  • 24mm:分解能はさらに良好だ。フレーム全域で優れている。F4まで絞ると逆に悪化している。これは歪曲や像面湾曲などが複雑に影響している。
  • 古いが素晴らしいレンズ「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」との比較:14mmでニコンはサジタルとタンジェンシャルの乖離が少ない。シグマはより高い解像性能で四隅は優れているがおそらくボケは騒がしい。どちらも中央は優れている。24mmはシグマがよりシャープで違いは目立つ。
  • タムロン「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」との比較:タムロンはニコンに匹敵しており、シグマは中央でより良好だが端はタムロンが少し良い。とは言え目に見える違いは恐らくないはずだ。24mm側は明らかにシグマが優れている。
  • シグマ「14mm F1.8 DG HSM」は最高の14mm単焦点であり、F2.8まで絞ると本レンズよりも優れている。
  • 14mmは像面湾曲の影響があるため、もし隅から隅までシャープに撮影したいのであれば像高5割から少し中央よりのポイントでピントを合わせると良いだろう。するとフレーム全域で平均的なシャープさを得ることが出来るはずだ。
  • 24mmは単焦点とも比較できるほど非点収差が小さい素晴らしいパフォーマンスだ。ピントが合った状態ならばフレーム全域でとても良好だ。像面湾曲の影響を考慮してフレーム全域で平均的な結果を出す場合は像高5割のポイントで測距すると良いだろう。

ニコンやタムロンと比べて14mm側の差は小さく、どれも似たような結果だ。しかし、24mm側はベストな光学性能である。

14mmを重要視した場合はどれも良いレンズだ。もう少しお金を出せるのであれば14mm F1.8 DG HSM」を検討する必要がある。

Lenstip

  • シグマ・タムロン・ニコンとで比べると、タムロンが手振れ補正機構を含めて最も複雑な光学設計だ。タムロンはサイズが最も大きいが重量はシグマがより重い。ニコンは最も軽量で光学設計はシンプルである。
  • 19mm幅のズームリングは14mm、16mm、18mm、20mm、22mm、24mmの焦点距離が印字されている。動作は均一な上に滑らかで正確だ。
  • 27mm幅のフォーカスリングは滑らかに動作する。回転角は約100度だ。
  • 日本製である。
  • 解像性能:
    ・中央:絞り開放から既にシャープであり、焦点距離による違いは非常に僅かでほぼ均一だ。タムロン15-30VCより少し高い優れたパフォーマンスである。
    ・APS-C枠:F8に絞って40lpmmであるためMTFは高くない。しかし、焦点距離全域でパフォーマンスは一貫し、絞り開放から実用的な画質だ。ここでもタムロン15-30VCより少し良好だ。
    ・フルサイズ隅:14-19mmは絞り開放から実用的な画質だが、24mmはF4.5まで絞らないと30lpmmを超えない。この弱点はタムロンで言うところの15mmと絞り開放の組み合わせに似ている。
    ・結論:弱点は一か所のみと優れた結果だ。さらにパフォーマンスは焦点距離全域でとても均一である。
  • 軸上色収差の問題は何もない。絞り開放からボケの色づきを見つけることは難しい。
  • 倍率色収差はほぼ取るに足らない量(0.02?0.04%)だ。最も高い数値でさえ0.05%なので何も心配することは無い。とても良好に補正されている。このカテゴリではタムロン15-30VCを打ち負かしている。
  • 球面収差の補正は完璧では無く、24mmにおいてその影響を確認できる。
  • 歪曲収差:
    ・APS-C:深刻な問題は少しも無い。14mmで-1.46%の樽型歪曲に気が付くくらいだろう。
    ・フルサイズ:14mmで-4.22%に達する歪曲は特に厄介だ。大きな数値だが、タムロン15-30VCよりは小さい。
    ・シグマは公式で「無限遠側で歪曲収差1%以下」と主張しているが、我々が実際に測定してもそうはならなかった。
  • コマ収差はAPS-Cで使う限り悩むことは無いだろう。フルサイズの隅でも19?24mmでは批判するほどの量では無い。14mmで厄介となるかもしれないが、コマ収差が大きいというほどでは無い。コマ収差の補正は評価すべきパフォーマンスだ。
  • 非点収差は我々の測定で2.3%と非常に良好だ。14mmで3.3%、19mmで2.6%、24mmで1.0%である。
  • ボケは超広角レンズらしく四隅で玉ボケが歪んでしまうものの悪く無い。玉ボケは滑らかで僅かに縁取りがあるだけだ。
  • 周辺減光:
    APS-C:14mmの絞り開放で僅かに発生する程度(-0.52EV)だ。F4まで絞ると解消する。
  • フルサイズ:14mmと絞り開放の組み合わせは-2.49EVに達し、これはタムロン15-30VCより悪い結果だ。しかし、タムロンより画角が広いことを思い出さなければならない。F4まで絞ると-1.31EVまで減少し、F5.6で-1.11EVとなる。中間域は絞り開放で-1.55EV、24mmはF2.8で-1.41EVだ。
  • 逆光耐性は大きな前玉と複雑な光学設計のレンズにとって難しい課題である。その中でシグマの逆光耐性には驚かされた。時々フレアが発生するものの、決して多くは無い。
  • オートフォーカスはピント距離全域を0.6-08秒(EOS 5D Mark III)で移動する。これは平均的な結果だ。面白いことにEOS 50Dに装着すると僅かに速くなる。

長所:頑丈な鏡筒・優れた中央画質・良好なAPS-C枠の画質・良像を保ったフルサイズ隅の画質・軸上色収差の問題無し・極僅かな倍率色収差・APS-Cで問題無い歪曲収差・良像を保ったコマ収差・APS-C枠で低周辺減光・静かで正確なオートフォーカス・良好な逆光耐性

短所:球面収差が少し大きすぎる・周辺減光が大きい

シグマのArtレンズは優れた光学性能と素晴らしい鏡筒を併せ持ったレンズシリーズである。そしてしばしばライバルよりも安い価格で登場する。しかし、本レンズと同じセグメントを持つ優れた「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」や「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」が存在するため評価するのは難しい。

その上、タムロン15-30VCはとても手ごろな価格設定(1200ドル)で数年前に発売されている。1300ドルで登場したシグマの評価はさらに難しくなる。タムロンより少し画角は広いが望遠側は短く手振れ補正は搭載していない。望遠側の絞り開放でも光学性能は優れたままで、僅かな違いだが倍率色収差の補正は優れている。

購買層の多くは価格設定で決めるかもしれない。シグマは少し値下げしなければタムロンほど多くは売れないだろう。今回のテスト結果は参考程度にとどめておき、実際に購入したユーザーのレビューを確認するのが手っ取り早いはずだ。

Optical Limits

  • 12-24mm F4 DG HSMより画角は狭くなるが、1段明るく少し安価なレンズである。
  • 鏡筒の作りは12-24mm F4 DG HSMとほぼ同じ特徴・ビルドクオリティである。
  • フォーカスリングとズームリングは滑らかに動作する。
  • ズーミングで前玉が前後するものの、固定式レンズフード内に収まっている。
  • 前玉には撥水撥油性のコーティングが施され、Art後期モデルから採用された簡易防滴にも対応している。
  • 新設計のHSMドライブはとても高速でノイズが少なくフルタイムマニュアルが可能だ。
  • 超広角ズームレンズはとても大きな歪曲収差が発生する傾向がある。しかし驚いたことに本レンズは14mmで1.6%の樽型歪曲ととても良好なパフォーマンスだ。16mmで僅かな樽型歪曲が残っているものの無視出来る程度である。
  • 周辺減光は同カテゴリのレンズと同様、極めて大きな減光が発生する(14mm F2.8 2.7EV)。F4まで絞ると大きく改善するが、F11まで絞っても僅かに残存している。16mm F2.8では1.8EVと穏やかな減光が発生しF5.6で解消する。16mmを超えるとF4まで絞れば十分となる。
  • 解像性能:5000万画素
    ・良いところと悪いところがある。ポジティブな要素は14mmがとても見事なパフォーマンスであると言うことだ。F2.8から中央は素晴らしい性能であり、F4まで絞ると並外れた解像力となる。
    ・14mmの周辺部も絞り開放から良好な解像力を発揮、5000万画素機とこのようなレンズの組み合わせとしては驚異的な結果だ。ピークはF5.6-F8であり、フレーム全域でとても良好な解像度となる。
    ・16mmの絞り開放は少しソフトとなるが、中程度まで絞ればとても良好だ。パフォーマンスは20mmでも維持されている。
    ・24mmは中央こそ素晴らしいものの、周辺部と四隅は甘い。これはF5.6まで絞っても甘く、F8まで絞るとしっかりとした画質となる。
    ・テストした個体の偏心精度は改良の余地がある。
  • 解像性能:2100万画素
    ・14mmはとても良好でF2.8から分かりやすいパフォーマンスだ。中間域におけるF2.8四隅甘さは目立たず、不満は感じない。24mmの絞り開放画質はあまり良く無いが、それほど悪いものでもない。
  • 倍率色収差は1px以下と非常に低い。全く心配する必要は無いだろう。
  • 5000万画素を使用する場合、完璧な競合レンズは存在しない。ベストはキヤノン「EF16-35mm F2.8L III USM」だが、より広い画角が必要であれば本レンズは面白い存在だ。

14-24mm F2.8 DG HSMは完璧では無いものの、成功と言えるレンズだろう。光学的な欠点はこのクラスのレンズで驚くようなものでは無いが、レンガのようなサイズ・重量は注意が必要だ。ハイクオリティレンズの登場は歓迎できるが、この大きさはファンを減らす要素となるかもしれない。

過去の更新履歴

  • 2018-04-04:The Phoblographerがレビューを掲載しました。
  • 2018-03-27:IMAGING RESOURCEがレビューを掲載しました。
  • 2018-03-22:デジカメwatchが交換レンズレビューを掲載しました。
  • 2018-03-17:作例にPhotographyBlogを追加しました。
  • 2018-03-12:Lenstipを作例に追加しました。
  • 2018-03-10:フォトヨドバシKASYAPAが作例を公開しました。Flickrに専用グループページが作成されています。
  • 2018-03-06:The PhoblographerがFirst impressionを掲載しています。
  • 2018-03-05:DPREVIEWを作例に追加しました。
  • 2018.3.2:八百富写真機を作例に追加しました。
  • 2018.2.23:3月9日発売が決定し、予約販売が開始されました。
  • 2018.2.9:公式に開発発表されました。
  • 2018.2.8:国内リークサイトが本レンズが近日中に発表されると発信しています。

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