キヤノンPowershot G1 X Mark IIIは明るい屋外で長所が活きるカメラ【海外の評価】

2017年12月20日

DpreviewがキヤノンPowershot G1 X Mark IIIのレビューを掲載しています。

Dpreview

Powershot G1 X Mark IIIの長所…

良好な画質の2400万画素APS-Cセンサー
豊富な操作性
ハイクオリティの造りと防塵防滴仕様
便利な小ささ
快適なグリップ
信頼性の高いデュアルピクセルオートフォーカス
バリアングルモニタ＋タッチパネル
高品質な電子ビューファインダー
9コマ秒の連写速度（AF追従は7コマ秒）
高速シンクロの内蔵フラッシュ
良好なレンズ手ぶれ補正
3段の内蔵NDフィルター
高度のカスタマイズ可能なタッチ＆ドラッグAF
デフォルトのシャープネスが改善されている
カメラ内充電に対応
良好な無線通信機能
動画時における電子手ぶれ補正

Powershot G1 X Mark IIIの短所…

高価
レンズが暗い
レンズがややソフト
バッテリー寿命が切ない
ボタンがボディに対し平坦過ぎる
電子ビューファインダー用のアイセンサーが敏感すぎる
マクロモードが退化している
4K非対応
マイク入力端子がない
レンズコントロールリングを”クリック”させる機構が無い
ホットシューのフラッシュがハイスピードシンクロ非対応
フル解像のタイムラプス動画がない
三脚固定時にSDカード・バッテリーへのアクセス不可

このカメラはあなたのポケットに納まる唯一のAPS-Cズームレンズを備えたカメラだ。残念なことにプレミア価格にも関わらずレンズはキットズームレベルの明るさである。一眼カメラならばレンズを交換できるが、Powershotでそうはいかない。

確かに防塵防滴仕様・NDフィルター内蔵・レンズシャッターを備え、うまくデザインされた操作性を持っている。バッテリーライフは許容できない程短いが、小型であることとトレードオフだろう。

しかし、このカメラを万人にオススメするのは難しい。ソニーは遥かにスピードと機能を備えている。また、キヤノンのPowershot G7 X Mark IIは昼間の風景以外のほとんどの状況で同様のスピード、小型サイズ、優れたバッテリーライフ、同等の画質であり、さらに安価である。

素晴らしい写真を撮ることは可能だが、レンズとバッテリーの妥協点は競合他社と比べて全面的にオススメすることが出来ない。

とのこと。

APS-Cセンサーとズームレンズを搭載した画期的なコンパクトデジタルカメラですが、コンパクトさの代償にレンズ性能とバッテリーがやや犠牲となっているみたいですね。

とは言え、明るい環境における風景写真では（暗所でも三脚に載せる事ができれば）大型センサーの性能を活かすことが出来そうです。夕景や夜景など暗いシーンでは明るいレンズを搭載するG7 X Mark IIやソニーの1型コンデジの方が使いやすいかもしれませんね。

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