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「ここだ!こうだ!これだ!」写真・機材道楽の備忘録

お手頃プライスなF1.0未満の世界 SPEEDMASTER 50mm F0.95【評価・作例】

      2017/07/15

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SPEEDMASTER 50mm F0.95 新品・中古情報
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レンズデータ

レンズ仕様

  • 焦点距離:50mm(APS-C使用時、35mm判換算75mm相当)
  • 絞り範囲:F0.95‐F16
  • 撮影距離:0.5m~∞
  • レンズ構成:7群10枚(超高屈折率ガラスレンズ4枚、高屈折低分散ガラスレンズ1枚)
  • フィルター径:67mm
  • 質量:約720g
  • 全長:87mm
  • マウント:ソニーEマウント
  • 最大撮影倍率:0.1倍
  • 絞り羽根:9枚
  • フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
  • 手ブレ補正機能:なし

MTFチャート

未公開

レンズ構成図

海外の評価

Fstoppers:個性的で戦車のような造りのレンズ

梱包:私はレビュー記事を書く際に商品の梱包について言及したことはない。しかし、このレンズについては書いておく価値がある。レンズは厳密にフィットしたフォームインサートを備た合皮のケースに入っている。これは嬉しい驚きであり、このレンズを肯定する最初のポイントだ。

残念ながら箱の合皮は部分的に破れた箇所があった。しかし、内部のフォームインサートがレンズへの衝撃を和らげ安全に運搬できることに変わりはない。

レンズの造り:ケースの質(破れた梱包)とは対照的にレンズは戦車のような造りをしている。金属鏡筒に金属マウントを備えた720gと言う重量はマウントしたカメラよりも150g以上重い。

別の箱に入っているフードは私がこれまでに見たものよりも安っぽい。しっかりとした仕上がりだが、レンズ本体の仕上がりには追い付いていない。

サイズは「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 」よりもかなり大きくて重い。手持ち撮影が困難と言う訳では無いが、一日中使う場合にはツアイスよりも労力が必要だ。

フォーカスリングは減衰され、滑らかで正確だ。

光学的に見ると、驚くほど洗練されている。7群10枚のレンズ構成で9枚の絞り羽根は正確に感じられる。絞りリングはクリックレスであり、映画製作者にとって肯定的に受け止められるだろう。

光透過率:F0.95の絞り値はボケ量が大きいことを意味しているが、光透過率がF0.95に相当しているという訳では無い。実際にはT1.4に近い数値だ。F値よりもT値が高いのは珍しい事ではない。

描写:レンズは十分シャープだが、「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 」程では無い。このレンズはシャープネスを追及するようなレンズでは無いだろう。私の用途であればα7 IIとの組み合わせで絞った場合に十分シャープだ。絞り開放ではいくらかソフトだ。

このレンズはシグマArtのように完璧なレンズでは無い。完璧では無いが、それは個性と言うものだ。私はこのレンズの個性が面白くもあり、魅力的でもある。

全てのマニュアルフォーカスレンズに言える事だが、ガチピンでとてもシャープな画質を得るのは難しい。F0.95の大口径レンズである点と、α7IIのフォーカスピーキングが役立つはずだ。

純粋に数値で言うと、このレンズは「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 」や「Loxia 2/50」に匹敵するものでは無い。どちらもより軽量で、より小さく、よりシャープ、そしてどちらもツアイスだ。55ZAは優れたオートフォーカスとDxOMarkで最高の50mmスコア(AFレンズ)を持ち、Loxia50は動画・写真家にとって理想的な精密機械だ。ソニーの小型リグを組みたい場合には良い選択となるだろう。

このレンズの購入を決定づける要素は数字で表すことが出来ないことが多い。競合他社と比べても意味はなく、そしてこのようなレンズが簡単に他所から登場するとも思えない。このレンズが気になっているあなたなら分かるだろう?

気に入ったポイント

  • レンズの造り:このレンズはまさに戦車だ。金属で構成された鏡筒に滑らかで減衰されたフォーカスリング、クリックレスの絞りリング、しっかりとしたマウントを持ったこのレンズは価格が倍でもいいくらいだ。
  • F0.95:商用写真のように被写体を大胆にボカすことができる絞り値だ。ウェディングフォトにとって素晴らしものになるだろう。
  • 個性:このレンズはフィルムカメラのような描写をする。私にとってこれは良い事であり、歪曲や自然な周辺減光が大好きだ。
  • マニュアルフォーカス:MFとマニュアル絞りが好きな人はこのレンズを楽しめるはずだ。

好きでは無かったポイント

  • スピード:あなたがスピードを望むのであれば、このレンズは適していない。大きな回転角は動画撮影に素晴らしいものだが、動きのある被写体を撮影する際に撮影テンポを落とすことになるかもしれない。
  • 技術的な品質:α7RIIで最もシャープなレンズを求める場合には適していない。
  • サイズ・重量:軽くて携帯しやすいα7 IIよりも150g以上重い。
  • 信頼性:このレンズ自体に問題は無かったが、同メーカーのレンズを使っている友人は「ネジが緩い」と話している。ツアイスが故障した場合には修理と手配が簡単だが、このメーカーのアフターサービスには不安が残る。

Yannic ciancanelli:レンズフレアは最高だ!

  • レンズの造りはこれまで触った中でも最も良好だ。
  • フォーカスリングはバターのように滑らかだ。
  • このレンズのシャープネスは予想通りかなりソフトだ。私はこれを非常に気に入っている。結果的にF0.95で得ることが出来る描写はとてもクリーミーなシルエットとなる。
  • 少し絞るとよりシャープな描写となる。F1.4で実用的なものであり、F2ではもちろんシャープだ。
  • 玉ボケは口径食が大きい。しかし、玉ボケ自体はチョコレートムースのように滑らかだ。
  • これまで見たレンズの中で最高のレンズフレアだ。
  • 色収差は明らかだが、奇妙なことに描写を邪魔しない滑らかなものだ。

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