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RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ はコストパフォーマンスの高いPZレンズ

Digital Camera Worldがキヤノン「RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ」のハンズオンを公開。小型軽量でEOS R初となる内蔵型のパワーズームレンズとのこと。最短撮影距離が短く、効き目の高い手振れ補正で使いやすい模様。

Digital Camera World:Hands-on Canon RF-S 14-30mm f/4-6.4 IS STM PZ review: THE must-have lens for content creators

  • 価格:4月発売。価格は379.99ポンド(米国、オーストラリア価格未定)。
  • 外観:RFシステム初の一体型電動ズームレンズ。有効焦点距離はフルフレーム換算で22.4~48mm。ブロガーやコンテンツクリエイターに適した範囲。
  • 構造:防塵防滴仕様なし。ただし、キヤノンのAPS-Cボディも防塵防滴仕様が少なく、大きな欠点ではない。
  • 携帯性:非常に小型軽量。重量181g。
  • 操作性:スムーズな電動ズームを搭載。ズームリングの回し方で速度調整可能。R50 VのズームスイッチやCamera Connectアプリによるリモート操作も可能。三脚使用時やカメラのバランスを崩したくない場面で有効。コントロールリングを装備し、露出設定をカスタマイズ可能。特に動画撮影時、絞り調整が容易で、自撮り時にも便利。
  • フォーカス:最短撮影距離15cmと優秀。被写体に非常に近づいてもピントを合わせられる。
  • 手ぶれ補正:最大5段分の補正効果。ボディ内手ぶれ補正対応カメラでは、中央7.5段、四隅5.5段まで補正可能。
  • F値:開放F値が高めのため、暗所撮影や背景ボケには不向き。ただし、室内でリングライトや照明を使用するクリエイターには大きな問題にならない。
  • 総評:キヤノン初の一体型電動ズームレンズで、新型EOS R50 V向けに設計。電動ズームはレンズリングやCamera Connectアプリで制御可能。181gと軽量ながら手ぶれ補正を搭載し、ズーム速度も調整可能。15cmまでの近接撮影が可能で汎用性が高い。動画撮影やコンテンツ制作の入門者、スムーズな電子ズームを求めるユーザーに適したコストパフォーマンスの高い選択肢。
  • 備考:EOS R50 VやR10では、4K 60p撮影時に1.56倍クロップが発生し、水平画角が64%に縮小される点に注意。

2025年3月にEOS R50 Vと共に発表されたRFレンズ。同システムでは初となる(制御装置を内蔵する)パワーズーム機能を搭載しています。EOS R50 Vのズームレバーで操作できるほか、リモートコントロールによるズーム操作も可能。

また、一般的な標準ズームレンズよりも画角の広い14mm始まりで、アスペクト比や電子ISで画角が狭くなる動画撮影に適したズーム域をカバーしています。さらにスペック上では手振れ補正の効き目が高く、他のRF-Sレンズよりも良好のようです。

Digital Camera Worldのハンズオンでは携帯性の高いパワーズームレンズであると共に、最短撮影距離の短さや効き目の高い手振れ補正に感心したようです。光学性能については言及していないものの、動画撮影で使いやすい標準ズームに仕上がっているのは間違いなさそう。

キヤノン RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ 最新情報まとめ

  • 発売日:2025年7月下旬
  • 予約開始日:2025年4月1日(火)AM10:00
  • 希望小売価格:オープン
  • キヤノンオンラインショップ:49,500円(税込)

レンズの仕様

レンズマウント RF
対応センサー APS-C
焦点距離 14-30mm
レンズ構成 9群10枚
UDレンズ:1
非球面レンズ:2
開放絞り F4-6.3
最小絞り F22-36
絞り羽根 7枚
最短撮影距離 0.15m
最大撮影倍率 0.38倍(30mm)
フィルター径 58mm
手振れ補正 対応
テレコン -
コーティング スーパースペクトラコーティング
サイズ 約69.6mm x 62mm
重量 約181 g
防塵防滴 -
AF リードスクリューSTM
絞りリング -
その他のコントロール コントロールリング
AF/MFスイッチ
パワーズームコントロールリング

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