キヤノン「50-150mm F2.8」「70-180mm F2.8」光学系の特許出願

2025年10月8日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。伸びるタイプのズーム方式を採用したフルサイズミラーレス向け「50-150mm F2.8」「70-180mm F2.8」光学系の実施例を複数掲載。

概要

【公開番号】P2025149060

【公開日】2025-10-08

【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置

【出願日】2024-03-26

【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社

【課題】小径なレンズ群を有する小型なズームレンズを提供することである。

【0004】
前述のようなポジティブリード型のズームレンズでは、像振れ補正のための防振機構や、フォーカシングやズーミングに際してレンズ群を移動させるための機構といった諸機構が、最も物体側のレンズ群よりも像側に配置される。ここで、最も物体側のレンズ群よりも像側に配置されるレンズ群に含まれるレンズの径が大きくなってしまうと、前述の諸機構も大きくなってしまうため、ズームレンズが大型化してしまう。従って、ズームレンズの小型化を実現するためには、ズームレンズを構成するレンズ群の屈折力や配置を適切に設定することで、各レンズ群を小径化することが求められる。

【0005】
そこで本発明の目的は、小径なレンズ群を有する小型なズームレンズを提供することである。

実施例1

焦点距離：51.50-145.50

F値：2.89-2.91

半画角：22.79-8.28

像高：20.53-21.63

全長：176.15-234.55

バックフォーカス：41.56

実施例4

焦点距離：61.51-174.60

F値：2.89-2.91

半画角：19.37-6.91

像高：20.57-21.63

全長：197.48-262.48

バックフォーカス：37.73-59.79

実施例5

焦点距離：66.97-174.59

F値：2.89-2.91

半画角：17.90-6.90

像高：20.50-21.63

全長：197.87-262.87

バックフォーカス：37.71

ズーム域を狭めた大口径の望遠ズームレンズのようです。インナーズーム方式ではなく、先端の数枚を前方へ繰り出すタイプのズーム方式を採用しています。タムロン「70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2」に近い製品を検討しているのかもしれませんね。

個人的には「50-150mm F2.8」が既存製品との住み分けがしやすく、面白い選択肢となりそう。「RF16-28mm F2.8 IS STM」「RF28-70mm F2.8 IS STM」につづく、非Lシリーズの大口径ズームの雛形となるのか注目したいところ。

RF70-200mm F2.8 L IS USM Z ブラック
楽天市場	Amazon	キタムラ	Yahoo
ビックカメラ	マップカメラ	ECカレント	eBEST
メルカリ	キタムラで中古在庫を探す
RF70-200mm F2.8 L IS USM Z ホワイト
楽天市場	Amazon	キタムラ	Yahoo
ビックカメラ	マップカメラ	ECカレント	eBEST
メルカリ	キタムラで中古在庫を探す