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すべてで期待を上回る完成度|NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II

PhotographyBlogが「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II」のレビューを公開。軽量化と高性能化を両立しており、静止画・動画両面で完成度が高いと評価。すべてで期待を上回る完成度とのこと。

PhotographyBlog:Nikon Z 24-70mm f/2.8 S II Review

  • 外観:新開発のHB-117レンズフードを採用しており、フィルター調整窓を備える。一方で、前モデルに搭載されていたOLEDパネルが廃止されている点は残念。
  • 構造:インナーズーム機構を採用し、ズーム時に重心が移動しない構造。可動部品が減ったことで耐候性も向上。
  • 携帯性:開放F値2.8を維持しつつ、前世代より軽量化された。前モデルよりも小型。F4ズームとのサイズ差も縮まっており、F4とF2.8の中間的な位置付けといえる。Z8とのバランスが良く、安定した手持ち撮影が可能。
  • 操作性:ニコンレンズとして初めてクリックON/OFFが可能なコントロールリングを搭載。L-fnボタンは2個に増え、縦横どちらの構図でも親指で操作しやすい。ズームリングは中央部にあり、適度なトルクで滑らかかつ誤動作しにくい設計。
  • AF:SSVCM駆動を採用、ズームレンズでは初搭載。前モデル比でAF速度が5倍、静粛性が50%向上、トラッキング速度が60%向上、望遠端でのスキャン時間が40%短縮された。もともと高性能なAFがさらに精密で高速化。
  • MF:AF後の微調整にも対応。無限遠固定機能はない。フォーカスブリージングが前世代の半分に抑えられ、フォーカス移動中の描写が自然。。
  • マクロ:最短撮影距離は24mm時0.24m、70mm時0.33mと短く、最大倍率はそれぞれ0.21倍と0.32倍である。ズーム全域でワーキングディスタンスを一定に保つため、0.33mに固定するフォーカスリミッタースイッチも搭載している
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:全焦点距離で中央のシャープネスはF2.8からF11まで極めて優秀であり、F16で軽い回折、F22でやや強い回折が見られる。周辺部はやや劣るが、F5.6〜F11で最良となる。24mm・28mm・35mm・50mm・70mmすべてにおいて傾向は同様で、一貫して高い解像力。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:絞り羽根は9枚から11枚に増え、より円形で滑らかなボケを実現。開放F2.8では背景が大きく溶け、ポートレートや静物で自然で美しい描写が得られる。
  • 軸上色収差:わずかに青いフリンジが見られるが、実用上は問題ない。
  • 倍率色収差:ほとんど見られない。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:補正OFFでは広角端で樽型、望遠側で糸巻き型の歪みが顕著。
  • 周辺減光:広角端・開放F2.8で光量低下が見られるが、F4〜F8で大幅に改善される。通常の被写体撮影ではほとんど問題にならない。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:太陽を画面内に入れてもフレアが良好に抑制されており、逆光下でも高いコントラストを維持。
  • 光条:F22まで絞ると美しい光条が得られる。
  • 作例集
  • 総評:高評価を得ていたプロ向け標準ズームを全方位的に刷新し、デザイン・性能ともに大幅進化を遂げた。OLEDパネルの廃止は惜しいが、AF速度・画質・操作性の向上は顕著である。静止画・動画両面で完成度が高い。最短撮影距離の短縮や11枚羽根の採用で、近接撮影にも優れる。耐候性・操作性・描写力のすべてで期待を上回る完成度を持つ。
  • 競合について:価格上昇を考慮しても、Mark Iからの買い替え価値は高い。
  • 備考

2025年9月発売の大口径ズームレンズ。
このクラスでは珍しいインナーズーム構造を採用。全長はやや長いものの、焦点距離全域で鏡筒が伸びず、ズーム操作しやすいデザイン。ニコンのズームレンズとしては初となるボイスコイルモーターを使ったフォーカスユニットを搭載しており、AF性能の向上が期待できます。

前モデル比で販売価格が高くなってしまいましたが、インナーズーム構造やSSVCMのAFが魅力的なレンズ。

PhotographyBlogのレビューでは、インナーズーム構造の使い勝手をはじめ、クリック付きのコントロールリングや高速なAF性能を評価。さらに、前モデル比でレンズ構成枚数を減らしつつもズーム全域で高い光学性能を実現しているようです。

サンプル画像として、オリジナルのJPEGデータを大量に掲載。PhotographyBlogとしては珍しく、絞り開放を使ったサンプルが多いので参考になると思います。ただし、撮影距離長めで絞り開放を使ったサンプルはないので、そのあたりは他のレビューサイトを調べる必要あり。

ニコン NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II 最新情報まとめ

  • 発売日:2025年9月26日
  • 予約開始日:2025年8月28日10時
  • 希望小売価格:オープン
  • ニコンダイレクト:371,800円
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II
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レンズの仕様

レンズマウント Zマウント
対応センサー フルサイズ
焦点距離 24mm-70mm
レンズ構成 10 群14 枚
開放絞り f/2.8
最小絞り f/22
絞り羽根 11枚(円形絞り)
最短撮影距離 0.24m 24mm
0.24m 28mm
0.27m 35mm
0.3mm 50mm
0.33m 70mm
最大撮影倍率 0.32倍(焦点距離70mm)
フィルター径 77mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング メソアモルファス
アルネオ
フッ素
SIC
サイズ 約84mm×142mm
重量 約675g
防塵防滴 対応
AF VCM
マルチフォーカス
絞りリング -
その他のコントロール フォーカスリミッター
コントロールリング
(クリック切替対応)
A/M
付属品 • レンズキャップ77mm LC-77B
• 裏ぶた LF-N1
• レンズフード HB-117
• レンズケース CL-C2

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