「RF45mm F1.2 STM」のレビュー第一弾 外観・操作・AF編を公開。F1.2の大口径レンズとしては小型軽量で手頃な価格。RF50mm F1.8からのステップアップやF1.2レンズを体験してみたい人にとって面白い選択肢となっています。
簡易的なまとめ
F1.2の大口径標準単焦点としては手頃な価格で携帯性の高いレンズです。
繰り出し式フォーカスや防塵防滴非対応、(おそらく)光学性能などに妥協すべき点があるものの、それらを考慮しても魅力的な価格とサイズを実現しています。
「RF50mm F1.8 STM」で十分という人も多いと思います。もしも、より大口径のレンズが気になり始めたら、このレンズは50mm F1.8からのステップアップとして役に立つことでしょう。
As a large-aperture standard prime lens with an F1.2 aperture, it offers a reasonable price and excellent portability.
While compromises exist—such as a sliding focus mechanism, lack of dust and moisture resistance, and (likely) optical performance—it still achieves an attractive price and compact size even considering these factors.
Many photographers will find the RF50mm F1.8 STM perfectly sufficient. However, if you start considering a larger aperture lens, this model serves as a useful step up from the 50mm F1.8.
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RF45mm F1.2 STMのレビュー一覧
Index
まえがき
2025年11月に登場したキヤノンRFマウント用のレンズ。
無印(非Lシリーズ)の製品では珍しい「F1.2」の大口径を採用。大口径ながら全長は75mm、重量は400g未満と小型軽量。おまけに販売価格が6万円台と低価格。光学性能・機能には妥協点があると思われますが、キヤノンRFでは珍しい「癖の強い面白いレンズ」となりそうです。
- 発売日:2025年11月28日
- 予約開始日:2025年11月11日(火)AM10:00
- 直販価格:6万6,000円
- カメラのキタムラ:59,400円
- 商品ページ
- データベース
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主な仕様
| レンズマウント | RF |
| 対応センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 45mm |
| レンズ構成 | 7群9枚 |
| 開放絞り | F1.2 |
| 最小絞り | F16 |
| 絞り羽根 | 9枚 |
| 最短撮影距離 | 0.45m |
| 最大撮影倍率 | 0.13倍 |
| フィルター径 | Φ67mm |
| 手振れ補正 | - |
| テレコン | - |
| コーティング | SSC |
| サイズ | Φ約78×75mm |
| 重量 | 約346g |
| 防塵防滴 | - |
| AF | STM |
| 絞りリング | - |
| その他のコントロール | コントロールリング |
| 付属品 | - |

価格のチェック
小売店での初値は59,400円。
例えば、ニコンの似たようなコンセプトのレンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.4」が73,260円です。比較してキヤノンは安くて小型軽量。世界情勢や国内での物価上昇を考慮すると驚くほど価格を抑えた大口径レンズ。
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外観・操作性
箱・付属品

キヤノンRFらしい黒を基調とした光沢のあるデザイン。レンズ本体の梱包は製品によって違いがあり、このレンズはプラスチック製の間仕切りを使用せず、段ボールの間仕切りと紙製の包装紙で梱包されています。

レンズ本体の他に前後のキャップと説明書、保証書が付属。
レンズフードは別売りなので、必要であれば追加で購入しておきましょう。ただし、2025年11月現在でレンズフードは重めの供給不足となっている模様。
| レンズフード ES-73B | |||
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外観

主にプラスチック製のパーツを使用していますが、マウント部分は金属製。フォーカスリングはゴム製で、コントロールリングはローレット加工の施されたプラスチックパーツを使用。他のRFレンズと比べて質感に遜色はなく、しっかりとした作り。
表面にはキヤノンのロゴがはめ込まれ、焦点距離やピント範囲、シリアルナンバーなどはプリント。CEマークなど消えては困る表示は外装に型で組み込まれています。
ハンズオン

F1.2の大口径レンズとしては驚くほど軽量でコンパクト。「F1.2 L」の重量の半分以下、ニコン「Z F1.4」よりも軽い。いくつか妥協点があるものの、F1.2のロマンをこのサイズで携帯できるのは強み。
| 最大径 | 全長 | 重量 | |
| F1.2 | 78mm | 75mm | 346g |
| F1.2 L | 89.8mm | 108mm | 950g |
| F1.4 L | 76.5mm | 99.3mm | 580g |
| F1.8 | 69.2mm | 40.5mm | 160g |
| Z F1.4 | 74.5mm | 86.5mm | 420g |
前玉・後玉

繰り出し式フォーカスで前後する前玉を搭載。電源オフ時は鏡筒より1.5cmほど引っ込んだ場所にあり、使用時に最短撮影距離の設定で先端まで繰り出します。

繰り出し式の内筒が外装から突き出ることが無いので、前面に67mmフィルターを装着することで内部を密閉可能。

金属製のレンズマウントは4本のネジで固定されています。周囲に防塵防滴用のシーリングはありません。
電子接点付近の黒い部分には「マレーシア製」と印字あり。
フォーカスリング

適度な広さのゴム製フォーカスリングを搭載。滑らかで程よい抵抗感で操作することができます。
MF時のストロークはカメラ側で「リニア(回転量)」「ノンリニア(回転速度)」に切り替え可能。回転量に設定した場合は約270度で最短撮影距離から無限遠まで操作することが出来ます。
コントロールリング

表面はローレット加工で確かなグリップが得られるプラスチック製のコントロールリングを搭載。フォーカスリングと感触が異なるため、簡単に識別することが可能。
スイッチ

AF/MFのシンプルなスイッチのみ搭載。
フォーカスリミッターやFnボタンなどはありません。
装着例

EOS R5 Mark IIに装着。
存在感のある標準単焦点に違いありませんが、RF35mm F1.8やRF24mm F1.8と同程度のサイズ感です。バランスは良好で、APS-Cと組み合わせるのもやぶさかではない感じ。F1.2の大口径レンズながら、普段使い可能な携帯性は魅力的。
AF・MF
フォーカススピード
レンズ繰り出し式フォーカスはステッピングモーター駆動で動作。
お世辞にも高速とは言い難いですが、ステッピングモーターらしく滑らかに動きます。フォーカス速度は近距離の素早い動体追従に使えるものではありませんが、ゆっくり動く被写体であれば問題無く追従できそうです。
ブリージング
ブリージングとはピント位置によって画角が変化することを指します。画角の変化が大きいと、フォーカシングで画角が広がったり狭くなったりするので気が散ったり、AFが不安定化する原因となります。出来ればフォーカシングブリージングは無い方が良い。今回はブリージングの影響を確認するために、レンズを最小絞りまで絞り、最短撮影距離・無限遠で撮影した結果が以下の通り。
繰り出し式フォーカスらしく、ピント位置によって画角が大きく変化します。近距離では狭く、遠距離では広くなる。
精度
絞り開放での撮影では問題ないものの、少し絞って撮影するとピントの山を外すことがあります。フォーカスシフトの影響なのか、何か別の要素があるのか原因は不明。
絞りプレビューを使ったMFでしっかり合わせることが出来るので、フォーカスリフトの影響である可能性が高い。
MF
絞りプレビューで絞りを閉じつつMF操作をするには設定を変更する必要があります。
「レンズの電子式手動フォーカス」を「可能」に設定することで、常にMF操作が可能。これでプレビューボタンをおしつつ、ピント合わせが可能となります。
まとめ

F1.2の大口径標準単焦点としては手頃な価格で携帯性の高いレンズです。
繰り出し式フォーカスや防塵防滴非対応、(おそらく)光学性能などに妥協すべき点があるものの、それらを考慮しても魅力的な価格とサイズを実現しています。
「RF50mm F1.8 STM」で十分という人も多いと思います。もしも、より大口径のレンズが気になり始めたら、このレンズは50mm F1.8からのステップアップとして役に立つことでしょう。
50mm F1.8が「一眼カメラらしさ」を体験する”撒き餌レンズ”だとすると、このレンズは「レンズ沼」に片足を突っ込むことになるエントリーモデル。シン・撒き餌レンズ。

実際のところ光学性能はどうなのか?
予想していたよりも悪くないです。RF50mm F1.8の延長線上にあって、F1.2を楽しめる大口径レンズと考えて問題無いのかなと。いくらかソフトな部分はありますが、F1.2から実用的な画質を実現しています。クラシックというよりはモダンで堅実な描写。
問題となるのはイルミネーションや夜景など点光源が多い場合ですが、そのような用途に最適なレンズを探している場合は「Lシリーズ」を検討することになるでしょう。
購入早見表
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作例
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