α7 Vでの社外製レンズ動作不良は意図的なものではない

PetaPixelが「α7 V ILCE-7M5」とVILTROXの互換性についてレンズメーカーに取材。「動作不良はソニー側の意図的なものではない」「新製品で発生する最適化の一環」とし、今週中にもファームウェアをリリースする予定と言及しています。

PetaPixel：Sony Didn’t Intentionally Brick Third Party Lenses on the a7 V, Viltrox Confirms

• Viltroxは、自社レンズと新型ソニーa7 Vの互換性問題を確認しており、修正プログラムの提供に取り組んでいると発表している。
• 互換性の問題の可能性は認識しており、研究開発チームが積極的にテストを実施中。
• 性能をさらに最適化するため、今週中にファームウェア更新をリリースする予定。
• 問題は主に、異なるカメラボディ間、ファームウェアバージョン間、使用シナリオにおけるカメラとレンズの通信の複雑さに関連。特定の特殊なケースでは、これが性能のばらつきとして現れることがある。
• 我々のチームは、ファームウェアを通じてより広範な検証とパラメータの微調整を行っている。これは、広範かつ進化を続けるカメラ環境全体で製品を最適化する上での通常のプロセス。
• 今後のファームウェアは、全体的な安定性と一貫性の向上に重点を置く。今後も実環境でのフィードバックを注意深く監視し続ける。
• 試した中国製オートフォーカスレンズはどれも問題があった。
• 現時点で確認されている事象は、カメラ側に意図的な動作があることを示唆するものではない。
• 新カメラシステム導入時に頻繁に発生する通常の事象。発売後に行われる最適化の一環と見られる。
• 新ボディ発売後にレンズファームウェアを微調整するのは業界全体でかなり一般的。

先週PetaPixelが報じた内容を裏付けるものだ。ソニーはサードパーティ製レンズとの性能を損なう意図で新カメラの仕様を変更したわけではない。本質的に、これはソニーが修正できる問題ではない。Viltroxが確認した通り、この問題はレンズメーカー側でしか解決できない。

前述の通り、Viltroxは今週にもソニーa7 V向けレンズのファームウェア修正を展開する見込みだ。他のサードパーティメーカーも間もなく同様の対応を行うだろう。

α7 V 正式発表後に話題となっていた問題ですね。やはり単純に新製品との互換性に問題があっただけのようで、Eマウントから社外製レンズを締め出した痕跡はないとしています。最適化したファームウェアを近日中に公開予定とのこと。

日本でも12月19日にα7 Vの発売日を迎えますが、手持ちのVILTROXレンズと組み合わせて動作不良があった場合は（レンズ側の）ファームウェアを疑ってみたほうが良さそうです。

• 参考リング：VILTROX ファームウェアダウンロードセンター

ソニー α7 V ILCE-7M5 最新情報まとめ

• 発売日：
  ・ボディ：12月19日
  ・レンズキット：2026年春以降
• 予約開始日：2025年12月9日(火)10時
• 希望小売価格：
• 市場推定価格：

α7 V
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主な仕様

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