「VILTROX AF 14mm F4.0」のレビュー第五回 ボケ編を公開。
簡易的なまとめ
「14mm F4」で大きなボケは期待できませんが、接写性能を活かして近寄ることで”ある程度の”ボケを得ることが可能。この際の描写は超広角レンズとしては良好で、フレーム端まで目障りな描写は少なめ。玉ボケは角ばっているものの嫌悪感を覚えるようなものではなく、使えるシーンがあれば積極的に取り込んでいきたい描写となっています。
While the 14mm F4 cannot be expected to produce significant bokeh, it is possible to achieve a certain degree of blur by utilising its close-up capabilities and getting in close. The rendering in such situations is commendable for an ultra-wide-angle lens, with minimal distracting elements even at the frame edges. Although the bokeh is angular, it is not unpleasant, and it is a rendering that one would actively seek to incorporate when the scene permits.
*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。
VILTROX AF 14mm F4.0のレビュー一覧
- VILTROX AF 14mm F4.0 レンズレビューVol.5 ボケ編
- VILTROX AF 14mm F4.0 レンズレビューVol.4 諸収差編
- VILTROX AF 14mm F4.0 レンズレビューVol.3 遠景解像編
- VILTROX AF 14mm F4.0 レンズレビューVol.2 解像チャート編
- VILTROX AF 14mm F4.0 レンズレビューVol.1 外観・操作・AF編
Index
球面収差
前後のボケ質に大きな違いはありません。フォーカスシフトの影響も見られず、収差は良好に補正されているようです。
前後ボケ
綺麗なボケ・騒がしいボケとは?
ボケの評価は主観的となりがちですが、個人的には「滲むように柔らかくボケる」描写が綺麗と評価し、逆に「急にボケ始めたり、ボケの輪郭が硬い」描写は好ましくない(もしくは個性的な描写)と定義しています。ただし、感じ方は人それぞれなので、ひょっとしたら逆のほうが好ましいという人もいることでしょう。参考までに「滲むボケ」「輪郭の硬いボケ」のサンプルが以下のとおり。
描写傾向の違いは主に球面収差の補正状態によるもの、前後どちらかのボケが柔らかい場合はもう片方のボケが硬くなる傾向があります。
後ボケ
縁どりが目立たず、広角レンズとしては滑らかな描写。色収差の影響もないので、使い勝手は良いと思われます。
前ボケ
後ボケと比べるとボケの縁取りが僅かに硬いですが、概ねニュートラル寄りの描写。14mmで前ボケがフレームに入ることはまずないので、特に心配する必要はありません。
玉ボケ
口径食・球面収差の影響
口径食が強いと、フレーム四隅のボケが楕円状に変形したり、部分的に欠けてしまいます。この問題を解消するには絞りを閉じるしか方法がありません。しかし、絞るとボケが小さくなったり、絞り羽根の形状が見えてしまう場合もあるので状況に応じて口径食を妥協する必要あり。
- 影響が強い
- 影響が弱い
口径食の影響が少ないと、絞り開放から四隅まで円形に近いボケを得ることが可能。できれば口径食の小さいレンズが好ましいものの、解消するには根本的にレンズサイズを大きくする必要があります。携帯性やコストとのバランスを取る必要があり、どこかで妥協が必要。
- 前ボケ
- 後ボケ
球面収差の補正が完璧では無い場合、前後のボケ描写に差が発生します(前後ボケのレビューで示した通り)。この場合はどちらかが滲みを伴う滑らかな描写になり、反対側で2線ボケのような硬い描写となってしまいます。
実写で確認
玉ねぎボケや口径食など、質感に悪影響を及ぼす描写は少なめ。大きなボケが得られるレンズではないものの、14mmの超広角としてはきちんとしたボケ質。

ボケ実写
至近距離

14mmの超広角ながら最短撮影距離が短く、後ボケを大きくすることが可能。この際のボケ質は超広角レンズとしては滑らかで良好。フレーム隅まで目障りな描写が抑えられています。
近距離

撮影距離が少し長い場合でも、フレー端まで良好な結果が得られています。ボケの縁取りは硬めですが、色収差の影響が少なく、目障りな印象はまったくありません。
中距離

撮影距離がさらに伸びると、ボケの縁取りはさらに硬くなります。ただし、ボケが非常に小さくなるため、これが悪目立ちすることはありません。(大幅なクロップをしない限り)
ポートレート
全高170cmの三脚を人物に見立て、絞り開放で距離を変えながら撮影した結果が以下の通り。
全身をフレームに入れるような撮影距離で被写体を背景から分離することはできません。少なくともバストアップくらいまで近寄って撮影する必要があります。ボケが得られる範囲での撮影であれば、背景は滑らかな描写で目障りとはなりません。
まとめ

「14mm F4」で大きなボケは期待できませんが、接写性能を活かして近寄ることで”ある程度の”ボケを得ることが可能。この際の描写は超広角レンズとしては良好で、フレーム端まで目障りな描写は少なめ。玉ボケは角ばっているものの嫌悪感を覚えるようなものではなく、使えるシーンがあれば積極的に取り込んでいきたい描写となっています。
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