PetaPixelが「Noctilux-M 35mm f/1.2 ASPH.」のレビューを公開。価格は約1万ドルと非常に高価ですが、その性能と描写に見合う価値があると感じるユーザーも多いだろうとのこと。
PetaPixel:Leica 35mm Noctilux-M f/1.2 ASPH Review: A Long Time Coming
- 外観:フィルター径49mmで、レンジファインダーの視界を大きく遮らない。
- 構造:レンズ前面に伸縮式フードを内蔵。フォーカスリングと絞りリングはいずれも操作性が高く、従来のライカらしい完成度。
- 携帯性:35mm・f/1.2という大口径レンズとしては非常にコンパクト。重量約416gと軽量で、M11装着時でも重さや嵩張りを感じにくい。
- 操作性:撮影時にプレッシャーがかかる状況でも、フォーカスや絞り操作に支障はない。操作部は直感的に配置され、ファインダーから目を離さずに扱える。
- MF:ローレット加工された金属製フォーカスリングを採用。半月型のフォーカスアシストノブは非搭載だが、リング径が手に馴染み、実用上問題はない。
- マクロ:最短撮影距離は約50cmと、通常より近接撮影が可能。近距離フォーカス域では距離計が正しく連動しなくなるため、クリック感によってその状態を知らせる設計。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:3枚の非球面レンズを用いた高度な光学設計。f/1.2開放でも中央解像とコントラストは非常に良好で、滲みは感じられない。絞るとディテールはさらに明瞭になるが、本レンズは開放での使用を主眼に設計されている。f/1.2では隅に周辺減光と若干の甘さが見られるが、すぐに改善。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:完全な円形ではない絞り形状が、ライカらしい個性と柔らかなボケ。f/1.2では玉ボケにキャッツアイ効果が現れ、絞ると自然で美しい丸みを帯びる。背景は雑然とせず、被写体分離も非常に良好。
- 軸上色収差:大口径レンズで問題となりがちな縦方向色収差は極めて少ない。f/1.2ではわずかに見られるが、少し絞るとほぼ解消する。
- 倍率色収差:記載なし。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:記載なし。
- 周辺減光:開放では周辺光量低下が大きいが、2段程度絞ることで解消。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:高度なマルチコーティングにより、直射日光下でもフレアやゴーストは極めて少ない。f/1.4でもコントラストは維持され、絞った際のゴーストも最小限である。内蔵フードは側光を効果的に遮断。
- 光条:11枚羽根により、ドラマチックな光条表現も可能。
- 作例集:
- 総評:Mマウントで入手可能な最高峰の超大口径35mmレンズ。驚異的な光学性能と携帯性を両立する一方、価格は約1万ドルと非常に高価。ただし、その性能と描写に見合う価値があると感じるユーザーも多いだろう。一方、フォクトレンダー ノクトン 35mm f/1.2は、性能やサイズが近く、価格は大幅に安い点も無視できない。
- 競合について:最新のフォクトレンダー 35mm f/1.2 Nokton IVが有力な競合であり、価格は抑えつつ非常に優れた結果をもたらす。
- 備考:ライカのレンズには常にライカの値札がついている。
PetaPixelのレビューによると、F1.2の大口径を実現しつつ、中央は絞り開放から良好な解像性能とコントラストを実現しているようです。作例を見る限りでは、周辺もF1.2から安定しているように見えますが、画質はいくらか低下する模様。ただし、絞ると急速に改善すると述べています。
色収差はゼロと言えないものの、全体像からすると良く補正されているように見えます。肝心のボケは作例を見る限りとても柔らかく滑らかな描写。
価格に見合う価値があるかどうか言及するのは難しいものの、PetaPixelは正当化できる人も多いと感じたようです。
ライカ ノクティルックスM f1.2/35 ASPH. 最新情報まとめ
- 予約開始:2026年1月30日(金)午前10時
- B&H:9,650ドル
2026年1月に登場した35mm初のNoctilux。
「夜」と「光」を意味する名を持つノクティルックスシリーズらしく、開放F1.2という非常に明るい絞りと高い描写性能を両立したライカの新しい単焦点レンズ。高コントラストでシャープかつクリアな描写を実現し、F1.2ではベルベットのように滑らかなボケ味が得られるとされています。
フローティングレンズ機構により、撮影距離全域で安定した性能を発揮し。最短撮影距離はシリーズ初の0.5mですが、この距離を活用するにはライブビューやEVF対応のM EVF搭載機が必要。光学系は10枚5群構成で、3枚の非球面レンズを採用しています。
新開発の精密ガラスモールディング(PGM)技術により、極めて高精度な非球面加工を実現し、収差低減やマイクロコントラストの向上、自然なボケ味と小型軽量化を達成。重量は416g、全長は50.2mmとコンパクトですが、同クラスのフォクトレンダー製レンズと比べて価格は大幅に高価。
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レンズの仕様
| レンズマウント | Leica M |
| 対応センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 35mm |
| レンズ構成 | 5群10枚 |
| 開放絞り | F1.2 |
| 最小絞り | F16 |
| 絞り羽根 | 11枚 |
| 最短撮影距離 | 0.5m |
| 最大撮影倍率 | 0.09倍 |
| フィルター径 | 49mm |
| 手振れ補正 | - |
| テレコン | - |
| コーティング | 情報なし |
| サイズ | φ64.6×50.2mm |
| 重量 | 416g |
| 防塵防滴 | - |
| レンズフード | 組み込み式 |
関連レンズ
- SUMMILUX-M F1.4/35mm ASPH.
- NOKTON 35mm F1.2 Aspherical IV
- NOKTON 35mm F1.2 Aspherical II
- Thypoch Simera 35mm f/1.4 ASPH.
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