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第二世代のシグマレンズ開発は明確な性能向上が見込め得る場合は躊躇しない

PhototrendがCP+2026におけるシグマへのインタビューを記事として公開。好調なBF・レンズ群、第二世代のシグマレンズ開発について、AIを使った開発についてなど。米作りによる地域環境の保全や、退職後の社員の雇用確保なども興味深い話でした。

Phototrend:Interview Sigma CP+ 2026 : « C’est l’accumulation d’expérience qui rend le produit si différent »

2025年に多数の製品を発売できた理由は?人員増強や体制変更があったのか?

  • 大幅な増員はしていない。毎年少人数ずつ採用しているのみで、離職率は1%未満と非常に低い。
  • 人材の定着と継続的な議論・改善によって開発力を維持している。
  • 2022~2023年に一眼レフ需要が急減したため、生き残りには革新的な製品が必要と認識。以降、戦略を徹底的に議論し、エンジニアの努力で対応してきた。

Sigma BFの評価と販売状況は?

  • 全体的に非常に好評で満足している。
  • UIに戸惑う人もいるが、慣れると高評価になる。
  • 不足機能への批判はあるが、肯定的な意見が大半。
  • 注文が生産能力を上回っており、常にフル稼働しているが需要に追いついていない。

300-600mm f/4の評価と採用状況は?

  • モータースポーツ写真家から高評価を受けている。
  • 性能と光学品質が評価され、予想以上の需要があった。本当に驚いた。

需要予測は難しいのか?

  • 非常に難しい。300-600mmや200mm f/2、17-40mm f/1.8など、想定を大きく超える需要が続いている。
  • 最近、市場の傾向が大きく変化。正確な理由はわからないが、人気製品と不人気製品の差が拡大している。
  • 明確な理由は分からない。SNSが影響している可能性はある。

Lマウントシステムに新しいメンバーは必要か?

  • 選択肢が多いほど良い。
  • ただし互換性維持が重要なので、新規参加には慎重さが必要。

キヤノンRFマウント対応の進展は?

  • 依然としてコメントできない。

85mm F1.2は設計的に難しいのか?

  • 高性能かつ小型軽量を両立するのは非常に複雑。
  • 独自技術により、当社は複数のF1.2レンズを実現できている。

純正メーカーが低価格F1.2・F1.4を出す影響は?

  • 他社がそのような製品に取り組む意図は理由は不明。
  • しかし、若年層にとって魅力的な製品であり、好ましい傾向だと考えている。
  • 特に手頃な価格のキヤノン 45mm f/1.2は、魅力的な製品だと思う。

Viltroxなど新興メーカーとの競争について

  • 進歩とスピードは高く評価しており、学ぶべきこともある。
  • ただし性能と品質では差があると考えている。

AIはレンズ開発に使えるか?

  • 一定の活用は可能だが、最高品質には独自の知識と経験が不可欠。
  • AI を独自の知識と組み合わせて活用できる可能性はあり、現在社内で議論しているところだ。
  • しかし、現時点では、従来型の対面開発を重視。

35mm F1.4 Art II開発の意義は?

  • 一眼レフの初代は非常に重要な製品だった。
  • 現在はHLAモーターや特殊非球面など新技術が使えるため、性能向上が可能になった。

Artレンズ第2世代の基準は?

  • 明確な性能向上が見込める場合のみ開発を躊躇しない。
  • 差が小さい場合は更新しない。

ミラーレス化・AF高性能化による改良余地は?

  • レンズによる。85mm F1.4など、既に完成度が高い製品もある。

APS-Cの位置づけは?

  • フルサイズが主流だが、APS-Cは価格・性能・サイズのバランスに優れるので将来性はある。

APS-CレンズのLマウント展開中止理由は?

  • APS-C用Lマウントカメラがなく、需要が極端に少ない。
  • 将来カメラが出れば再開する。

会津ファーム設立の目的は?

  • 里山と水田を守るため。
  • 高齢化と耕作放棄への対策として地域環境を保全したい。

水田保全の環境的意義は?

  • 洪水・土砂災害防止、生態系維持、害獣対策などに重要。

運営体制は?

  • 当面は高齢農家と協力し、将来は退職社員が担う仕組みを想定している。
  • 幸いなことに、工場の従業員の中には、農業も営んでいる者もいる。したがって、彼らが60歳や65歳になったときに、工場での仕事を辞めて、代わりに田んぼで働くことを提案することができる。

地域社会への効果は?

  • 雇用確保と地域の誇りの維持につながり、精神的な安定にも寄与する。
  • 放棄された田んぼばかりを見ていたら、故郷に対する自信や誇りを失ってしまうかもしれない。
  • 工場では働けなくなっても、田んぼでは働ける。
  • 必要な資源はすでに揃っている。彼らは稲作の方法を知っている。トラクターやコンバインなどの機械も所有しており、我々はそれを彼らに貸し出すことができる。

事業の分散による集中力低下の懸念は?

  • ない。農業は社員が管理し、自身は本業に集中する。

新製品を期待できる言及はなかったものの、性能向上が見込める場合はレンズリニューアルに着手するようです。ステッピングモーター駆動からHLA駆動に切り替えることで性能向上が期待できるレンズは今後「II型」として生まれ変わるかもしれません。しかし、今回のインタビューからすると「85mm F1.4 DG DN」の更新はまだ先となる可能性が高そう。

105mmマクロや100‐400mmなどはHLA駆動に切り替わる恩恵がありそうに見えますが、果たしてどうなるか。今後のシグマ新製品に注目したいと思います。

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