シグマ「35mm F1.4 DG II」のレビュー第一回 外観・操作・AF編を公開。
簡易的なまとめ
前モデルから大幅な小型軽量化を遂げた第二世代。
サイズ・重量はソニーGMとほぼ同等、収納性・携帯性に優れた35mm F1.4です。
さらにHLA駆動によりAF速度が非常に高速となりました。フォーカスブリージングは良く抑えられており、前モデルやソニーGMよりも良好。静止画のみならず、動画撮影にも適した大口径レンズと言えそうです。
The second generation features a significant reduction in size and weight compared to the previous model.
With dimensions and weight nearly identical to Sony’s GM series, this 35mm f/1.4 lens offers excellent portability and ease of storage.
Furthermore, HLA drive technology has made the autofocus speed extremely fast. Focus breathing is well-controlled, outperforming both the previous model and Sony’s GM series. It can be said to be a large-aperture lens suitable not only for still photography but also for video recording.
*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。
35mm F1.4 DG IIのレビュー一覧
Index
まえがき
- 発売日:2026年4月16日
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2021年発売の35mm F1.4 DG DN|Artの後継モデル。前モデルから小型軽量化され、全長は約14%短縮、重量は約20%削減。2013年発売の一眼レフ用モデルから続く伝統を受け継ぎつつ、ミラーレス時代に適応した製品として進化しています。
AFにはHLA方式を採用し、高速かつ静音で正確なピント合わせを実現。動画撮影時のフォーカスブリージングも抑制されており、静止画・動画の両面で高い実用性を備えています。フローティング方式を採用しているので、近距離でのパフォーマンスが向上している可能性あり。
光学設計は15枚12群構成に刷新され、高精度非球面レンズ、SLDガラスを採用。これにより、軸上色収差などの諸収差を効果的に抑制し、開放F1.4から画面全域で高い解像性能を実現しているとのこと。また、新たにAAC(Advanced Amorphous Coating)を採用し、ゴーストやフレアの原因となる内部反射を大幅に低減しています。
主な仕様
| レンズマウント | E / L |
| 対応センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 35mm |
| レンズ構成 | 12群15枚 |
| 開放絞り | F1.4 |
| 最小絞り | F16 |
| 絞り羽根 | 11枚 |
| 最短撮影距離 | 0.28m |
| 最大撮影倍率 | 1:5.4 |
| フィルター径 | 67mm |
| 手振れ補正 | - |
| テレコン | - |
| コーティング | 防汚コート AAC |
| サイズ | φ73.0mm x 94.0mm |
| 重量 | 530g |
| 防塵防滴 | 対応 |
| AF | HLA |
| 絞りリング | 搭載 |
| その他のコントロール | AF/MF クリック切替 Fnボタン×2 |
| 付属品 | レンズフード |
価格のチェック
売り出し価格は15万円。前モデルよりもだいぶ高価な製品となってしまいましたが、小型軽量化やHLA駆動、フォーカスブリージングの抑制など改善点が多い。特に携帯性の改善は買い換える一つの契機となりそうです。
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外観・操作性
箱・付属品

2025年2月、シグマは10年以上続いていたSGVシリーズ(Sigma Global Vision)のVI(ビジュアルアイデンティティ)を刷新しました。
これに伴い、箱も従来の白を基調としたデザインから一新。環境に配慮して簡素化、フォントが新しいものに置き換わっています。
Contemporaryラインは緑がかった茶色の箱でしたが、Artラインは紺色。

レンズ本体の他に、レンズフード、説明書、保証書が付属。ポーチが付属。
以前のArtラインレンズに付属していたレンズケースはありません。
外観

箱のデザインは大幅に変わりましたが、レンズ筐体は従来通り。Artラインらしく、頑丈な金属製の外装を採用。幅広いフォーカスリングはゴムカバーで覆われ、手前の絞りリングは金属製で触感を区別。
いつも通り、レンズは日本製。マウント付近にはエディションナンバーである西暦下三桁「026」が印字されています。
ハンズオン

| サイズ | 重量 | |
| 35mm F1.4 DG II | φ73.0mm x 94.0mm | 530g |
| 35mm F1.4 DG DN | φ75.5mm x 111.5mm | 640g |
| 35mm F1.4 GM | φ76.0 × 96.0mm | 524g |
| RF35mm F1.4 L | φ76.5 × 99.3mm | 555g |
| Z 35mm F1.4 | φ74.5mm × 86.5mm | 415g |
質感を維持しつつ、前モデルと比べて大幅な小型軽量化を実現しています。キヤノンRFよりも軽く、ソニーGMとほぼ同じ。
前玉・後玉

フィルター径はこのクラスで一般的な67mm径を採用。前玉には防汚コートを採用しているので、水滴や軽い汚れであればフィルター不要。とは言え、傷や重めの汚れが想定される場合はプロテクトフィルターを装着しておくのがおススメです。

金属製マウント部は4本のネジで本体に固定。マウント部の周囲は防塵防滴用のシーリングが施されています。後玉はマウント付近に固定、フォーカシングによる前後移動は無さそう。周囲は不要な光の反射を抑えるために黒塗りされています。
フォーカスリング

レンズ先端には2.5cm幅のゴム製フォーカスリングを搭載。ソニー純正品よりは重めの抵抗感で滑らかに回転します。レンズフードを逆さ付けすると部分的に隠れてしまいますが、操作可能。
フォーカスリングのレスポンスは回転速度に依存しません。いわゆるリニアレスポンスで動作します。ピント全域のストロークは約180度と適度な回転量。
絞りリング

レンズマウント付近には金属製の絞りリングを搭載。F1.4からF16まで1/3段刻みで動作します。Aポジションで固定できるほか、1/3段刻みのクリックを無効にすることも可能。
スイッチなど

左側面にはAF/MF切り替えスイッチや絞りリングのクリック有無を操作できるスイッチを搭載。反対側には絞りリングをAポジションで固定するスイッチもあります。
さらに、左側面と上面にFNボタンを搭載。これはカメラ側のボタンカスタマイズで任意の機能を割り当て可能。
レンズフード
プラスチック製の花形レンズフードが付属。付け根付近はグリップ性のあるゴムカバーを装備しています。フィルター操作窓はありません。
装着例

α7R Vに装着。
35mm F1.4 としては少し軽くて軽量な部類。カメラとのバランスが良く、前モデルより携帯性が優れています。
軽いと感じる組み合わせではありませんが、長時間の手持ち撮影で苦になることはないでしょう。バランスは良好で、フロントヘビーとは感じません。
AF・MF
フォーカススピード
HLA駆動で高速かつ静粛な動作。ステッピングモーターのレンズと比べると初速が速く、特にAF-Cモード時に電光石火の合焦速度。
ブリージング
ブリージングとはピント位置によって画角が変化することを指します。画角の変化が大きいと、フォーカシングで画角が広がったり狭くなったりするので気が散ったり、AFが不安定化する原因となります。出来ればフォーカシングブリージングは無い方が良い。今回はブリージングの影響を確認するために、レンズを最小絞りまで絞り、最短撮影距離・無限遠で撮影した結果が以下の通り。
ピント位置による画角の変化がゼロとは言えないものの、前モデルやソニーGMと比べると遥かに良好。通常の撮影ではほとんど目立ちません。


精度
α7R V・α7 V との組み合わせで大きな問題はありません。
MF
前述した通り、リニアレスポンスで180度の回転量があります。細かい微調整を含めたMF操作に十分な回転量で操作可能。
まとめ

前モデルから大幅な小型軽量化を遂げた第二世代。
サイズ・重量はソニーGMとほぼ同等、収納性・携帯性に優れた35mm F1.4です。
さらにHLA駆動によりAF速度が非常に高速となりました。フォーカスブリージングは良く抑えられており、前モデルやソニーGMよりも良好。静止画のみならず、動画撮影にも適した大口径レンズと言えそうです。

光学性能は現在チェック中ですが、少なくとも遠景ではF1.4から全体的に優れた結果。小型軽量化による画質の低下は心配無用。
ボケは滑らかで綺麗ですが、球面収差が適切に補正されているので柔らかい描写ではありません。また、口径食がやや強め。このあたりはサイズダウンによる妥協点と言えそうです。
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