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Ulanzi D200X Creative Deckレビュー

日々の増えてゆくカメラ関連機材の中で、個人的に気になる商品の特集記事。第十六弾の今回はUlanziの左手デバイスコントローラー「Ulanzi D200X Creative Deck」をピックアップ。

製品提供について

このレビューはUlanziより無償提供された製品を使用しています。
金銭の授受やレビュー内容の指示は一切ないことを最初に明言しておきます。購入した製品ではないことに対する無意識のバイアスは否定できませんが、できるだけ客観的な評価を心がけています。

簡易的なまとめ

ボタンとダイヤル、追加機能で使いやすくなったD200系の最新モデル。ダイヤルの追加で編集ソフトとの相性が良くなり、使いにくかったウインドウキーにも便利な機能が付きました。
プラグインやプリセットも充実しているので、よほどマニアックなソフトウェアを使っていない限り「これで十分」と感じる人も多いことでしょう。
注意点はハブ経由での接続で動作が不安定になること。そして初代D200と比べてキーの押し心地が少し悪化していることくらい。

The latest model in the D200 series, featuring buttons, dials, and additional functions for improved usability. The addition of dials enhances compatibility with editing software, and the previously awkward window keys now come with convenient features.
With a wide range of plugins and presets available, many users will likely find this more than sufficient—unless they’re using extremely niche software.
The main points to note are that performance can become unstable when connected via a hub, and the key feel is slightly worse compared to the original D200.

*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。

Ulanzi D200X Creative Deck とは?

  • ブランド:Ulanzi
  • 用途:様々な用途に対応するストリームコントローラー
  • 価格:17,999円(Ulanzi store / Amazon
    ・20%オフクーポン配布の場合あり

主なスペック・特徴

  • カスタマイズ可能な15のキー
  • カスタマイズ可能な3のダイヤル
  • ウインドウズキーによる素早いプリセット変更
  • Ulanzi Studio アプリとの連携で自由度の高いカスタマイズに対応
  • USB-Cポート ×3
  • USB-Aポート ×2
  • HDMIポート ×1
  • SD/microSD カードスロット
  • 3.5mmオーディオジャック

端的に言ってしまえば、Ergato Stream Deck+とかなりよく似た操作性・機能性のストリームコントローラー。

配信用のコントローラーとして使えるほか、写真・動画編集ソフトと連携して設定値のショートカットなどに利用することが出来ます。テキスト入力やウェブサイトのショートカット入力も可能。

本家と比較して安いので、この種のデバイスの実用性を確認するには丁度いいアイテムとなっています。(カスタマイズ用ソフトのUIもよく似ているので、Streamdeckへ移行する場合も不便とは感じないはず)

また、本家にはない複数のポート類を備えているので拡張性が高め。

ポイント

ここが良さそう

  • 手ごろな価格で高機能
  • 前モデルからボタン・ダイヤルの追加
  • 通信・映像の拡張性が高い

ここが気になる

  • キーアイコンの種類
  • 対応ソフトウェアの種類

購入早見表

Ulanzi D200X
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実際に使ってみた

箱と付属品

海外発送で到着。
角がボコボコですが、外箱のダメージ前提の梱包で製品は無事。

付属品は説明書などの書類を除けば、USBケーブルのみ。

外観

サイズ・重量

設置面積は奥行き約110mm、横幅約150mm。全高は90mm。
初期のUlanzi D200にダイヤル部分とUSBドック部分を足したようなサイズ感となっています。

巨大と言う程ではないものの、左手デバイスとしてはそれなりに存在感のある大きさ。ビジネスバッグに入れて持ち歩く用途には不向き。デスクに設置してラップトップなどと組み合わせて使うのが良さそう。

質感

筐体はプラスチック製パーツを使用。高級感があるとは言えませんが、安っぽいつくりでもありません。底面には滑り止め用のゴムカバーが張り付けられています。

ボタン・ダイヤル

LCDキー

上部に13か所のLCDキーとウィンドウキー(右下横長のキー)を搭載。
キーストロークはパンタグラフのキーボードと同程度。初代D200よりも少し深め。

押すとパンタグラフと同程度の操作音がします。操作性に問題はないものの、初代D200のほとんど聞こえない操作音と比べるとマイナス評価。ただし、個体差・プリプロダクションモデルのみの問題かもしれません。

ダイヤル

右下に3連ダイヤルを搭載。適度なクリック感で「1クリック・1アクション」で正確に動作します。

回転操作のほか「押し込む」「押しながら回す」などの動作に機能を設定することも可能。

丸ボタン

ダイヤルの左にクリック感の強いボタンが二つあります。LCDキーと同じようにカスタマイズ可能。LCD表示が出来ないので、ページ切替(機能の表示切替)などに使うのが便利かなと。

ポート類

右側

右側面に3.5mmジャックとmicroSD・SDカードスロットを搭載。

カードスロットはどちらも挿入時にカードが飛び出ているタイプ。拡張ストレージとしては使い辛い。あくまでも一時的な使用で挿入する用途に適しています。

背面

左から順に

  • USB-C:本体給電用:PD3.0 100W入力 対応
  • USB-C:USB3.2 Gen2 10Gbps
  • USB-A:USB3.2 Gen2 10Gbps ×2
  • USB-C:通信用:PD3.0 最大85W出力
  • HDMI:4K対応

PC側の出力に問題なければ「USB-C:通信・PC給電用」にケーブルを接続するだけで利用可能です。USBハブ経由で接続すると動作不良が稀に発生するので、PCに直接繋げたほうが良いのかなと。

Ulanzi Studio

Ulanzi D200シリーズの大前提として「Ulanzi Studio」ソフトの導入がほぼ必須。このソフトと連携しなければ、LCDキーのカスタマイズやソフトウェアごとのプリセット連携ができません。

Ulanzi StudioはUlanziの公式ウェブサイトからダウンロード可能。

ソフトの導入

Ulanzi公式ウェブサイトのダウンロードから対応OS用の「Ulanzi Studio」を入手します。任意のフォルダにインストールして実行。

既にUlanzi Studioを導入している人はソフトウェアバージョンが「v3.0」以上であることを確認してください。v3.0未満のバージョンではD200Xに対応していません。

インターフェース

Ulnazi Studio操作中の動画を参考までに掲載。

使い方はStreamDeckと非常に似ています。
任意のボタン・キー・ダイヤルに機能群から機能を「ドラッグ&ドロップ」で選ぶだけ。

1つのプリセットで複数のページ(LCDキー・ダイヤルの役割を変えること)を利用できるので、キーが不足すると感じることは少ないと思います。

機能の詳細設定は下部に表示されるので、細かく調整することが可能。

使いたい機能が無い場合は後述するプラグインを導入する必要があります。

ウインドウキー

LCDキー右下の横長ボタンは通常のカスタマイズに対応していません。しかし、時計やCPU・メモリ残量、3連ダイヤルの役割を表示することができます。

さらに、ウインドウキーを押すことで、デスクトップ上のカーソルに以下のようなアイコンがポップアップ。プリセットを素早く変更することが出来ます。

テキスト入力について

本家StreamDeckでテキスト入力がおかしくなると言った話がありますが、Ulanzi D200・D200Xで今のところ問題はありません。特にブログで記事作成の際にタグやコードを一括で入力できるので重宝しています。

おそらく、Ulamzi Studioテキストボックス内の文章をコピーして、入力する部分にペーストしていると推測。テキスト入力使用後に通常のペーストを利用すると、Ulanzi Deckで入力したテキストが出力されます。

この仕様のため、Ulamzi Studioのテキスト入力と通常の”コピペ”を交互に利用する場合は注意が必要です。

プリセット

作成したキー配置はプリセットファイルとして保存されています。デフォルトで使うプリセット、対応ソフトで使うプリセットなどを設定画面で指定することができます。

プリセットが自動的に切り替わらない場合

Ulanzi Deck バージョンかD200Xのファームウェアが古くなっている可能性があります。更新ファイルが無いかチェックすることをおススメします。

Ulanzi Studio 拡張

アプリ右上のマーケットプレイスを開きます。マーケットとありますが、無料で利用可能。

プラグイン

プラグインを導入することで機能群に設定項目を追加できます。

  • Lightroom Classic
  • Photoshop
  • YouTube
  • TikTok
  • WPS エクセル/ワード
  • Microsoft エクセル/ワード

などなど。

プラグインで使いたいソフトの機能が見つからない場合はプリセットファイルを探してみると良いでしょう。(後述)

プリセット

ソフトに合わせて機能をキー・ダイヤル配置したプリセット設定集をダウンロード可能です。写真・動画編集で定番のソフトウェアやワード・エクセルなどのプリセットが揃っています。

  • Lightroom Classic
  • Lightroom
  • Photoshop
  • illustrator
  • Adobe Camera RAW
  • DxO Photolab
  • Afinity
  • CapCut
  • Davinci Resolve
  • Filmora

などなど。CaptureOneなどは見当たりませんでした。自分の使いたいソフトに対応しているかどうか、事前に確認しておくことをおススメします。

注意点としてダイヤル操作にも対応したD200Xに最適化されたプリセットは少ないです。LCDキーは対応していますが、ダイヤル操作に機能が割り当てられません。プリセットを導入したうえで、自分自身でカスタマイズが必要となる場合があります。

アイコン

LCDキーで利用できるアイコンを追加でダウンロードできます。ソフトに対応したアイコンから汎用アイコンまで揃っているので不足することは少ないはず。

まとめ

ボタンとダイヤル、追加機能で使いやすくなったD200系の最新モデル。ダイヤルの追加で編集ソフトとの相性が良くなり、使いにくかったウインドウキーにも便利な機能が付きました。

プラグインやプリセットも充実しているので、よほどマニアックなソフトウェアを使っていない限り「これで十分」と感じる人も多いことでしょう。

注意点はハブ経由での接続で動作が不安定になること。そして初代D200と比べてキーの押し心地が少し悪化していることくらい。

D200・D200Hよりも少し高価ですが、20%オフで14,399円なら検討の価値あり。

  • 価格:17,999円(Ulanzi store / Amazon
    ・20%オフクーポン配布の場合あり

日常的に使用中

個人的にUlanzi Deckは初代D200から愛用中。
主にブログの記事作成におけるテンプレート的な文章やショートコード、タグの入力に使用しています。ボタンとダイヤルの追加により操作性の向上を実感しています。

ただ、(ページ移動無しで使える)ボタン数が不足しているので、普段は別の左手デバイスと組み合わせて利用。個人的にボタン数がもう少し多いとよかったかなと。

将来的にStreamDeck XLのような大型モデルが登場することに期待。

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