パナソニック「LUMIX S 20mm F2.5」のレビュー第二回 解像チャート編を公開しました。
簡易的なまとめ
中央は良好ですが、隅に向かって目に見えるパフォーマンス低下が発生します。ただし、これは絞りにより無視できる程度まで改善します。近距離の定型チャートと広角レンズの相性が悪いことを考えると、まずまず健闘している結果かなと。
広角レンズで解像チャートのような近接撮影をする機会は少ないと思うので参考までに。後日、遠景解像テストを実施予定です。
Performance is good in the centre, but there is a noticeable drop-off towards the edges. However, this improves to a negligible extent when the aperture is stopped down. Considering that wide-angle lenses do not generally perform well with close-up standard resolution charts, I think these results are actually quite respectable.
As I imagine there are few opportunities to take close-up shots of resolution charts with a wide-angle lens, I’m sharing this for reference. I plan to carry out a long-distance resolution test at a later date.
*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入です。
LUMIX S 20mm F2.5のレビュー一覧
解像力チャート
撮影環境

テスト環境
- カメラボディ:LUMIX DC-S5M2
- 交換レンズ:LUMIX S 20mm F2.5
- パール光学工業株式会社
「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)」
- オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
- 屋内で照明環境が一定
- 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
- RAW出力
- ISO 100 固定
- Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
・シャープネス オフ
・ノイズリダクション オフ
・色収差補正オフ
・格納されたレンズプロファイル(外せない) - 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
(像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック) - 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)
補足
今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。
テスト結果

広角レンズと相性の悪い定型チャートテストでも、中央から隅まで測定可能(極端な破綻はない)。ただし、像面湾曲の影響が強いため、中央にピントを合わせた状態で隅を確認すると破綻しています。
中央
F2.5はややソフトですが、絞るとコントラスト改善します。少なくとも2400万画素では充分な性能。

周辺
中央よりもF2.5がソフトですが、絞るとその差は縮まります。

四隅
周辺比でさらにソフト。実用的な結果を得るには、少なくともF5.6までは絞りたいところ。絞れば十分に良好な結果が得られます。

数値確認
| Center | Mid | Corner | |
| F2.5 | 3084 | 2392 | 1878 |
| F2.8 | 2907 | 2541 | 1946 |
| F4.0 | 3520 | 2541 | 2662 |
| F5.6 | 3216 | 2711 | 2839 |
| F8.0 | 3467 | 2989 | 3575 |
| F11 | 3600 | 2975 | 3510 |
| F16 | 3520 | 2911 | 2894 |
| F22 | 2768 | 2369 | 2095 |
ハイレゾモード

絞り開放付近はソフトな描写すぎて合成結果が良くありませんでした。しかし、中央はF2.5からまずまず良好で2段ほどしぼれば優れた結果が得られます。周辺や隅も、最低でもF4まで絞れば良好となり、F8に向かって徐々に改善しています。
数値確認
| Center | Mid | Corner | |
| F2.5 | 3781 | ||
| F2.8 | 4110 | ||
| F4.0 | 4628 | 3881 | 4370 |
| F5.6 | 4749 | 3919 | 4434 |
| F8.0 | 4678 | 4289 | 4695 |
競合製品比較
似たようなサイズの「LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3」の20mmと見比べると、中央や周辺は同程度。ただし、絞った際の隅に大きな違いがあります。近距離で隅を意識した撮影が多いのであれば、ズームレンズではなく20mm単焦点を利用する価値があると言えるでしょう。
まとめ

中央は良好ですが、隅に向かって目に見えるパフォーマンス低下が発生します。ただし、これは絞りにより無視できる程度まで改善します。近距離の定型チャートと広角レンズの相性が悪いことを考えると、まずまず健闘している結果かなと。
広角レンズで解像チャートのような近接撮影をする機会は少ないと思うので参考までに。後日、遠景解像テストを実施予定です。
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