LesnumeriqueがニコンのZマウント交換レンズ「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」のレビューを掲載しています。
使って楽しい優れたレンズ
- 鏡筒の評価はとてもシンプルだ。とても頑丈で信頼性がある。デザインの仕上がりは実にエレガントだ。
- フォーカスリングのグリップ性や滑らかさは非の打ちどころがない。
- 370g、86mmの全長はZ 7と組み合わせてた時にバランスが取れている。FE35mm F1.4や35mm F1.4 DG HSMよりも小さいが、AF-S 35mm F1.8Gと比べて特に小さいと言う訳ではない。
- 中央フレームの絞り開放はシャープネスが低い。改善するためには少し絞る必要がある。レンズのポテンシャルが発揮されるのはF2.8以降であり、F2からパフォーマンスが伸び始めるのは少し残念だ。
- 四隅の絞り開放はさらに甘いがピークのパフォーマンスはZ 7の4500万画素を持ってしても優れている。フレーム全体で一貫したパフォーマンスとなるのはF5.6-F11の間だ。回折の影響はあるが最小絞りまで実用的である。
- 光学補正が適用されていると歪曲の兆候は無い。
- 周辺減光は絞り海部で目立つ。4段階の自動補正を適用可能だが、F2.8まで絞ると急速に減少し、F4で無視できる程度となる。
- 玉ボケは絞り開放の四隅で猫目状に変形し、玉ねぎボケの兆候が見られる。
- 大口径とZ 7の手振れ補正により低照度のパフォーマンスが高い。
- オートフォーカスは静かでとても高速だ。欠点があるとすればレンズと言うよりZ 7の問題だろう。
強み:良好なビルドクオリティ・優れた光学性能・防塵防滴・静かで高速なAF
弱み:古い35mmと比べてサイズの利点が無い・光学性能のピークがF2.8以降
NIKKOR Z 35mm F1.8 Sは使って楽しい優れたレンズだ。S-lineに相応しく、欠点を指摘するのは難しい。
とのこと。
Lesnumeriqueはやや辛口なレビューサイトですが、全体的な評価はとても良いようです。解像性能の傾向は他のレビューサイトと同様、中央はF2.8から、四隅のピークはF8前後となっていますね。4500万画素のNikon Z 7を使用したレビューですので、2400万画素のZ 6ならば開放の甘さは緩和されそうです。
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