このページでは一眼カメラ用交換レンズ「AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED」の情報を収集しています。
更新情報
- 2018-05-15:Camera Jabberが作例たっぷりでレビューを掲載しています。
- 2017.2.13:Photographylifeを参考サイトに追加しました
レンズの特徴
解像力 | 中央 ずば抜けた画質 四隅 中央ほどでは無いが良好 |
解像力のピーク | 中央 F2.8?F4.0 四隅 F2.8?F5.6 |
軸上色収差 | やや目立つ 1段絞っても残存 |
倍率色収差 | 問題無いレベル 2段絞ると僅かに改善 |
歪曲 | 糸巻き型 無視できるレベル |
コマ収差 | 僅かに発生 |
非点収差 | 問題ないレベル |
周辺減光 | 絞り開放で1段強の減光 1段絞ると半減 2段絞るとほぼ解消 |
逆光耐性 | 弱い |
AF | 速くないが正確 |
備考 | ナノクリスタルコート フッ素コート インナーフォーカス 電磁絞り Eタイプ 開放の四隅で玉ボケが大きく歪む |
レビュー・作例・参考サイト
作例
購入早見表
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | Yahoo | |
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED | 新品・中古情報 |
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ソフトケース CL-1218 | 新品・中古情報 |
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レンズキャップ82mm LC-82(スプリング式) | 新品・中古情報 |
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?レンズ裏ぶた LF-4 | 新品・中古情報 |
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バヨネットフード HB-79 | 新品・中古情報 |
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フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
型式 | ニコンFマウントCPU内蔵Eタイプ、AF-Sレンズ |
---|---|
焦点距離 | 105mm |
最大口径比 | 1:1.4 |
レンズ構成 | 9群14枚(EDレンズ3枚、ナノクリスタルコートあり、フッ素コートあり) |
画角 | 23°10′(FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) 15°20′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) |
撮影距離情報 | カメラへの撮影距離情報を出力可能 |
ピント合わせ | IF(ニコン内焦)方式、超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能 |
撮影距離目盛 | ∞?1.0m |
最短撮影距離 | 1.0m |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
絞り方式 | 電磁絞りによる自動絞り |
最大絞り | f/1.4 |
最小絞り | f/16 |
測光方式 | 開放測光 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 82mm(P=0.75mm) |
寸法 | 約94.5mm(最大径)×106mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約985g |
付属品 | ・82mmスプリング式レンズキャップ LC-82 ・裏ぶた LF-4 ・バヨネットフード HB-79 ・レンズケース CL-1218 |
紹介:ポートレートの新機軸誕生
「三次元ハイファイ」の設計思想を継承した美しいボケと自然な空間描写を維持しながら、高額性能を両立した新次元の大口径中望遠レンズ。これはピント面の解像力だけを追求するレンズと違って、ピント面からアウトフォーカスにかけての「奥ゆき」も重視している。
特に105mmという比較的長い焦点距離において、f/1.4という値は被写界深度が浅く大きなボケを得られるだけに「三次元ハイファイ」の重要性は高い。
開放から高い解像力で遠景をシャープに写し取り、点光源を歪みや滲みの少ない「点」として描写する再現性を誇っている。3枚のEDレンズを配置して効果的に色にじみを低減する事で、伝統の105mmという焦点距離でF1.4を実現。
また、従来のボディから力を伝える機械絞りから、電気制御による電磁絞り「Eタイプ」に切り替わっている。これにより、連写時における露出の安定性が向上している。
さらに定評のあるナノクリスタルコートでフレアやゴーストを抑えるとともに、フッ素コーティングにより前玉と後玉を保護してメンテナンス性を高めている。
競合レンズ
- AI AF DC-Nikkor 105mm f/2D
- AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D
- 105mm F1.4 DG HSM Art
- 135mm F1.8 DG HSM
- Milvus 2/135
- Apo sonnar T*2/135
- 135mm F2.0 ED UMC
- CREATOR 2.8/135mm
- Laowa 105mm F2 STF
海外の評価
PhotographyBlog:F2まで絞ると全体でシャープな画質
総評
解像力はF1.4において期待したほど良くはありませんが、F2まで絞るとフレーム全体で本当に鮮明な画質を得る事が出来ます。
色収差は最小限に抑えられており、口径食はF1.4であってもそれほど悪くありません。ボケは焦点距離と9枚絞りのおかげで素晴らしい効果を得ています。
D810と組み合わせると非常に大きく、非常に重いです。我々がD810で行ったテストではAFは速くて静か。そしてある程度の耐候性も持ち合わせています。
非常に高価な望遠レンズですが、あなたがこれを必要としているのであれば問題にはならないでしょう。
Photozone:解像力とボケを考えると納得の価格
描写
解像力はフレーム全体で非常に高く、我々のテスト機(D3x)よりも高い画素密度を持つセンサー用に設計されていることは明らかです。欠点として絞ると僅かにフォーカスシフトがあります。
色収差は非常に良好に補正されており、0.3ピクセルの小さな値を示している。
前後両方ともボケは美しく、玉ボケは綺麗に塗りつぶされます。口径食によって四隅の玉ボケは大きく歪みます。全体的に非常に気持ちの良いボケですが、背景のボケに色づき(軸上色収差)が見られます。これは大口径レンズでは典型的なものであり、F5.6まで絞るとほとんど解消されます。
大きな問題ではありませんが、絞ることで僅かなフォーカスシフトが確認できます。
総評
このレンズを前にして興奮しないことは難しいでしょう。解像力は絞り値を選ばずフレーム全体において顕著にシャープな画質です。この非常に高い解像力に加えて美しく滑らかで心地よいボケと組み合わされています。
この解像力と心地よいボケの組み合わせだけでも、この高価な価格設定に正当性を持たせることが出来るでしょう。その上で、非常に高いコントラスト、良好に補正された色収差、中程度で許容範囲の歪曲という性能を得ることが出来ます。しかし、周辺減光は非常に大きいです。
残念ながらAPOデザインではありませんので、大きく絞りを開けた状態におけるボケに色づきがみられます。
製品としての造りは抜群で、この価格帯におけるレンズとして期待に応えるもので強く推奨できます。
DxOMarkによるレンズスコア
- 総合評価は200mm F2Gと並んでニッコールレンズの中でも評価が非常に高いレンズ
- 従来の105mmモデルくらべて解像力の高さは顕著である
- 85mmの中望遠と比べても周辺描写などで105mm F1.4Eの優位性が高い
- その性能はサイズとトレードオフとなってしまっている
LensRentalsによるベンチテスト
端から端まで非常にシャープな描写で、ここ数年で登場したニコンのレンズとしては光学的に最高のものだ。
これは安価なレンズではないが、似たような光学性能を持つ多くのレンズ(直接的には言及していないがOtusなどだとお思われる)よりも安価。
更新履歴
- 2017.2.1:Photozone・PhotographyBlogのレビューを追加・一部抄訳しました。
- 2016.12.26:ルーマニアの写真家「Mircea Bezergheanu」のレビューを追加。85mm F1.4GやSP85mmなどとボケや解像力、色収差など細かい点でレビューされています。分かりやすい写真が掲載されているので、文が読めなくても参考になります。
- 2016.12.14:Flickr作例とDxOMarkのスコア・レビューを追加しました。ここ数年の中では非常に評価の高いレンズとなりそうです
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