- 2018.2.4:Photographylifeをレビューに追加しました。
- 2017.12.28:An image on sensorがコニカミノルタとの共同開発であることを示す特許があると発信しています。
データベース
作例
購入早見表
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | Yahoo | |
AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED | 新品・中古情報 |
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レンズソフトケース CL-1118 | 新品・中古情報 |
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レンズキャップ77mm LC-77(スプリング式) | 新品・中古情報 |
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バヨネットフード HB-83 | 新品・中古情報 |
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フィルター購入早見表
プロテクト | C-PL | ND | ソフト |
X-CAP |
レンズデータ
レンズ仕様
型式 | ニコンFマウントCPU内蔵Eタイプ、AF-Sレンズ |
---|---|
焦点距離 | 28mm |
最大口径比 | 1:1.4 |
レンズ構成 | 11群14枚(EDレンズ2枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートあり、フッ素コートあり) |
画角 | 75°(FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) 53°(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) |
ピント合わせ | RF(リアフォーカス)方式、超音波モーターによる オートフォーカス、マニュアルフォーカス可能 |
撮影距離目盛 | ∞?0.28m |
最短撮影距離 | 0.28m |
最大撮影倍率 | 0.17倍 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
絞り方式 | 電磁絞りによる自動絞り |
最大絞り | f/1.4 |
最小絞り | f/16 |
測光方式 | 開放測光 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 77mm(P=0.75mm) |
マウントアダプターFT1適否 | AF駆動可 |
寸法 | 約83.0mm(最大径)×100.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約645g |
付属品 | ・77mmスプリング式レンズキャップ LC-77 ・裏ぶた LF-4 ・バヨネットフード HB-83 ・レンズケース CL-1118 |
海外の評価
The Phoblographer:105mm F1.4Eとコレがあれば他に何も要らない
レンズの造りは全体的にしっかりとしているが、Milvus 35mm F1.4の金属外装と比べると劣っている。
オートフォーカスはD810との組み合わせで非常に高速だ。
ボケは滑らかでクリーミーだが、Milvus 35mm F1.4のようにより長焦点のレンズよりボケ量は少ない。私は35mmの方が好みだが、物語性を楽しむフォトグラファーならば28mmを好むかもしれない。
色収差と歪曲、その他の光学特性で特に問題となるものは無かった。
肌色が正確に出ないが、これはレンズの問題と言うよりもカメラが側の問題だろう。ニコンユーザーならばお馴染みの色再現だ。
シャープネスはこのレンズで本当に優れているポイントだ。シグマのように高いコントラストを使った解像感では無く、純粋な解像力を持っている。ツアイスほど立体感のあるマイクロコントラストと言うほどでは無いが、一部のカメラマンは2814Eの描写を好むかもしれない。
好き:素敵な画質、使いやすい、良光で良好なオートフォーカス、あまり重くない
嫌い:価格
このレンズで頭を悩ませる問題があるとしたら「Milvus 1.4/35」と同程度の価格帯であるということくらいだろう。
28mm F1.4Eはオートフォーカスに対応し、Milvusは画質や光学特性、そしてレンズの造りで秀でている。しかし、描写については画像編集によって対応できるため、多くの人が28mm F1.4Eを購入するだろうと思われる。
このレンズはシャープで、オートフォーカスはまずまずのスピード、素敵なボケとニコンらしい色描写を持っている。
多くの人は「AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G」との違いを歪曲以外で指摘出来ないだろう。しかし、それでも私はこのNIKKORが大好きだ。「AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED」とこのレンズがあれば、そらく他に何も要らないはずだ。
Focus Numeripue:躊躇うことなくオススメ出来るレンズ
- このレンズは比較的コンパクトだが、かなり重い。
- フォーカスリングは幅が広く使い心地が良い。回転角は中程度だ。
- このレンズの光学性能は非常に優れているが完璧では無い。絞り開放付近では中央と周辺部の解像力の差に開きがあり、これを改善するにはF4まで絞る必要がある。絞り込んだ後の解像力はフレーム全体が均質で非常に良好だ。
- Otus 1.4/28は絞り開放の均一性やシャープネスで少なくとも絞り開放の描写が優れている。
- 周辺減光はこのレンズにおける弱点の1つだ。これを解消するにはF5.6まで絞る必要があるだろう。
- 歪曲は広角レンズであることを考慮すると非常に良好だ。
この素晴らしいレンズは躊躇うことなくオススメできるレンズだ。絞り開放付近では周辺部解像力落ち込みや周辺減光そして口径食の影響が大きいが、光学品質はシャープでなめらか、特にF5.6~F11は非常に良好だ。
レンズは重いがグリップ性はとても良い。悪条件でも尻込みせず撮影できるだろう。
長所:デザイン・グリップ性・開放F値F1.4・一般的なレンズ動作・F5.6?F11までの光学品質・非常に低歪曲
短所:重い・絞り開放付近では中央2/3と周辺部の画質が乖離している・周辺減光
IMAGING RESOURCE
- 絞り開放から驚くほどシャープな中央解像力だ。四隅はソフトだが、これは広角・明るいレンズであることを考慮すると妥当な結果だろう。
- 絞ると四隅は非常にシャープとなりF5.6でピークに達する。大幅に絞り込まないと隅から隅までシャープとならない点には注意するべきだろう。
- ただし、これはレンズの個性でありシャープな中央画質と柔らかい隅の画質を併せ持つ夢のような高画質レンズだ。ソフトだが完璧にディテールが崩れている訳では無い。
- 色収差は四隅・絞り開放のどちらも優れた補正だ。僅かに倍率色収差が発生している。
- 周辺減光はF4まで絞ると無視できるレベルまで落ち着く。
- 歪曲はわずかに発生している。
ePHOTOzine:あらゆる面で優れた光学品質
- 645gは28mmのレンズとしてはかなり重めだが、D810との組み合わせではバランス良好だ。
- 幅の広いフォーカスリングはとても滑らかだ。
- オートフォーカスは最速を記録では無いものの、つねに正確に合焦する。
- 中央解像力はF1.4~F16の絞り値まで一貫して優れたパフォーマンスだ。この結果も見事なものだが、さらに四隅の解像力も中央と同程度でF1.4~F11まで優れている。F16ですらとても良好だ。
- 色収差は中央・端ともに極めて低い数値だ。実写で色収差を発生させるのはとても難しいだろう。高コントラストな部分における色付きも非常に少ない。ソフトウェアでの修正も必要ないレベルだ。
- 歪曲は-1.11%の樽型歪曲だ。このような大口径レンズとしてはとても控えめな数値だが、必要に応じてさらにソフトウェアで修正できる。
- 過酷な状況においてもフレアは実質的に問題無いレベルだ。コントラストの損失もゴーストの発生も無い。
- ボケは非常に滑らかで気に入っている。
- 28mmの競合レンズはとても多い。このレンズよりも安いレンズは存在するが、明るいレンズが必要な場合には似たような価格設定だ。
このレンズは大きく、比較的重く、そして高価だ。しかし、このレンズはあらゆる面で優れている。レンズの仕上がりは美しく、造りは完璧で、光学性能は満遍なく優れている。ニコンが理想的な光学品質のレンズを作り上げたことに間違はいない。そして、明るい絞り値と様々な用途に使うことが出来る焦点距離は非常に有用なレンズとなるだろう。
長所:優れたシャープネス、優れた色収差補正、フレアフリー、低和局、高品質なレンズの造り
短所:高価、AFはより速くなったはずだ、大型で重い28mm
PhotographyBlog:安くは無いが期待に応えるレンズ
- このレンズは645gとかなり重く、プロフェッショナルなグレードのNikon D750ですらフロントヘビーと感じる。
- この鏡筒から想像できるように、レンズの造りはとても良好だ。外装とフィルタースレッドはプラスチックのように見えるが、しっかりとした感触。
- 被写界深度指標はF11とF16しかない。
- オートフォーカスはNikon D750との組み合わせでとても静かで高速だ。高速だが瞬間的なフォーカシングではないのは確かだ。
- 色収差はうまく補正されている。
- 周辺減光は絞り開放で目立つ。F5.6まで絞ると完全に解消する。
- 解像力は絞り開放から良好で、F2まで絞るとさらに良好だ。F2.8~F11までの絞り値は優れた解像力に他ならない。F16まで絞ると若干低下するものの、まだまだとても良好だ。とても素晴らしいパフォーマンスと言えるだろう。
このレンズは風景やポートレート撮影において最高の画質を手に入れるための優れた広角レンズだ。絞り開放から高い解像力を発揮するレンズだが、唯一の問題は絞り開放の周辺減光だろう。
優れたレンズの造り、高速AF、滑らかなフォーカスリングは「重いレンズである」というデメリットがあるにもかかわらず、楽しく使うことが可能。
安いレンズでは無いが、確実にあなたの期待に応えるレンズとなるはずだ。
Lenstip:Otusと競り合う画質
- このレンズは大きくて重いことは明らかだ。シグマ「35mm F1.4 DG HSM Art」よりも大きく、Otus 28mm F1.4よりは小さい。
- 「日本製」のレンズだ。
- フォーカスリングはリブ付きで幅27mmの大きなものだ。これは滑らかに動きとても正確な調整が可能である。近接から無限遠まではおよそ160°の回転角を有している。
- E型の電磁絞りマウントであるため、古いボディとの互換性は限られている。
- 中央解像力は間違いなくとても良好だ。絞り開放から良好な画質を提供できる。さらにF4まで絞ると、48.8lpmmのピーク値に達する。この結果は我々が称賛した「AF-S 105mm F1.4E」より僅かに良好だ。
- しかし、フルフレームの端における結果は広角レンズではごく普通の結果だ。
- DXセンサーフレームにおける端のパフォーマンスは非難のしようがない。絞り開放から良質の基準である30lpmmを超えている。さらにF4~F8で40lpmmに達している。
- 唯一の弱点はFXセンサーサイズで絞り開放付近におけるフレーム端の画質だけだ。これは絞ると改善する。これはOtus 28mm F1.4における絞り開放の端の画質(30lpmm)よりも僅かに劣ることを意味している。しかし、Otus28mmは現代の24?35mmにおける最高クラスのレンズだ。このレンズよりも少し劣っていることが恥ずかしい事ではない。
- 解像力を総括すると、ここ最近テストしたニコンレンズとしてはベストなレンズの一つだ。AF-S 28mm F1.8よりは少なくともワンランク上のパフォーマンスである。ニコンには拍手喝采だ。
- 軸上色収差は完璧には補正されていないようだ。F2まで絞ってもなお僅かなボケの色づきを確認できる。これはニコンが使う古いEDレンズが収差の補正に役立っていない事を意味している。(他社では超低分散、蛍石、FLDなどを使用している)
- 倍率色収差は絞り開放でさえ0.05?0.06%ととても低い。実写においてこれを確認するのはとても難しいだろう。
- 球面収差の傾向はみられなかった。
- 歪曲収差はこのカテゴリのライバルと似たような性能だ。中でもこのレンズとOtusの結果が良好で、FXでは28mm F1.4Eが最も優れている。このパフォーマンスは間違いなく称賛すべきものだ。
- コマ収差はAPS-Cの四隅でさえF2まで絞っても確認できる。この結果は軸上色収差の次に弱点となるものだ。とは言え、Otus 28mmでさえコマ収差は存在し、28mm F1.8Gはさらに悪い点は留意しておくべきだろう。
- 非点収差は7.1%と中程度だ。
- DXにおける周辺減光は絞り開放からほぼ問題無いレベルだ。絞り開放でー0.80EVであり、F2?F2.8まで絞るとー0.24EV~-0.12EVにまで減少する。
- FXにおける絞り開放の周辺減光はー2.18EVと高い数値だ。しかし、F1.8GやOtusはさらに悪い結果である。つまりそれほど悪い結果ではない。F2まで絞るとー1.27EVにまで減少し、F2.8まで絞ればー0.64EVとなる。そしてF4~F5.6でほとんど問題では無くなる数値にまで減少する。
- このレンズの逆光耐性はOtusに続いてとても良好だ。ゴーストの抑制は完璧ではないにしろ、発生させるのは難しい。
- オートフォーカスはD3xに装着して近接から無限遠まで1秒ほどだ。D7000に装着した場合も同様の結果となった。これは「遅い」としか言えない結果だ。フォーカス速度は遅いが、フォーカス精度には問題が無かった。
- フォーカスシフトは僅かな後ピンの傾向を示したが調整できる範囲内だ。
長所:しっかりとした鏡筒、見事な中央画質、とても良好なDXにおける端の画質、まともなFXにおける端の画質、無視できる程度の倍率色収差、僅かな球面収差、歪曲収差の問題はない、中程度の非点収差、特に厄介ではないDXの周辺減光、良好な逆光耐性、静かで正確なAF
短所:AFが遅い、軸上色収差が少し大きすぎる、目立つコマ収差、FXで大きな周辺減光
F1.4?F1.8のレンズはニコンが積極的に開発しているカテゴリだ。それらはほぼ全て成功していると言う事が出来るものの、テストでは明らかに欠点もある。そして高い値札を正当化できないものだった。
しかし、ここ2年間で良くなっている。AF-S 105mm F1.4Eに続いて、ほとんど良好なパフォーマンスを見せるAF-S 28mm F1.4Eが登場した。
テストの結果、このレンズはOtus 28mm F1.4と渡り合う事ができると証明して見せた。さらにF1.8Gと比較した場合にはほとんど全てのカテゴリで上回るパフォーマンスを持っている。
この新しいレンズは完全無欠ではない。この価格帯のレンズとしては軸上色収差とコマ収差が期待を下回っている。しかし、絞り開放から絞った場合までの高い解像力はそれら欠点を補うに余りあるパフォーマンスであると言うのが我々の見解だ。
CAMERA LABS:Otusに匹敵、もしくは上回っている
- フォーカス精度は良好だ。40枚撮影してミスショットはなくとても良好だ。無限遠?近接までわずかな性能の変化しかない。およそ0.6秒でハンチングせずに合掌する。これはとても高速だ。
- AF作動音は静かだが、動画撮影中は僅かなノイズとクリック音が発生する。
- 無限遠から近接0.4mにピントが移動する時、画角に僅かな変化がある。これはおよそ4%と低いものだが、動画撮影をする場合には気を付けるべきだろう。
- 軸上色収差はOtusと比較して顕著だ。後ボケのグリーンより前ボケのマゼンダが目立つ。
- フォーカスシフトは確認できない程度だ。
- チャートテストでの中央解像力はF1.4から優れている。一方でFX/DXの四隅はF1.4で目に見えてソフトだ。これはF5.6まで絞らないと完全に改善されない。この問題が像面湾曲でないことは確認済だ。
- 無限遠を使った撮影でも中央の性能は同様だ。FXの四隅はとても良好だが、DXの四隅のみF2.0でも少しソフトだ。
- 周辺減光はF2.8まで絞らないとかなり目立つ。
- Otusと無限遠を撮り比べると、Nikonの方が僅かにシャープだがDXの四隅ではソフトだ。
- コマ収差はOtusの方が僅かに大きいが、コマ収差の色は自然だ。ニコンはマゼンダのハローとなってしまう。
- 広角レンズのボケは美しくないことが多い。しかし、このレンズは28mmの中でも最高のボケを生み出す。後ボケはOtusよりも少しソフトなボケ描写だが、ボケが色づいてしまう。
- 光源が中央付近にあると小さく弱いゴーストが発生する。逆光耐性はOtusよりも少し良好だ。
- 光芒は美しい。
まとめ
このレンズは2414Gと3514Gの中間に位置する高品質な広角レンズだ。Otus 28mm F1.4に近い、あるいはこれを上回る非常に優れた画質を実現している。
この画質はニコンのプログレードな品質・AFと相まって魅力的なレンズとなっているが、価格はおよそ2000ドルだ。
弱点はいくつかある。コントラストの高い部分において軸上色収差によるマゼンダのハローが発生する。これはF1.4~F2.0で確認できる。
そしてDX使用時の四隅においてソフトな描写であり少しがっかりする。これは中央画質との差が大きいと言うだけであり、四隅の性能はF1.4~F2.0でまだ良好だが、中央から四隅にかけて等倍でチェックすると不完全さが目につくだろう。
手ぶれ補正が非搭載だ。広角レンズにとってとても重要ではないかもしれないが、3600万画素以上のフルサイズセンサーや2400万画素のDXセンサーでシャープさを維持するのは難しい。特にダイナミックレンジを維持するために出来るだけ低感度で撮影するシーンでは手ぶれ補正が欲しくなる。
Otusとの比較:Nikonと比べて軸上色収差によるマゼンダのハローがほとんどない。そしてパープルフリンジの少ない高コントラストな描写だ。さらにフレーム全体で均一な性能を発揮し、これはDX時における四隅の画質でさらに差が開く。ニコンは中央解像力に僅かな利点がある。しかし、このレンズはマニュアルフォーカスであり、ニコンの2倍の重量でとても大きく、とても高価な5000ドルだ。それを考慮すると普段使いでオールインワンのNikon 28mm F1.4Eはより良い選択肢に見える。
Nikon・SIGMA 24mmとの比較:どちらのレンズもとても優れた画質を実現している。2本の24mmは28mmよりもコマ収差が大きい。そして28mmよりもDXセンサーの四隅でパフォーマンスの低下が顕著だ。さらに中央画質とボケ味は28mmに敵わない。画質を重視し、焦点距離がやや伸びて構わないのであれば、28mmがオススメだ。
28mm F1.8Gとの比較:F1.4Eよりも非常に安価で軽量なレンズだ。光学性能的にはF1.4Eに匹敵するものでは無く、絞るとフォーカスシフトが発生する。そしてFXの四隅では強いコマ収差が発生し、軸上色収差は大きめだ。
結論
このレンズは電磁絞り、フッ素コーティングを施され、そして24mmや35mm F1.4よりも優れている。軸上色収差は発生し、DXの四隅でやや甘いが全体的に見ると非常に高レベルだ。
中央の優れた解像力、ソフトなボケ味、フレアやゴーストに強く、信頼性のあるAF、適度な大きさと重量のある堅牢な鏡筒はとてもオススメ出来るレンズだ。その価格に見合うだけの価値はる。
良い点:F1.4と28mの焦点距離、中央の広い部分で優れているシャープネスとコントラスト、良好なフレア・ゴースト耐性、ボケ、僅かな歪曲
悪い点:高価、軸上色収差、DX四隅の画質、手ぶれ補正非搭載
競合レンズ
AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
焦点距離 | 28mm |
---|---|
最大口径比 | 1:1.8 |
レンズ構成 | 9群11枚(非球面レンズ2枚、ナノクリスタルコートあり) |
撮影距離目盛 | ∞?0.25m |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.21倍 |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |
最大絞り | f/1.8 |
最小絞り | f/16 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 67mm(P=0.75mm) |
寸法 | 約73mm(最大径)×80.5mm |
質量 | 約330g |
手頃な価格でナノクリスタルコートを採用しているF1.8G系の単焦点レンズです。軽量なレンズでもあるのでフットワークを生かした撮影の時にはこちらの方が使いやすいですね。天体写真用としてはコマ収差が大きいのでちょっと使いづらい面を見せるかもしれません。国内の一部レビューではピントが合いづらいと言ったコメントを散見しますが、海外の評価としては概ね良好のようです。
AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
焦点距離 | 24mm |
---|---|
最大口径比 | 1:1.4 |
レンズ構成 | 10群12枚(EDレンズ2枚、非球面レンズ2枚、ナノクリスタルコート) |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.18倍 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
絞り方式 | 自動絞り |
最大絞り | f/1.4 |
最小絞り | f/16 |
測光方式 | 開放測光 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 77mm(P=0.75mm) |
マウントアダプターFT1適否 | AF駆動可 |
寸法 | 約83mm(最大径)×88.5mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約620g |
14-24Gと同じく広角レンズの中では人気の高いレンズですね。絞り開放におけるコマ収差はやや目立ちますので、2818Gと同じく天体撮影用として使うのであればちょっと絞って使う必要があります。とは言うものの、競合するシグマ「24mm F1.4 DG HSM」のコマ収差もそれなりに目立ちますので、このクラスとして収差が大きいわけではありません。
24mm F1.4 DG HSM|A
レンズ構成 | 11群15枚 |
最小絞り | F16 |
フィルターサイズ | φ77? |
画角 | 84.1° |
最短撮影距離 | 25cm |
最大径 × 全長 | Φ85mm × 90.2mm |
絞り羽根枚数 | 9枚 (円形絞り) |
最大倍率 | 1:5.3 |
重さ | 665g |
シグマには28mmのグローバルヴィジョンシリーズがありませんので、24mmか35mmのF1.4が最も近い画角の単焦点レンズとなります。(古いEXシリーズには28mmが存在する)。2414Gや2814Eと比べて非常に安価であり、2414Gと比べて解像力は高いので風景撮影には適しています。一方でコマ収差は2414Gと同じくそれなりに目立ちますので少し絞る必要があるでしょう。さらに、周辺光量の減光が目立ちますので自動補正の適用できないこのレンズは後処理あ必要な場面が多くなるかもしれません。それを考慮しても価格と解像力は魅力的。
更新履歴
- 2017.9.20:The Phoblographerをレビューに追加しました。
- 2017.9.8:Focus Numeripueを参考サイトに追加しました。
- 2017.8.3:The Phoblographerを作例に追加しました。
- 2017.7.18:ePHOTOzineを参考サイトに追加しました。
- 2017.7.16:フォトヨドバシを作例に追加しました。
- 2017.7.11:価格.comレビュー、PhotographyBlogを参考サイトに追加しました。
- 2017.7.7:PHOTOHITO・Flickrを作例に、Lenstipを参考サイトに追加しました。
- 2017.6.30:KASYAPAの作例を追加しました。
- 2017.6.27:DPREVIEW作例2を追加しました。
- 2017.6.23:作例にPhotographyBlogを追加しました。
- 2017.6.22:作例にePHOTOzineを追加しました。
- 2017.6.1:作例にDPREVIEWを追加。
- 2015.5.31:画像リークが国内の情報サイトにて発信されています。どうやらナノクリスタルコートは採用されているみたいですね。
(追記)公式発表がありました。購入先はJANコードに修正済みでキタムラではすでに確認ができます。サジタルコマフレアを抑えた設計らしいですので天体撮影などで活躍が期待できそうですね。 - 2017.5.29:そろそろ出そうな気配となってきましたので、公式発表はまだありませんがひとまずページを作成しました(まだ登場するかどうか判明していません)。今後、このレンズに関する情報はこのページにて集約してゆきます。
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