月へ旅するカメラ
スマートフォン
そもそも論としてだデジカメ使わなさそう。
それに物を打ち上げる重量のコストは「1Kg=100万円(内閣府宇宙戦略室 平成25年)」らしいので軽いほうが良いよね。
と言う訳でスマホでOK
と言うと今回のテーマ的に話が終了してしまうので…、それじゃあスマートフォンの中でもカメラ機能が良いのはどれだ?
カメラ性能だけで言うと、フランスの評価サイト「DxOMark」ベンチマークテストによると…
- HUAWE P20 Pro
- iPhone XS MAX
- HTC U12+
- Galaxy Note 9
- Xiaomi Mi MIX 3
と言った感じ。
ZOZOの社長は「iPhoneユーザー」らしいので、ベストを尽くすとしたら、やはり最新モデルの「iPhone XS MAX」でしょうか。
HUAWEI P20 Proや新型HUAWEI Mate 20も面白そうな選択肢ですが、色々とネガティブな話があったり、絵作りに癖があるのでやっぱりiPhoneですかね。とは言え、P20 ProやMate 20 Proはトリプルレンズ(望遠・広角・超広角)を備えているのでズームを多用するなら面白い選択肢。
ちなみにiPhone専用の外付け1型センサーカメラ「DxO One」なんて選択肢も面白そう。ただし、メーカーは既に破産申請していたはず。先行きはかなり怪しい。
そういえばキヤノンが去年のCESで面白いコンセプトカメラを展示していましたね。あれもiPhoneにくっつきそうなカメラだったはず。あれが実現するなら、あれで良さそうですが、その後の進展をとんと聞かなかったり。
カメラマン
正直に言うと、この選択肢が一番無難じゃないですかね。
餅は餅屋。
ZOZOや社長がイメージしている画があるならば、適切な機材、撮影手段、撮影方法、ライティング知識がある専門家に任せるのが一番。
月に連れて行くアーティストの一人をフォトグラファーでセッティングしておけばいい写真撮ってくれそう。
インスタントカメラ
チェキとか良いんじゃないですかね。
あの世界の歌姫も使っているらしい。
このデジタルなご時世だからこそ、一期一会なシャッターチャンスにコピーが難しいチェキ。(実を言えばデジタルなチェキも登場している)
マイバッハにチェキ。
プライベートジェットにチェキ。
クルーザーにチェキ。
そして宇宙船にチェキ。
当然ながらTwitterやInstagramでのシェアは難しい。
オーダーメイド
プライベートジェットを用意するくらいなので民生品には目を向けず、自分だけのカメラを作っちゃいそう。
製作を依頼するとしたら…やっぱり宇宙絡みのカメラメーカーが楽しそう。なんたって月に行くのですし。
- キヤノン:日本最大手の一眼レフメーカー。初心者でも分かりやすく、使いやすい操作性。実は宇宙ビジネスにも参入している。
- ニコン:キヤノンの次に有名なメーカー。NASAが宇宙に持っていくカメラを作っているところ。ここ最近もD5を53台納品。
- ソニー:デジタル世代の寵児。宇宙ビジネスに参入してJAXAと色々やってる。ISS船外からα7S IIで4K動画撮影に成功。
- フジフイルム:月周回衛星「かぐや」の宇宙用レンズを作ったメーカー。
- オリンパス:JAXA宇宙飛行士がISSで使ったカメラメーカー。医療機器メーカーらしく航空宇宙関連の機材を販売している。
- パナソニック:小惑星探査機「はやぶさ」関連の電池とか宇宙船内のLEDを作っているところ。
- コシナ:流星観測カメラ「メテオ」用レンズを作ったところ。しかし残念ながら、デジタルカメラは作ってない。
- ハッセルブラッド:過去にNASAへカメラ機材を納品していたメーカー。今はどうなんでしょう?
こうやって見ると結構多いですね。他にもリコーとかも微妙に絡んでいるのですが地味だったので割愛。
そのまま月へ持っていくならNikon D5あたりでしょうか。作ってもらうならキヤノンやソニーが楽しそう。
管理人のイチオシ:RICOH THETA V
なんと電源を入れてポチポチするだけで360度の撮影が出来ちゃうカメラ。操作が簡単な上にポケッタブル。
そして重量121gと軽量なのでそこらへんのスマホより軽い。重量にかかる打ち上げコストは12.1万円とリーズナブル。
このカメラを中心とした「360度の空間を写し撮る」ので、これを宇宙で使ったらどんな写真が撮れるのか胸熱。船外で本人と月や地球とのツーショットとか凄いと思うのだけど、たぶん宇宙船の外には出ないよね。そもそも論としてTHETAが壊れそう。
TwitterやInstagramなどの主要なSNSで360度画像に対応していないのが残念。(FacebookやYouTubeは対応)次世代通信回線「5G」が主流となればもう少しすそ野が広がるような気がするものの、もう少し時間はかかりそうですねえ。
ただ、THETAの主戦場はどちらかと言えばB to Bへ移行しつつある。不動産屋さんのみならず、中古自動車屋さんが車内の様子を撮影するのにも使っていたり。開発リソース不足なのかコンシューマーモデルのリニューアルやインタフェース改善のスピードは遅かったりする。
VR
「THETAと言わず、VRでリアルタイムなライブ配信の公開で地球のみんなも追体験できるのでは?」と気が付いたものの、既にイーロン・マスク氏が昨年の秋ごろにツイートしていたようです。映像関連はSPACE X側で何かやりそうな雰囲気。
Moon mission will be livestreamed in high def VR, so it’ll feel like you’re there in real-time minus a few seconds for speed of light
? Elon Musk (@elonmusk) 2018年9月18日
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