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カメラ機材の栞 Vol.2 ARTCISE 2.6万円の40mm径カーボン三脚 CS90C

日々の増えてゆくカメラ関連機材の中で、個人的に気になる商品の特集記事。第二弾の今回はARTCISEの40mmパイプ径 カーボン三脚「CS90C」をピックアップ。(更新:購入したのでインプレッションを追記)

ARTCISE CS90C

  • ブランド:ARTCISE
  • 製品名:CS90C
  • 用途:カーボン三脚
  • 価格:26,880
  • 主なスペック・特徴:
    ・最大高:169cm
    ・最小高:13cm
    ・パイプ径:40mm/36mm/32.5mm/29mm
    ・材質:東レ製 カーボンファイバー
    ・最大荷重:40kg
    ・自重:2.27kg
    ・ロックナットは金属製
    ・一脚にもなる
  • 付属品
    ・三脚ケース
    ・マジックアーム
    ・六角レンチ×3
    ・スマホグリップ
    ・スパイク×3

ポイント

ここが良さそう

  • 40mm径の大型カーボン三脚
  • 付属品多数
  • スペックを考慮すると激安

ここが気になる

  • センターポールは付属しない
  • 謎のブランド

一般的にパイプ径の大きな三脚と言ったら32mm前後だと思いますが、この三脚はなんと40mm径。4段の最も細い脚でも29mmあるのだから凄い。公称値の耐荷重40kgはあまりアテにしていませんが、40mm径なりの耐荷重を期待できるのではないかなと。これで2.7万円と驚異の安さ。最近は安いカーボン三脚も増えてきましたが、ここまで安いのは異例中の異例。さらにマジックアームやスマホグリップ、三脚用スパイクも付属しているのだから驚き。

ARTCISEは深センを拠点するメーカーで、日本国内で入手する場合はAmazonの直販店を利用するか、AliExpress.comで見つけることが出来ます。雲台のデザインはRRSライクで、三脚のデザインはLeofotoと酷似。LeofotoのOEMなのか、それともデザインが似ているだけなのかは不明。少なくとも脚のカーボン素材はどちらも東レのカーボンファイバーを使用しています。

カメラやレンズのテスト用にコスパの良い大きな三脚を検討していたので個人的に興味津々。おそらくそのうち買うと思います。ちなみに、1万円ほど高くなるものの、ハーフボールに対応した40mm径システムカーボン三脚があります。一脚にする必要が無く、直径が大きくなってもいいならシステムカーボンを購入するのも一つの手ですねえ。

購入早見表

ARTCISE CS90C
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo

買いました

宣言通り購入しました。
40mm径だけあって36mmや32mmの三脚が細く見えてしまう不思議。全体的な質感は「思っていたほど悪くない」と言ったところで、細かい粗探しをするとLeofotoと比べて見劣りする部分があります。例えば、緩めたり固定したりするロックナット回転量が多かったり、脚を伸ばす際の滑らかさが少し物足りなかったり、脚を閉じる際に内側へ行き過ぎてしまったり、などなど。

三脚として実用面から言及すると、Leofotoと比べて剛性が少しだけ劣るように感じます。本当に僅かの差で、並べて比較してみないと判断がつかない程度。価格を考えたら許容できる範囲内だと思います。

石突は3/8型のネジで、浸水防止用のシーリングあり。悪くない石突ですが、三脚の根本についている回転防止用のプラスチックパーツ(ロックナットを緩めて取り外す際に現れる)が破損しやすそう。

同価格帯のLeofotoと比べてどちらを買うべきか?
パイプ径にこだわりが無ければLeofotoのほうがおススメです。40mmカーボンも魅力的ですが「足が太いだけ」という印象もあり、強くおススメはしません。三脚として安定感を追求するのであれば、パイプ径にこだわるよりはストーンバッグを取り付けて、しっかりと固定したほうが良いのかなと。幸いにもArtciseにはストーンバッグも付属するので、オールインワンで買ってしまいたいのであればArtciseを選んでみるのも一つの手。

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