カメラ機材の栞 Vol.6 JJC フィルター付きロケットブロア

日々の増えてゆくカメラ関連機材の中で、個人的に気になる商品の特集記事。第六弾の今回はJJCの「フィルター付きロケットブロア（仮）」をピックアップ。

フィルター付きロケットブロア（仮）

ブランド：JJC

品名：JJC 強力ブロアー

用途：メンテナンス用ブロアー

価格：￥2,399

主なスペック・特徴：
・予備フィルター5枚付属
・ブロア台兼減圧プロペラ付属

カメラ用のブロアと言えばどれも似たような外観・用途の製品が多い中、JJCのブロアが目に留まったのでピックアップ。

ポイント

ここが良さそう

フィルター付きブロアとしては低価格
フィルターカバーはマグネット式
予備フィルター5枚付属
スタンド付き
謎の減圧プロペラ

ここが気になる

通常使用時はスタンドを外す必要あり

差し込み式のブロア台が付属しているうえ、そのまま使用することで減圧しつつ使用可能となっています。役に立つかどうか不明ですが、減圧に作用すると思われる謎のプロペラ付きの個性的なデザインですね。さらに空気の取り込み口には小ゴミを吸い込まないようにフィルター対応。このようなタイプのブロアーとしては手ごろな価格であり、特にフィルター付きはイメージセンサーなどのメンテナンス時に安心できそうです。

ハンズオン

というわけで実物。商品画像通り、ロケットのような外観のユニークなブロアーですね。ブロア本体は大部分がシリコン製で、ノズルの根本とフィルター部のみ樹脂製となっています。台座は全体的に樹脂製。

台座には減圧用と思われるプロペラがあり、実際に使用時は回転します。通常時と比べて風圧はかなり弱くなるので、この機能がどのような形で役に立つのか不明。まぁ、選択肢が多いに越したことはありません。

台座を取り外すとショートノズルのブロアになる。使い勝手は一般的なショートノズルのブロアと同程度。風圧も一般的ですが、吸気口にフィルターがあるので通常のブロアーよりも空気を取り込むスピードが遅い。このため、連続して風圧を当てたい場合はフィルター無しのブロアと比べて不利となります。

フィルターカバーはマグネット式。小さい割には磁力が強く、簡単に脱落するようには見えません。引っかかる部分も少ないので、特に問題は無さそう。カバーを外すと小さなフィルターが入っているので、目詰まりしたり、汚れたりした場合は予備のフィルターと交換すると良いでしょう。

管理人の感想

カメラ用のブロアーとしては少し高価ですが、フィルター付きとしては手ごろな価格設定。さらに減圧機能付きのブロアー台や予備フィルター5枚などを考慮すると価格に見合う価値はあるのかなと感じました。ただし、基本的にはショートノズルのブロアーなので、フランジバックの長い一眼レフのセンサーには適していないかもしれません。